2020年7月6日[1]
No.8781: natura WATTA レモンサワー / オリオン
なちゅらわった れもんさわー / おりおん
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オリオンチューハイ WATTA に、派生ブランド natura WATTA(ナチュラ ワッタ)が誕生。
発売日は、6月22日。
グラスに注いだ液色は、軽く濁りのある薄黄色。
細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、適度なフレッシュ感を伴い、コクのありそうなレモン香。
ピュアであるがゆえ、アルコール臭もしっかりと感じられる。
味は酸味が非常に尖っており、甘味はほのか。
果汁を搾って作ったレモンスカッシュのような口当たりで、アルコール感は弱い。
飲み進めると、酸っぱさがどんどん蓄積されるようで、
口中が少しヒリヒリとしてくる感じがある。
アルコール分4%。果汁5%。香料・人工甘味料・人工着色料 すべて無添加。沖縄県産マイヤーレモン果汁由来エキス使用。
原材料名:レモン果汁、レモンウォーター、マイヤーレモンエキス、ウォッカ、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)
/炭酸、酸味料、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶裏に、次の説明文がある。
余計なものを加えず、レモン本来の自然なおいしさを。
防腐剤・ワックスを一切使っていない良質なレモンを皮ごと搾ったストレート果汁を使用。
ほどよい甘味を持つ沖縄県産マイヤーレモンのエキスを加え、まろやかな味わいに仕上げました。
人工の添加物を加えていないからこその荒削り感というか、
むき出しの押しの強さがあって、レモンサワーにしては若干飲み疲れる感じもなくはない。
今回、レモンサワー1種の発売だが、今後このブランドをもっと発展させていくのだろうか。
それとも、レモンだけで終わりなのだろうか。コストの掛かりそうな製品なので、
多種展開は難しいだろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2020年7月6日[2]
No.8782: ガラナエール / 北海道麦酒醸造
がらなえーる / ほっかいどうびーるじょうぞう
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先月、近所のLAWSONで北海道フェアのようなものが行われ、そこで入手したもの。
北海道麦酒醸造がつくる「ガラナエール」という発泡酒である。
グラスに注いだ液色は、濃いめの黄金色。麦茶程度の色。
ガラナということで、勝手にコーラみたいな深い黒色を想像していたのだが、
この見た目はほぼビールである。泡もほぼ白色でやや粗く、勢いよく注ぐと盛り上がるが、泡持ちは良くない。
香りは、ガラナが最前列に出て、そのすぐ脇にビールのホップ香が、
そしてだいぶ引っ込んだところにモルト香がある。即ち、それぞれの素材がちゃんと存在を示していて、
ビールらしさがしっかりある。
味は、甘味が非常に強い。ガラナ飲料を思わせるべたっとした甘さで、これがかなり口に残る。
同時にビールっぽい苦味もあるのだが、強い甘味の陰に隠れてしまっている。
バランスは良くない。飲み込んだ後に、ふわっと麦芽の風味が感じられるのが救い。
アルコール分5%。麦芽使用率25%未満。
原材料名:麦芽(ドイツ、イギリス産)、ガラナエキス、ホップ、糖類(果糖ブドウ糖液糖、砂糖)、スピリッツ
/酸味料、香料。
焙煎麦芽を使っているとのことだが、残念ながらロースティな香りは感じられなかった。
ビアカクテルとして考えても甘味が強すぎ、ビールらしさが足りない。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月7日[1]
No.8783: ほろよい 冷やしパイン <限定> / サントリー
ほろよい ひやしぱいん <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の夏限定「冷やしパイン」。発売日は7月6日。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いイエローグリーン。
非常に細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、しっかりと濃いパイン香。トロピカルで甘さたっぷり。酸も効いていそう。
味は香りの印象どおり、甘酸っぱい。やはりコクは乏しく、ジューシー感がない。
その分、爽やかというか、スッキリとした飲み口になっている。
アルコール分3%。果汁1%。
原材料名:パイナップル、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、紅花色素。
パインの甘酸っぱさが心地よい、夏にぴったりのさわやかな味わいです。
ぜひ冷やしてお楽しみください。
昨年の製品 から中身は変わっていないようである。
毎年初夏の限定品として定着しており、一定のファンをつかんでいるものと思われる。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月7日[2]
No.8784: 軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA / ヤッホーブルーイング
かるいざわびーる くらふとざうるす ぶらっくIPA / やっほーぶるーいんぐ
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昨年も出ていたヤッホーブルーイングの季節限定商品「軽井沢ビール クラフトザウルス」シリーズの「ブラックIPA」。
グラスに注いだ液色は、ほぼ漆黒。泡はカフェオレ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちも良い。
香りは、ブラックではない普通のIPAみたいに、鮮烈なホップ香が感じられる。
ロースト香はほぼ感じない。とても甘く、トロピカルな香りである。
味は苦味が非常に強い。こってりした甘さも伴うが、何せ苦味のインパクトが強すぎて、
甘さの広がりを感じない。ブラックらしい要素がやはりあまり感じられないが、
時間が経って温度が上がってくると、エスプレッソのような焦げ感が出てくる。
さらに甘味が増し、妖艶な味わいに変わる。
但し、飲み込んだ後には、非常に収斂性のある苦味が舌奥に残っている。
アルコール分6.5%。原材料名:大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ。
製造者:株式会社ヤッホーブルーイング、
長野県軽井沢町長倉2148。
軽井沢から始まるビールの革命記。クラフトビールの異次元体験へ。
ブラックの概念を覆す衝撃。麦芽のロースト香とホップの爽やかさが時空を超えて融合する。
誰も知らなかった軽井沢の時間がはじまる。
「クラフトザウルス・ブラックIPA」で、暗闇の大地を切り裂く未知の味わいを体験してください。
最初のアロマの立ち方も、口に含んだ最初に感じるフレーバーからも、ブラックらしさをほぼ感じないが、
その後時間を追ってロースティな味わいが顔を出す。
昨年飲んだ製品と、中身は変わっていないようである。
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ビール
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2021年7月8日[1]
No.8785: −196℃ メロンソーダパンチ <限定> / サントリー
まいなす196ど めろんそーだぱんち <げんてい> / さんとりー
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ファミリーマート限定商品である −196℃「メロンソーダパンチ」。
発売日は、7月6日。
グラスに注いだ液色は、鮮やかな緑色。
昔ながらのメロンソーダのように、非常に毒々しく人工的な色だ。
香りも、昔ながらのメロンソーダを思わせる、かき氷のシロップみたいな甘さ。
果物のメロンではまったくない。
味は見た目のとおり濃く、べたっと甘い。まさにかき氷のシロップのよう。
アルコール感も弱いようでいてしっかりある。
アルコール分7%。糖類ゼロ。レモン浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、メロン蒸留酒、レモン/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
黄色4号、青色1号。
缶には "MELON PUNCH" とあるが、カタカナでは「メロンソーダサワー」と書かれている。
ファミマのサイトによると、商品名としては「メロンソーダパンチ」と紹介されており、
昨年までと一緒である。
ただ、缶に "NEW" の文字があるように、昨年までのアルコール8%から、今年は1度下がって7%になった。
理由はわからないが、この甘ったるい味には、アルコールが強すぎない方が良いとの判断なのだろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月8日[2]
No.8786: サッポロ黒ラベル STAR JAM SESSION キャンペーンデザイン缶 / サッポロ
さっぽろくろらべる すたー・じゃむ・せっしょん きゃんぺーんでざいんかん / さっぽろ
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コンビニエンスストア限定企画 サッポロ黒ラベル「STAR JAM SESSION」キャンペーンデザイン缶。
発売日は、6月21日。
対象のコンビニチェーンは
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ミニストップ、KGC、JR東日本リテールネット、
セイコーマートとなっている。
なお、中身は通常の 黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
この企画について、ニュースリリースに説明があるので、そのまま引用させて頂く。
このキャンペーンは、特設サイトのゲームをクリアすることで獲得できるポイントに応じ、
抽選でAnkerのモバイルプロジェクターなどが当たるキャンペーンです。
同デザイン缶の缶体に貼付されている2層式シールの2枚目に印字されたQRコード及びシリアルナンバーで、
インターネットに接続できるデバイスから応募することができます。
特設サイトから参加できるゲームでは、人気アーティストである「LUCKY TAPES」との書き下ろしコラボ楽曲を使用しています。
サッポロさんは継続的にこういったキャンペーンを打っており、そのお陰かどうかはわからないが、
最近、若者の間で黒ラベル人気が上がっていると聞く。CM「大人エレベーター」シリーズも好評で、
むしろあのCM効果が大きいのであろうか。
日本のビール市場を支えてきたこのような製品が、若い世代に飲み継がれていくのはうれしいことである。
黒ラベルはオジサンの飲むダサいビールではなく、大人のカッコいい飲物というイメージの確立に成功していると言える。
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ビール
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2021年7月9日[1]
No.8787: ザ レモンクラフト 極上レモン / アサヒ
ざ れもんくらふと ごくじょうれもん / あさひ
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これまでコンビニエンスストア限定商品であった アサヒ「ザ レモンクラフト」がこの度リニューアルし、
販売チャネルも7月6日から全業態へと拡大された。早速、食品スーパー等の店頭にも並ぶようになった。
通年2種あるうち、まずは「極上レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのり黄色っぽく濁りがある。
注いでいる時、見た目炭酸は強くなさそうだが、その後は細かな気泡が少量立ち昇っている。
香りは、とてもフレッシュで揮発成分の多そうなレモン香である。
ボトルに鼻を近づけて嗅げばもちろんのこと、グラスに注いでみても、鮮烈さは生きている。
味は香りの印象どおりシャープな酸味が強い。レモンを搾ったばかりのようだが、
もちろんレモン汁だけのような刺激ではなく、かなりジューシーでボリューム感のある酸味と苦味。
そこに甘さがプラスされているから、かなり分厚い味わいである。
果汁1%。アルコール分7%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモンスピリッツ、レモン果汁、レモンエキス、レモンピールエキス、
ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
アサヒ社のニュースリリースでは、リニューアル内容につき、次のように説明されている。
今回のリニューアルでは原材料の一部を見直し、香りと味わいを強化することで、
従来以上のおいしさをお楽しみいただけるようになりました。
私は以前から時々コンビニで購入し、飲んでいたから、味に非常に馴染みがあるのだが、
リニューアルによる変化は、まったくわからなかった。以前から完成度の高い製品だからであろう。
このシリーズが最初に登場したのは、昨年(2020年)4月に、セブンイレブン限定商品としてであった。
その半年後の10月に、全コンビニへと拡大され、今回ついにコンビニ以外にも開放された。
レモンサワーブームを背景に、着実に出荷量を増やしている。
リピーターの一人として地味に有り難いと感じているのは、やはりリキャップできる(残ったら蓋をして保存できる)点であるが、
24時間経って翌日飲もうとすると、かなり炭酸が弱まっているのも事実。開けた日に飲みきってしまう方がいい。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月9日[2]
No.8788: スーパードライ オリパラ応援(イオングループ限定)デザイン缶 / アサヒ
すーぱーどらい おりぱらおうえん(いおんぐるーぷげんてい)でざいんかん / あさひ
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先日、アサヒスーパードライ TOKYO 2020 デザインの ダイエー限定缶 を掲載したが、
実はその時にこの缶も一緒に入手していた。
「東京2020オリンピック・パラリンピックを応援しています!」の文字があり、
大会エンブレムとともに、Baseball(野球)、Football(サッカー)、Wheelchair Tennis(車椅子テニス)
のピクトグラムが描かれている。
先日の掲載時同様、
缶ビールラベル展示館 さんを訪問して、
掲載情報 を確認してみると、
本品は イオン限定 である旨が記されている。
私が入手した スーパーダイエー は、イオングループなので、
この缶と、先日掲載した ダイエー限定缶 が並べて売られていたわけである。
中身については、こちらももちろん通常のスーパードライなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
さらりとした飲み口、キレ味さえる、いわば辛口の生ビールです。
他にも色々なチェーン限定缶が出ているようであるが、すべてを追うことは到底無理。
当サイトは味のレビューが主目的なので、パッケージのバリエーションについては、
缶ビールラベル展示館 さん等のサイトにお任せしよう。
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ビール
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2021年7月10日[1]
No.8789: ザ レモンクラフト グリーンレモン / アサヒ
ざ れもんくらふと ぐりーんれもん / あさひ
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これまでコンビニエンスストア限定商品であった アサヒ「ザ レモンクラフト」がこの度リニューアルし、
販売チャネルも7月6日から全業態へと拡大された。早速、食品スーパー等の店頭にも並ぶようになった。
通年2種あるうち、昨日既に 極上レモン を飲んでいるので、
今日はもう一方の「グリーンレモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに濁りがある。
注いでいる時、見た目炭酸は強くなさそうだが、その後は細かな気泡が少量立ち昇っている。
香りは、昨日飲んだ 極上レモン 同様、非常にシャープなレモン香が立っている。
酸が強そうである。香りの系統は一緒だが、気のせいか、こちらのほうがより一層シャープな感じがある。
味はとにかく酸味が強く、甘味はほとんど感じない。
ボトルを見ているからそう感じるのか、まだ青いレモンのような青臭さが少しある。
飲み進めると、ヒリヒリする酸が口中に蓄積される。
果汁1%。アルコール分7%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモンスピリッツ、レモン果汁、レモンピールエキス、レモンエキス、
ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
昨日飲んだ 極上レモン に引き続き、こちらもどこがどう変わったのか、よくわからなかった。
リニューアル後ももちろん、みずみずしい酸味とシャープなキレは健在だから、ファンとしてはありがたい。
ただ、私の個人的好みでいうと、通年2種よりも、今年春に出された
期間限定 地中海レモン(青缶)
がシャープでありつつ味に厚みもあるので好ましく、通年品に昇格させてほしいと思っている。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月10日[2]
No.8790: サッポロ黒ラベル 名馬コレクション NARITA BRIAN / サッポロ
さっぽろくろらべる めいばこれくしょん なりたぶらいあん / さっぽろ
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デザイン缶の多い サッポロビールなので、店頭で見かけても特に驚きはないのだが、
見つけた以上は購入しなくては。ということで、先日ファミリーマートで発見した、
サッポロ黒ラベルの「名馬コレクション」なるシリーズ(と思われる)の1本。
缶には、馬のイラストとともに NARITA BRIAN(ナリタブライアン)
の名前がある。さらに、
「第45回朝日杯3歳S 1993.12.12」「第54回皐月賞 1994.4.17」「第61回東京優駿 1994.5.29」「第55回菊花賞 1994.11.6」
「第39回有馬記念 1994.12.25」と、おそらく勝利したであろうレース
(私は競馬にまったく興味がないので、その辺りの知識は皆無)が誇らしげに書かれている。
ナリタブライアンという名前くらいは聞いたことがあるが、四半世紀以上も前の栄光が未だに語り継がれるとは、
いかに卓越した名馬であったかが、門外漢にも伝わる。
サッポロ社の発売情報などを検索してみても、これがいつどのチャネルで発売されたのか、まったくわからないのだが、
私と同じようにファミマで見つけたというブログやツイッターなどが見受けられる。
なお、中身は通常の黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
今後もこういったデザイン缶に遭遇すれば、その都度購入していきたい。
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ビール
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2021年7月11日[1]
No.8791: ROKKO BEER HAZY SESSION IPA / 六甲ビール醸造所
ろっこうびーる へいじー せっしょん あい・ぴー・えー / ろっこうびーるじょうぞうしょ
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神戸の 六甲ビール醸造所 による「HAZY SESSION IPA」。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。
泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、勢いよく注ぐと盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、グレープフルーツのような苦さ、パッションフルーツのような甘酸っぱさ、
夏の芝生のような青臭さなど、ホップ由来の華やかな香りが立っている。
味は柑橘系の甘酸っぱさの脇を強い苦味が取り囲んでいる。
口に入れた瞬間のインパクトだけは強いが、その後が柔らかく、ほろっと崩れる感じ。
飲み込んだ後にはしっかり麦芽の旨味と、舌の奥に苦味が残る。
アルコール分4.5%。原材料:麦芽(イギリス製造、ドイツ製造)、オート麦、ホップ、糖類。
製造者:(有)アイエヌインターナショナル 神戸市北区有野町有野字堀越351-1 六甲ビール醸造所。
製造所:神戸市北区有野町有野字森下164-1 六甲ビール第二工場
トロピカルフルーツやグレープフルーツ、ハーブとも形容される複雑な香りのSTRATA(ストラタ)ホップを中心に、
豊かなホップのアロマを味わえるIPA。
HAZY SESSION IPA を理解するためには、ビアスタイルに関してかなりの知識が必要かもしれない。
まず、一般に出回っているビールの多くは、エール(上面発酵)かラガー(下面発酵)に分類することができる
(自然発酵のランビック等を除く)。
上面発酵によるエールの中でも、色調の淡い(pale)淡色麦芽を用いたものがペールエールであるが、
その昔、英国から遠くインド(india)へ輸出する際に、
保存性を高めるためにホップを多量に用いた苦味の強いビールが開発され、これがIPA(India Pale Ale)と称されるようになった。
IPAの中でも、もやが掛かったように濁りのある(hazy)ものを、特に Hazy IPA と呼称することがある。
さらに、同じビアスタイルの中でもアルコール度数低めに設定されたものには "Session"の接頭辞をつけて呼ぶならわしがある。
以上を総合し、見た目に深い濁りがあって、アルコール度数低めのIPAのことを、
Hazy Session IPA と呼ぶ。
こういう知識があるだけで、ビールの成り立ちがわかり、より深く味わいを理解することができる。
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ビール
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2021年7月11日[2]
No.8792: 氷結ストロング 巨峰スパークリング / キリン
ひょうけつすとろんぐ きょほうすぱーくりんぐ / きりん
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キリン 氷結 が新しくなっている。今年(2021年)3月製造分からのリニューアルである。
スタンダードシリーズ全8種、ストロングシリーズ全6種があり、
スタンダードシリーズのうち みかん、ウメ、パイナップル、ストロングシリーズのうち サワーレモン、
ライムシークヮーサー、ピーチ&マンゴー の各種はパッケージのみの変更だが、
それ以外のものは中身も変わっている。
当サイトでは既にスタンダードシリーズ全8種をレビューし、
ストロングシリーズは シチリア産レモン、
グレープフルーツ、
ピーチ&マンゴー の3種を既にレビューした。
入手できたものから順次取り上げているが、今日はストロング4種目として「巨峰スパークリング」を。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かにピンクっぽく色づいているかな?という程度。
巨峰というから濃い紫を想像していたら、まったく異なる見た目。
細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、見た目に反して、ころっと甘いぶどう香だが、巨峰というほどの強さはない。
味は黒ぶどうのこってり感のようなものがちゃんとあって、それなりに飲みごたえがある。
見た目よりも香り、香りよりも味という具合に、どんどん濃さが実感される。
但し、果汁のようなコクはなく、やや上っ面な感じの渋味と、甘味料特有のだらっとした甘さが強い。
アルコール感ももちろん強烈。
アルコール分9%。果汁0.6%。原材料名:ぶどう果汁、ウオッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ふくよかに香る巨峰の、フルーティなおいしさとしっかりとした飲みごたえをお楽しみください。
最近の流行からすると、もっと甘さを抑えても良かったのではないか。
ぶどうだからといって一概にこってりしていたほうが良いわけではなく、
もっと思い切って味気なく仕立てるのも、今風ではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月12日[1]
No.8793: 氷を入れて飲むサザンスター <夏限定> / オリオン
こおりをいれてのむさざんすたー <なつげんてい> / おりおん
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オリオンから夏限定の新ジャンル「氷を入れて飲むサザンスター」が登場。
発売日は、7月6日。元々ある同社の新ジャンル サザンスター をベースにした商品である。
「氷を入れて飲む」ことが推奨されているが、まずは氷を入れずに飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色、泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りを嗅ぐと、オリオンサザンスターらしく、芳しいホップ香が立っていて、新ジャンルとは思えぬ清々しさである。
口当たりは、少しパンチがなく、ほろっとした甘さと、強めの苦味がだらっと広がる。
ビールらしいコクは今一つ。最初に感じた甘さが、暫くの間どんより口の中に残っている。
次に、氷を入れたグラスに注いでみる。
泡が非常にきめ細かくなり、静かに盛り上がってくる。
香り立ちが弱くなり、先ほどのようなホップ香の鮮烈さは抑えられ、穏やかになった。
口当たりは、温度が下がった分だけシャープになるかと思いきや、
実はそうではなく、苦味や甘さが穏やかで、爽やかな飲み口になっている。
先ほどは全体的にどんよりした感じの味だと感じたものが、氷で冷えて薄まったことで、
すっきり感が増した。それでも適度な飲みごたえは保持している。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、 スピリッツ(大麦)。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
氷を入れて飲むという発想は、べつに新しいものではない。そもそも電気があまり発達していなかった時代とか国では、
ビールに氷を入れるのはよく行われてきたことだろう。そうではなく、最近の日本においても、
例えば2011年にキリンから アイスプラスビール(ICE+BEER)なる商品が出された。
同商品はちゃんとしたビールで、しっかりコクのあるエールであった。そのため、ビール好きなら氷なんか入れずに深いコクを味わったほうが好ましいと、
当時の私は感じた。
今回この商品は新ジャンルなので、直に飲んでもそもそもそんなにコクがない。そのため、氷を入れて温度を下げ、
少し薄めて飲むことで、むしろ爽やかさが増強され、新ジャンルの欠点であるもたつく甘さも軽減される。
本格的なビールでないからこそ、氷を入れるメリットがある。逆転の発想というか、なかなか巧妙な製品だ。
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新ジャンル
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2021年7月12日[2]
No.8794: TOPVALU BESTPRICE STRONG 塩レモン / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅ・べすとぷらいす すとろんぐ しおれもん / ごうどうしゅせい
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イオングループP.B.である TOPVALU BESTPRICE ブランドのチューハイに、新顔が登場。
発売情報をつかんでいなかったが、店頭で偶然発見。イオングループの店舗が近所に複数あるので、
個人的に発見チャンスが多いのだ。
ということで、「TOPVALU BESTPRICE STRONG 塩レモン」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、いかにもGODO製レモンチューハイだと感じる、車の芳香剤やガラスクリーナーみたいなレモン香。
尖りがありすっきり感があるが、かなり人工的。
口当たりは非常にシャープ。はっきり酸っぱいと感じる。
そこに塩が加わることで、甘みというか味わいに厚みが出ている。
一方、甘味料の甘みは極めて抑制的。
キレが良く、アルコール感はとても豊かで、後味も酒臭い。
アルコール分9%。レモン果汁1.0%。プリン体0。
原材料名:ウォッカ(国内製造)、スピリッツ、レモン果汁、食塩。
添加物:酸味料、炭酸ガス、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
缶に限定等の文字はないが、塩レモンということで夏向き商品なので、通年販売はしないのではないかと想像される。
度数が高く、甘さは極力排除しているから飲み飽きず、価格は安い(税込93円)。
今売れる要素を兼ね備えている。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月13日[1]
No.8795: アサヒ・オリオン ザ・ドラフト プレミアム シークヮーサー / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおん ざ・どらふと ぷれみあむ しーくゎーさー / おりおん(あさひ)
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今年6月1日に、オリオンビールから ザ・ドラフト プレミアムシークヮーサー
が数量限定で発売されたが、流通エリアは、通常のオリオン商品同様、沖縄県及び奄美群島地区に基本的に限定されている。
同商品を、提携先のアサヒビールが全国に向けて発売したのが、この「アサヒ・オリオン ザ・ドラフト プレミアムシークヮーサー」
である。発売日は、7月6日であった。
中身は オリオン製品 と一緒なので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、シークヮーサー果汁、
シークヮーサー粉末。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
シークヮーサー果汁の香りと皮までまるごと乾燥させたドライシークヮーサーが織りなす爽やかな風味が特長のビールです。
中身だけでなく、缶デザインも基本的には同じだが、左肩に赤い帯で「オリオンビール名護工場製造」と記載があるのと、
左下に Asahi のロゴがある。
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ビール
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2021年7月13日[2]
No.8796: DHC セッションIPA / DHCビール
でぃー・えいち・しー せっしょんあいぴーえー / でぃー・えいち・しー びーる
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だいぶ前にスーパー成城石井で購入したのだが、飲む機会がなく、冷蔵庫に眠っていたもの。
DHCビールの「セッションIPA」。
グラスに注いだ液色は、しっかりめのアンバー。濃いめの麦茶くらいの色。
泡はベージュ色で概ねきめ細かく、当初は力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、トロピカルフルーツのような甘さと柑橘系の爽やかさを兼ね備えたホップ香が強い。
ほんのりロースティな感じもある。
味は柔らかな甘味と軽い苦味がしっかりとあるのに、喉ごしはさらっと軽い。
香りに感じたロースティな味わいも若干。
飲み込んだ後には、軽い苦味が残る。
アルコール分4.5%。御殿場産大麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
製造者:株式会社ディーエイチシー 東京都港区南麻布2-7-1。
製造所:静岡県御殿場市保土沢炭焼沢1015-1。
DHCセッションIPAはアメリカンアロマホップである「シトラ」、「モザイク」に加え、
新種の「HBC431」を使用することで柑橘系のトロピカルな味の余韻が楽しめる爽快なキレ味のIPAです。
ほぼ上記缶の説明どおりの味わいであった。香り高く爽やかで、コクがあるのに爽快なキレもある。
アルコール度数低めのセッションIPAならではの魅力が楽しめる。
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ビール
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2021年7月14日[1]
No.8797: 氷結 レモンライム <期間限定> / キリン
ひょうけつ れもんらいむ <きかんげんてい> / きりん
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キリン 氷結の期間限定「レモンライム」。発売日は、7月13日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っており、
炭酸が強そう。
香りは、基本的に尖った柑橘香だが、ジューシー感も強い。
レモン優勢で、そこにライムがほんのりと乗っているので、グリーンレモンのよう。
味は香りの印象どおり酸がシャープで、なおかつジューシーな甘さもある。
レモンとライムには元々ないと思われるジューシーさが足されていて、
飲みやすくはなっているが、やや不自然でもある。
飲み込んだ後には、酸味と甘味と軽い苦味も残る。
アルコール分5%。果汁1.2%。
原材料名:果汁(レモン、ライム)、ウオッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
夏らしい爽やかなレモンとライムの、みずみずしくスッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
5%という中庸なアルコール感で飲みやすく、さっぱりした飲み口で夏向きの味わい。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月14日[2]
No.8798: セブンプレミアム 上富良野 佐藤さんのホップ畑から / サッポロ
せぶんぷれみあむ かみふらの さとうさんのほっぷばたけから / さっぽろ
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セブン&アイグループとサッポロビールのコラボによる国産ホップをフィーチャーしたP.B.ビールの第5弾。
セブンプレミアム「上富良野 佐藤さんのホップ畑から」。発売日は、6月28日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、サッポロビールらしく凝縮感のあるモルト香が主体で、地味。
ホップ香はふんわりと、大人しく寄り添っている。
味は苦味が強めだが、柔らかい甘味もある。みずみずしいコクを感じるとともに、
適度なキレもある。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏には、次のような説明がある。
ホップ農家・佐藤さんが育てた
ホップ産地・上富良野で伝統を守り、日本で唯一「ゴールデンスター」を栽培
自慢のホップ「ゴールデンスター」
すっきりとした苦みが味わえる、金色に輝く畑で育った日本の伝統ホップからの選抜種。
サッポロビール(株)が育種開発したホップです。
缶に書かれているとおり、セブンプレミアムのこのシリーズは本品が第5弾。
上富良野産ホップをフィーチャーしたものとしては、3つめである。
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ビール
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2021年7月15日[1]
No.8799: 旬果搾り れも吉 / アサヒ
しゅんかしぼり れもきち / あさひ
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アサヒのチューハイ 旬果搾り「れも吉」。ローソン限定商品で、発売日は7月6日。
私の印象では非常にひっそりと登場した新商品で、何店舗か回った LAWSON でも置いていない店の方が多かった。
いや、売れに売れているから店頭在庫がないのかもしれないが。
グラスに注いだ液色は、うっすらと黄色く濁っていて、大粒の果粒が浮いている。細かな気泡が見えるが、
炭酸はそれほど強そうではない。
香りは、鮮烈かつジューシーなレモン香。フレッシュで酸が強そうである。
味はキリッとした酸味優勢で、それほどジューシー感はなく、甘さも抑えられている。
酸味に炭酸のピリピリ感が呼応し、さらに苦味も効いている。
さっぱりした飲み口で、食事には合わせやすいだろう。
果汁3%。アルコール分7%。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、ジン、レモン果汁、果粒(グレープフルーツ)、
糖類/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC。
缶に「手搾り風レモンサワー」「グレープフルーツ果肉入り」と書かれており、味の想像がつきやすい。
アルコール7%設定は居酒屋好きに受けが良いと思われるし、ジンを使っていることで味がシャープに引き締まっている。
なかなか手の込んだレモンサワーだ。
「旬果搾り」は、以前はアサヒさんを代表するチューハイブランドだったが、
その後、果実の瞬間 とか、贅沢搾り といった似た名前のブランドを立ち上げ、
現在はもう通年商品として「旬果搾り」は販売していない。
なくなったことを残念に思う往年のファンもいると思われ、
こうして限定商品であっても、ブランドの復活はうれしい。
それにしても、アサヒさんにはビールだけでなく、チューハイにも明確なブランド戦略が必要なのではないかと感じる。
ウィルキンソンシリーズや、カルピスサワーなど、強力なブランドは確かにあるが、一般受けするチューハイ分野は弱い。
贅沢搾りも大ブレークには至っていないし、どうせなら、旬果搾りの再興を検討されてはいかがか。
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チューハイ・カクテル等
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2021年7月15日[2]
No.8800: サッポロ黒ラベル「夏の夜空に乾杯」デザイン缶 / サッポロ
さっぽろくろらべる「なつのよぞらにかんぱい」でざいんかん / さっぽろ
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発売をまったく知らなかったが、スーパーの店頭で偶然遭遇して入手した。
サッポロ黒ラベルの缶裏面に、屋台の並ぶ風景と、
上空に打ち上げられた大きな花火のイラストと共に「夏の夜空に乾杯」の文字がある。
発売情報を色々と調べてみたが、サッポロ社サイト等にはなく、
いつどういうルートでの販売なのかはわからなかった。
昨年夏 にも、同様の缶は出ていた。
なお、中身は通常の黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
考えてみれば昨年も今年も、全国各地の花火大会は軒並み中止だ。残念に思っている人も多いに違いない。
だからせめてこういったデザイン缶を自宅で楽しみ、夏気分を味わって欲しいという、メーカーさんの粋な計らいと感じる。
テレビ局に提案したいのだが、全国各地の過去の花火大会のダイナミックな映像を、余計なナレーションなしに、
臨場感あふれる映像と音だけを流すような番組をつくってもらえないだろうか。それを見ながらビールを飲めば、
夏が来たと感じることができる。サッポロさんがスポンサーに名乗り出てくれれば、
黒ラベルやヱビスが売れること請け合いである。
Youtubeあたりで探せば動画があると言われるかもしれないが、ネット動画など、
とても大画面の視聴に堪えうるクオリティではない。4Kや8Kでなくても、現行のフルハイビジョンで十分である。
テレビ放送の優位性を活かせるコンテンツだと思うのだが、いかがだろうか。
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ビール
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