ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.8941−8960


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2021年10月2日[1]
No.8941: グリーンハーフ レモン / サントリー
 ぐりーんはーふ れもん / さんとりー
サントリー グリーンハーフ レモン サントリー グリーンハーフ レモン review
 サントリーから糖質50%オフの新しいチューハイブランド「グリーンハーフ」が登場。 発売日は9月28日。
 通年2種あるうち、まずは「レモン」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのり濁りがある。 気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
 香りは、キリッとシャープなレモン香。穏やかであまり香らず奥ゆかしい。スッキリとした味が想像される。
 味はほぼ甘くない。レモンの酸味が主体で、軽い苦味を伴う。 とにかくあっさりしていて、ジューシー感などはない。アルコール感も強くなく、酒臭いところがない。 飲み込んだ後には、スッキリした酸味と、軽い苦味が残る。
 アルコール5%。果汁1.6%。糖質50%オフ。 原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 昨日飲んだ タカラの新ブランド すみか と、第一印象ではよく似ている。 しかし、それは本当に最初の印象だけで、実はまったくアプローチの異なる製品。
 タカラ製品が、自社の焼酎の味わいを大切に、玄人受けするピュアな味わいを創造しているのに対し、 こちらサントリー製品は酒臭さを排し、余計なものを足さない味気なさみたいなものを追求している。 いわば、前者が巧妙な足し算の末の戦略的スッキリであり、後者が割り切った引き算の末の必然的スッキリである。
 似て非なる2ブランドは共存可能で、いずれも時代のニーズに合っている。 新たなチューハイ戦争を予感させる事件といえる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44471DAEE#04
2021年10月2日[2]
No.8942: ビアサプライズ 至福のコク <限定醸造> / サッポロ
 びあさぷらいず しふくのこく <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ ビアサプライズ 至福のコク サッポロ ビアサプライズ 至福のコク review
サッポロ ビアサプライズ 至福のコク
 ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福のコク」。 発売日は、9月28日。
 ありがたいことに、ファミペイアプリ(ファミマのアプリ)に無料クーポンが配信されたので、 もらってきた。
 頂いたのはレギュラー缶ではなく、500ml入りのロング缶。

 グラスに注いだ液色は、淡い琥珀色。 泡はややベージュ色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、少しだけロースティで甘く凝縮感のあるモルト香が強い。 地味で質実剛健な印象は、サッポロビールらしい。
 味は苦味が強めではあるが、甘やかなコクがしっかりと感じられる。 華やかすぎない適度なジューシーさと奥深さ。 飲み込んだ後には、ほんのり甘く、しっかり苦い余韻が残る。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。

 美味しさの秘密
 味わいに差がある3種の麦芽と、厳選された3種のビターホップを掛け合わせました。
 ファミマのビアサプライズシリーズは2016年に始まり、今年5周年。 当サイトで把握している限り、この「至福のコク」は前回2017年に発売され、2度目 (ファミマ商品はもしかすると知らずにスルーしてしまっている恐れもあるので、定かではない)である。
 その 前回掲載時 とはだいぶ印象が異なる。 前回はもっと淡い色調で、ロースト感はなかったようである。 どちらかといえば今回の方が、至福のコクという名前にふさわしいように感じた。
種別 ビール
CODE:44471FMEEK#03
2021年10月3日[1]
No.8943: すみか #国産ゆず / 宝酒造
 すみか #こくさんゆず / たからしゅぞう
タカラ すみか #国産ゆず タカラ すみか #国産ゆず review
タカラ すみか #国産ゆず
 タカラから新しいチューハイブランド「すみか」が誕生。発売日は9月28日。
 通年3種あるうち、先日既に #国産レモン を掲載済。 今日は2種目として「#国産ゆず」を。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、ほんのり濁りがある。 多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、ゆずにしてはかなりジューシーで甘い。ただ、いかにもゆずらしいグリーンな香りも強い。 先日飲んだレモンと同様、皮をキュッと搾ってほとばしった果汁のよう。
 口に含むとまず炭酸のピリピリした刺激が心地よく感じられる。 味は甘さがほぼないが、不思議にジューシーな感じ。あまり尖りのない丸い酸と柔らかな苦味が、 焼酎の味にうまく溶けている。ゆえに、アルコール感はしっかり。 非常にすっきり透明感のある味で、水っぽいかな?と思いながら飲み進めると、 実は酸味がかなり攻撃的で、飲み込んだ後にしっかりと残っているのがわかる。
 アルコール5%。果汁0.2%。糖質70%オフ。 原材料名:ゆず、ゆずエキス、ゆずスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 国産フルーツエッセンスと宝焼酎の絶妙な組み合わせで甘くない爽やかな果実感とほどよいお酒感が楽しめます。

 果汁を搾った後に残る、果実の本来使われない部分・・・。そこには果汁にはない美味しさが秘められていました! これを引き出したフルーツエッセンスがすみきった果実感の秘密!
 すみか というブランドロゴや、添えられた タカラcanチューハイ の文字も優しいタッチ。 果実とグラスのイラストや、缶裏に描かれた女性のイラストも、すべて柔らかい印象。 表現はおしなべてふわっとしているが、背後に1本筋の通ったブランドコンセプトがあるのがわかる。
 主婦層などがお店で手に取りやすい缶だが、実はしっかりお酒。 万人受けではなく、特定の層に深く刺さることを最初から狙った商品だ。 広く支持を取り付けるのは難しいが、少数の熱狂的支持を獲得できる可能性がある。 つまり、一度飲んで「もう買わない」という人と、「これから絶対これにする」という人に、 明確に分かれるだろう。前者は、「サントリーほろよい が甘くて飲みやすくておいしい」という人たちであり、 後者は、「夏の1杯目はやっぱりビールよね。2杯目からは日本酒だけど」という人たち。 「ほんとは タカラ焼酎ハイボール をまとめ買いしたいけど、ちょっとだけ恥ずかしいかな」という人たちでもある。
 そもそもこれを、缶に書かれているように「ほどよいお酒感」と表現している時点で、つくっている人たちの酒好きがバレているわけだが、 だからこそ同類の気持ちがわかっているはずだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44472DAEE#05
2021年10月3日[2]
No.8944: LEMON SOUR SQUAD from NAKAMEGURO EXILE 20周年記念限定缶 / 宝酒造
 れもんさわー・すくわっど ふろむ なかめぐろ えぐざいる20しゅうねんきねんげんていかん / たからしゅぞう
タカラ LEMON SOUR SQUAD EXILE 20周年記念限定缶 タカラ LEMON SOUR SQUAD EXILE 20周年記念限定缶 review
タカラ LEMON SOUR SQUAD EXILE 20周年記念限定缶
 以前からLAWSON限定で販売中の LEMON SOUR SQUAD(レモンサワー・スクワッド)。
 LDHとタカラ、LAWSONのコラボ企画商品だが、今回、EXILE20周年を記念した限定缶が登場。 発売日は、9月28日。
 黒地の缶に黄色い文字だから、店頭でよく目立つ。元々人気商品の限定デザイン缶というだけでもよく売れそうなのに、 この目立つ缶体ゆえに、本当によく出ているみたいだ。私が巡ったLAWSONの中には、店頭在庫を切らしている店もあった。
 中身はおそらく、従来品 と変わらないと思われるが、 久々なので、簡単に味をレビュー。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
 香りは、フレッシュ感があり、かつしっかり深みのあるレモン香。味が濃そうだ。
 味は香りの印象通りコクがあり、酸味も強い。アルコール感も強い。
 アルコール分7%。果汁9%。原材料名:レモン、レモンペースト、レモンエキス、焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、 香料、酸味料。
 この商品はLDHと宝酒造の共同開発商品です。EXILE結成当初、レモンサワーとともに夢を語りあった街、 中目黒からこだわりのレモンサワーを発信します。
 宝酒造のつくるレモンサワーだから、クオリティに間違いはない。そこに EXILE のお洒落さが加わって、 まさにコンビニで売るのにふさわしい商品に仕上がっている。無敵の商品だ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44472LSEK#05
2021年10月4日[1]
No.8945: 氷結ストロング マスカット <期間限定> / キリン
 ひょうけつすとろんぐ ますかっと <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結ストロング マスカット キリン 氷結ストロング マスカット review
キリン 氷結ストロング マスカット
 キリン氷結ストロングの期間限定「マスカット」。 発売日は、9月28日。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、こってりと妖艶なマスカット香。甘味が相当に強そうだ。
 味は確かに甘味が強めながら、口に入れた最初のインパクトは、炭酸のピリッとした感じに、キリッとした酸味が伴っている。 だからテンションが高く、だらだらとした甘さは感じない。ただ、食事にはまず合わない。 アルコール感はもちろん非常に強い。
 アルコール分9%。果汁0.6%。糖類0×プリン体0。 原材料名:ぶどう果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
 マスカットのみずみずしい爽快なおいしさと、しっかりとした飲みごたえをお楽しみください。
 当サイトで把握している限り、この製品が前回販売されたのは2年前の 2019年。 その時のものと比べると、味わいのシャープさが増したように感じた。果汁含有率も1.3%から下がっているが、 それ以上に甘味料の使い方が大人しくなったように思う。これも時代の嗜好に合わせたものだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44473DAEE#06
2021年10月4日[2]
No.8946: 東京ブロンド / Far Yeast Brewing
 とうきょう ぶろんど / ふぁーいーすと・ぶるーいんぐ
Far Yeast Brewing 東京BLONDE Far Yeast Brewing 東京BLONDE review
 Far Yeast Brewing の「東京ブロンド」。
 当サイトでは以前に 瓶入り を紹介しているのだが、 缶入りを見つけたので、改めてレビュー。

 グラスに注いだ液色は、濁りのあるごく淡い黄色。泡は純白で非常にきめ細かく、 力強く盛り上がって、泡持ちも良い。缶内の不均一を混ぜるため、注ぐ前に一度缶をひっくり返したら、 泡が立ちすぎてしまった。もちろん、この後しばらく待ってから飲む。
 香りは清々しいホップ香が立ち昇っている。ハーブっぽい様相と、マスカットのような甘さ。 非常に華やかで、力強さも感じる。
 味は香りの印象とは若干異なり、ボリューム感はほどほど。 甘さはあるが、すぐに強い苦味がグッとくる。 適度なキレがあるが、飲み込んだ後には収斂性のある強い苦味が口に残っている。
 アルコール分5%。缶内二次発酵製法。原材料名:大麦麦芽(外国製造)・ホップ・糖類。 製造者:Far Yeast Brewing 株式会社 東京都渋谷区渋谷2-6-8 5F。製造所:山梨県北都留郡小菅村4341-1。
 Far Yeast Tokyo Blonde
 Golden Ale with a surprisingly rich aroma derived from only the best seasonal hops.
 Appearance- Pale,golden yellow with a creamy head
 Aroma- Fresh hop aroma is dominant with a complementary medium-malt flavor
 Flavor- Well balanced malt and hop flavor that is clear,and finishes dry
 Body- Medium light body
 ビアスタイルはゴールデンエール。この造り手のビールは無濾過で酵母が残存しているゆえ濁りがあり、 缶内二次発酵によるコクがある。
 20世紀終盤のいわゆる地ビールブームを支えた数多くのクラフトブルワリーの送り出す製品とは、もうフェーズが異なる。
 高度な技術を武器に、伝統と先進の融合を実現し、パッケージも洗練されている。 非の打ち所のない完成度と言えるが、後発組ゆえの有利さももちろんあろう。
 日本発にして、世界で堂々と戦える一級品である。
種別 ビール
CODE:44473YBCUM#UK
2021年10月5日[1]
No.8947: グリーンハーフ グレープフルーツ / サントリー
 ぐりーんはーふ ぐれーぷふるーつ / さんとりー
サントリー グリーンハーフ グレープフルーツ サントリー グリーンハーフ グレープフルーツ review
 サントリーから糖質50%オフの新しいチューハイブランド「グリーンハーフ」が登場。 発売日は9月28日。
 通年2種あるうち、既に先日 レモン を取り上げているので、今日はもう一方の「グレープフルーツ」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。 気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
 香りは、昔ながらのグレフルチューハイにありがちな、甘苦いグレフル香。 その中にアルコール臭がわりとはっきり感じ取れる。
 味は香りの印象とは異なり、ほぼ甘くない。グレフルの苦味と酸味が主体。 ジューシー感はなく、あっさり。アルコール感も、あまり強くない。 飲み込んだ後には、しっかりの酸味と、軽い苦味が残る。
 アルコール5%。果汁3%。糖質50%オフ。 原材料名:グレープフルーツ、スピリッツ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 匂いだけ甘くて、味はあっさりというのは、今後トレンドになるかもしれない。 飲み易すぎて物足りないという声はあるだろうが、そういう人はそもそもお客じゃない。
 缶チューハイも一つの商品分野として成熟してきて、様々な人のニーズにフィットするように、 カテゴリーの細分化が進んでいる。もちろん、流行の変遷があるので、 色んなキャラクターのものが全部生き残るとは到底思えないが、 スッキリ系は当分の間、多くの支持を集めるカテゴリーとして存続するだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44474DAEE#07
2021年10月5日[2]
No.8948: TOPVALU BEST PRICE チューハイストロング グレープ / 合同酒精
 とっぷう゛ぁりゅ・べすとぷらいす ちゅーはいすとろんぐ ぐれーぷ / ごうどうしゅせい
TOPVALU BEST PRICE チューハイストロング グレープ TOPVALU BEST PRICE チューハイストロング グレープ review
 イオンP.B.である TOPVALU BESTPRICE のストロングチューハイシリーズ。
 既に レモングレープフルーツドライ の3種を飲んでいるが、 今日は通年4種目として「グレープ」を。

 グラスに注いだ液色は、ごく薄い赤紫。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、程なくして静まる。
 香りは、ころっと甘く、深みのあるぶどう香。見た目の印象とはだいぶ違う。
 味は香りの印象通りしっかりと甘く、こってりしている。強烈なアルコール感と相まって、これでもかというくらいに強い。 ぶどう特有の引っかかるような渋味があり、さらに軽い苦味と酸味も感じられる。 濃いのに適度な後キレがあるのが不思議だ。
 アルコール分9%。ぶどう果汁2.0%。赤ぶどう果汁、白ぶどう果汁、ぶどうスピリッツ使用。プリン体0。 原材料名:ウォッカ(国内製造)、スピリッツ、マスカット果汁、ぶどう果汁。 添加物:炭酸ガス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ぶどう果皮色素。
 販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。 製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
 くどいようでいて、それほどこってり感がない面白い仕上がり。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44474DAEE#UK
2021年10月6日[1]
No.8949: すみか #国産ぶどう / 宝酒造
 すみか #こくさんぶどう / たからしゅぞう
タカラ すみか #国産ぶどう タカラ すみか #国産ぶどう review
タカラ すみか #国産ぶどう
 タカラから新しいチューハイブランド「すみか」が誕生。発売日は9月28日。
 通年3種あるうち、既に #国産レモン#国産ゆず を掲載済。今日は最後の1種「#国産ぶどう」を。

 グラスに注いだ液色は、極めて淡いピンク色で、透過性が高い。 多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、ころっと甘いぶどう香。かなりしっかり厚みのある香りで、甘い味が想像される。 でもこのシリーズは、甘くないはずだ。
 実際、口にしてみると、肩透かしを食らったようにあっさりしている。 香りの甘さに比べると、ほぼ味がないというくらいのレベルだ。 でも、鼻から息を抜くと甘い香りが感じられるので、味も甘いのかと錯覚させられる。 いや、味とは本来、匂いも含めてトータルでつくられるものだから、確かに本品は甘いのだ。
 味気ないくらいのあっさり感に、アルコール感は適度。 ぶどうの渋味も軽く効いている。後キレは当然良い。
 アルコール5%。果汁0.6%。糖質70%オフ。 原材料名:ぶどう、ぶどうエキス、ぶどうスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、香料、酸味料、アントシアニン色素。
 国産フルーツエッセンスと宝焼酎の絶妙な組み合わせで甘くない爽やかな果実感とほどよいお酒感が楽しめます。

 果汁を搾った後に残る、果実の本来使われない部分・・・。そこには果汁にはない美味しさが秘められていました! これを引き出したフルーツエッセンスがすみきった果実感の秘密!
 ぶどうのチューハイということで、甘く濃厚な味を想像して飲んだら、裏切られることになる。 そういうこってり系を望む人からは、「なんでこんなに味がないんだ」「薄くてまずい」という怒りの声すら聞こえてきそうだ。 だがそれはもちろんお門違い。缶にも「すみきった果実感で甘くない」と明記されている。 甘くないチューハイを求める人に向けたブランドなのだ。
 このブランドコンセプトと、ぶどうという濃厚な味が容易に想像されるフレーバーとの間に、どう折り合いをつけるのか。 飲む前は非常に興味深かったが、よくぞここまで味をスパッと切り落とした仕上がりのものを製品化したなあと、ある意味感動。 批判を恐れないこの姿勢は、さすがタカラさんと言いたい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44475DAEE#08
2021年10月6日[2]
No.8950: 横浜ラガー / 横浜ビール
 よこはまらがー / よこはまびーる
横浜ラガー 横浜ラガー review
横浜ラガー
 横浜ビール醸造所による「横浜ラガー」なる製品を入手した。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある淡いオレンジ色。 泡はほんのりベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちもとても良い。
 香りは、柑橘系の清々しいホップ香が極めて強い。だが、浮ついた感じではなく、ベースに力強いモルト香も。 パンチと適度な複雑さがある。
 味はビシッと収斂性ある苦味が最初からくるが、重たさはそれほどでもない。 抑制的な華やかさと、適度なコク。後キレも悪くない。 やや荒削りながらバランスの良い味わい。
 アルコール5.0%。原材料名:麦芽(外国製造)・ホップ。 販売者:株式会社横浜ビール醸造所 横浜市中区住吉町6-68-1。 製造所:株式会社ディーエイチシー 静岡県御殿場市保土沢炭焼沢1015-1。
 なんと製造は DHC である。クオリティの高い仕上がりと言えるが、 横浜でつくっていると当初は思っていただけに、少し意外であった。 まあ御殿場だからそう遠くはないのだが、そういう問題ではないか・・。
種別 ビール
CODE:44475HKONC#UK
2021年10月7日[1]
No.8951: ハイボリー 3% / アサヒ
 はいぼりー 3ぱーせんと / あさひ
アサヒ ハイボリー 3% アサヒ ハイボリー 3% review
 アサヒからハイボールの微アルコール製品「ハイボリー」が新登場。発売日は、9月28日。
 アルコール0.5%の「ハイボリー」と、3%の「ハイボリー3%」の2種展開であるが、 よりお酒に近い3%の製品から飲んでみようと思う。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある淡い黄色。ウイスキーにしては黄色みがかなり強い。 注いでいる時、炭酸がシュワシュワッと音を立てており、その後は多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りを嗅ぐと、しっかりウイスキーを感じる。但し、缶入りハイボールにありがちな、ちょっとゴムっぽい感じの匂いが強く、 そこにレモンのような柑橘っぽさも加わっている。
 味はほぼウイスキーらしいコクがない。まるで上澄みのようで、ただウイスキーのような香りにレモンのような香りがプラスされている。 度数を下げたのだから仕方がないが、アルコール感が弱いのに、風味だけウイスキーという不思議な飲物。 飲み込んだ後には、レモンのようなキュッとした酸味が口に残る。
 アルコール分3%。 原材料名:ウイスキー(国内製造)、食物繊維、食塩、糖類/炭酸、香料、カラメル色素、酸味料、塩化カリウム。
 販売はアサヒビールだが、使っているウイスキーは当然ニッカであろう。でも、ニッカウヰスキーの工場で作られているわけではなく、 缶記載の製造所固有記号をみると、アサヒビール茨城工場のようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44476DAEE#09
2021年10月7日[2]
No.8952: こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン / サントリー
 こだわりさかばのれもんさわー おいたしれもん / さんとりー
サントリー こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン サントリー こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン review
 サントリー こだわり酒場のレモンサワー「追い足しレモン」のパッケージが新しくなっている。 7月中旬以降順次切り替えということで、現在はほぼこちらの缶に置き換わっているようである。
 中身は変わっていないようなので、味のレビューは割愛。
 アルコール分5%。果汁1.6%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 レモンひと工夫のおいしさとお酒の余韻を楽しめる、すっきり甘くないお店のうまいレモンサワー。
 パッケージデザインのどこが変わったのか、非常にわかりにくいリニューアルだが、缶側面の一部が緑色に塗られているのと、 上部に配されたレモンに葉っぱが添えられているくらい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44476DAEE#RN07M
2021年10月8日[1]
No.8953: ハイボリー / アサヒ
 はいぼりー / あさひ
アサヒ ハイボリー アサヒ ハイボリー review
 アサヒからハイボールの微アルコール製品「ハイボリー」が新登場。発売日は、9月28日。
 アルコール0.5%の「ハイボリー」と、3%の「ハイボリー3%」の2種展開であるが、 昨日既に 3% のほうはレビュー済。 今日は、こちらがメインと思われる0.5%の「ハイボリー」を飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある淡い黄色。ウイスキーにしては黄色みがかなり強い。 注いでいる時、炭酸がシュワシュワッと音を立てており、その後は多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。 この見た目は、昨日飲んだ3%製品と同じである。
 香りも、3%製品とほぼ同じ。 缶入りハイボールによくある、ちょっとゴムっぽい感じの匂いが強い。だから、確かにハイボールだとは思うものの、 ウイスキーの芳醇さとはちょっと違うかな?とも感じる。
 味は昨日飲んだ3%製品よりも一層コクがない。香り付けだけで、味がほぼないのでは?とすら感じる。 アルコール感もほぼなく、甘さやコクもなく、軽い酸味が感じられる程度。 飲みやすいが、ウイスキーっぽい後味があるのが不思議。
 アルコール分0.5%。 原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ウイスキー(国内製造、英国製造)、食塩/炭酸、香料、カラメル色素、 酸味料、塩化カリウム。
 缶に「スモーキーなピートの余韻のハイボール」とある。
 ウイスキーの本格的なピート臭というよりは、私が最初に表現した「ゴムっぽい匂い」という感じである。 大抵の缶入りハイボールは、そんな感じでウイスキーのピーティーな香味を模しているわけだが、 味わいにコクがないと、ただただゴムっぽい風味と感じてしまうのだ。
 ふだんあまりお酒を飲まない人が、これを果たしておいしいと感じるだろうか。だいぶ厳しいのではないだろうか。 そう考えると、この製品は、本来ウイスキーが好きなのだけれど、毎日飲むのは体に悪いので、 今日は代わりにハイボールらしきもので我慢しようという人のためのものか。
 もっとも、アサヒさんが提唱しているスマドリ(SMART DRINKING)というコンセプトには、 健康のためにも低アルコールを楽しみましょうという意味合いもあるのだろうから、その主旨にあった商品ではある。
 ところで、缶記載の製造所固有記号は"X"とあり、これは調べてみると(株)えひめ飲料 のようである。 あのポンジュースのえひめ飲料に製造委託しているということか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44477DAEE#10
2021年10月8日[2]
No.8954: J-CRAFT HOPPING ももふわIPA <限定醸造> / 三菱食品
 じぇい・くらふと ほっぴんぐ ももふわ あい・ぴー・えー <げんていじょうぞう> / みつびししょくひん
J-CRAFT HOPPING ももふわIPA J-CRAFT HOPPING ももふわIPA review
J-CRAFT HOPPING ももふわIPA
 三菱食品から出ているクラフトビールブランド J-CRAFT HOPPING の限定品「ももふわIPA」。
 発売情報をつかんでいなかったのだが、発売日は9月14日だったようである。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。 泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 当初、「桃」を意識して香りを嗅ぐと、あまり桃らしい匂いはしないと感じる。 通常のIPAらしい甘く芳しいホップ香が強く、パンチ力がある。ただ、その甘さの中に、果実っぽさが感じ取れる。
 味はジューシーで甘酸っぱい。最初のアタックではそんなに苦味は強くないように感じるが、 すぐに収斂性のある苦味のパンチがくる。その中に、ほんのりと「桃」のジューシーさ、甘さがあり、 飲み進めると、この桃らしさが広がってきて、桃果汁を飲んだ後の特有の生臭さみたいな味も感じられるようになる。 もちろん、ガシッとした苦味も残るし、バランスの取り方は絶妙だ。
 アルコール分6.5%。IBU 30。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、小麦麦芽、ホップ、オーツ麦、乳糖、桃。 販売者:三菱食品株式会社 東京都文京区小石川1-1-1。製造場:株式会社ディーエイチシー DHCビール静岡工場 静岡県御殿場市保土沢炭焼沢1015-1。

 今日をリセット 明日にホップ
 IPAをもっと気軽に!
 ももふわIPAは小麦麦芽やオーツ麦を加えた無濾過のにごりに、もも果汁を入れたフルーティなIPA。 ふわっと香るももの香りが食事にもぴったりのFRUIT HAZY STYLE。揺れるもも、ふわっ。
 今日をリセット、明日にむかってHOPPING
 以前に出された ゆずふわIPA と同様、果汁の存在感が強すぎず、 ビアカクテル風ではなく、ちゃんとしたビールに仕上がっている。 この巧妙なバランスで、食事にも合わせやすい味わいになっている。
種別 ビール
CODE:44477DAKO#24
2021年10月9日[1]
No.8955: ザ レモンクラフト 至福のレモン <期間限定> / アサヒ
 ざ れもんくらふと しふくのれもん <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ ザレモンクラフト 至福のレモン アサヒ ザレモンクラフト 至福のレモン review
アサヒ ザレモンクラフト 至福のレモン
 アサヒ ザ レモンクラフト の期間限定「至福のレモン」。 発売日は、9月28日。コンビニエンスストア限定販売である。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸はあまり強くなさそう。
 香りは、通年品と同様の鮮烈なレモン香ではあるが、尖りよりも奥深さや厚みを感じる。
 味は香りの印象どおり酸味は極めて強いが、同時にジューシーさや穏やかな甘さも感じる。 苦味も強く、分厚い味わい。レモンスカッシュのよう。飲み込んだ後には、鋭い酸味と苦味と甘味も残る。
 果汁6%。アルコール分4%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモンスピリッツ、レモン果汁(メキシコ製造、イスラエル製造、イタリア製造)、 レモンエキス、レモンピールエキス、ブドウ種子エキス、糖類/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC。
 このシリーズのウリは、レモンの鮮烈な香りと味わいにあるが、今回の製品は、味わいにかなりの厚みがあるのが特徴。 最近のレモンサワーブームで、他社からもこういったしっかり深い味わいの製品は多々出されている。
 ところで、シリーズの通年商品の缶の色は、極上レモンが黄色で、 グリーンレモンが緑色。 本年春に出た限定品の 地中海レモン は青色缶だった。 今回赤色というのは、既定路線のような感じだが、店頭では非常に目立って良いと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44478LSEK#11
2021年10月9日[2]
No.8956: よなよなエール よなよなピース缶 <2021 LIMITED> / ヤッホーブルーイング
 よなよなえーる よなよなぴーすかん / やっほーぶるーいんぐ
ヤッホーブルーイング よなよなエール よなよなピース缶 ヤッホーブルーイング よなよなエール よなよなピース缶 review
ヤッホーブルーイング よなよなエール よなよなピース缶
 だいぶ前に飲み、写真も撮ってあったのに、掲載を忘れていた。
 ヤッホーブルーイング の看板商品 よなよなエール の「よなよなピース缶」。 昨年も夏限定デザイン缶として出されていたものだが、 この缶にはしっかり"2021 LIMITED"の文字があることから、今年も昨年同様に出されたものであることがわかる。
 ニュースリリースによると、全国のローソン・ナチュラルローソン、ツルヤ、リカーマウンテン等で7月下旬から順次切り替え、 8月中旬頃までに切り替わり完了予定というスケジュールであった。 私が入手したのは、いまやローソン子会社となった成城石井である。
 中身は通常品なので、味のレビューは割愛する(以前の 掲載記事 参照)。
 アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。 製造者:株式会社ヤッホー・ブルーイング 長野県軽井沢町長倉2148。
 デザインに関しては、ニュースリリースで次のように説明されている。
 表面は、通常版の麦穂の丘が描かれている部分が地球のデザインに。 裏面は、通常版と同じ月と、宇宙から見た地球と星々を表現しました。 また、平和な世界への願いを込めて「YONA YONA PEACE」の文字と「今夜も世界は少し平和になる」のメッセージを入れています。
 裏面は、下部の地球と思しき部分の陸地の形がいったいどこから見たものなのか、架空のイラストなのか、よくわからないが、 神秘的なイラストであることは間違いない。素敵なデザイン缶である。
種別 ビール
CODE:44478SIH3#UK
2021年10月10日[1]
No.8957: −196℃ ザ・まるごと桃 / サントリー
 まいなす196ど ざ・まるごともも / さんとりー
サントリー -196℃ ザ・まるごと桃 サントリー -196℃ ザ・まるごと桃 review
 サントリー -196℃ ザ・まるごと シリーズに新顔「桃」が登場。 発売日は、10月5日。特に限定等の文字もないため、通年販売品と思われる。
 この ザ・まるごと シリーズは、わりとあっさりめの味に仕上げていることが多いので、 桃という素材をどう料理しているのか、楽しみである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。この見た目は、桃らしい。
 香りを嗅いでみても、かなりナチュラルな桃。たっぷりとした甘さを湛え、しかも桃特有の生臭い感じが良く再現されている。
 味は、まず最初に軽い酸味を感じる。もちろん、桃らしい甘さはあるものの、かなり抑制的。 果汁の甘さというよりは、アルコールのボリューム感が主体。だから適度なコクがあって、 なおかつあっさりめ。軽い苦味すら感じる。
 アルコール分7%。桃果汁1%。桃浸漬酒使用。糖類ゼロ。 原材料名:桃、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 糖類不使用ながら、さすがに甘味料は使っている。シリーズの通年基幹フレーバーのように、 糖類も甘味料も使わないとなると、桃の味の再現は不可能であろうから、これは仕方ないというか当然のこと。 でも、抑制的な甘味料の使い方で、しつこくない味わいに仕上がっている。 濃くない桃味というのも、これはこれでアリだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44479DAEE#05
2021年10月10日[2]
No.8958: 氷結 無糖レモン Alc.4% / キリン
 ひょうけつ むとうれもん あるこーる4ぱーせんと / きりん
キリン 氷結 無糖レモン Alc.4% キリン 氷結 無糖レモン Alc.4% review
 キリン氷結「無糖レモン」シリーズが新しくなっている。 今年(2021年)8月下旬製造品からのリニューアルである。
 2種あるうち、今日はアルコール4%のほうを取り上げるが、 実はこちらは今回パッケージのみの変更のため、中身は変わっていない。 ゆえに、味のレビューは割愛する(既掲載の記事をご参照)。
 アルコール分4%。果汁2.7%。糖類・甘味料不使用。 原材料名:レモン果汁、ウオッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
 キュッと締まったレモンの酸味、かろやかな飲み心地。甘くない、スッキリ爽快なおいしさの無糖レモンチューハイです。
 研ぎ澄まされた味わいで、食事にも合わせやすい。アルコール4%なので、軽やかで飲みやすい。 改善の余地のほぼない完成度といえる。
 一方、もう一つの7%製品については、今回中身も変えたようである。 どのように変わったのか、後日試してみたい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44479LSEK#RN08L
2021年10月11日[1]
No.8959: 発酵レモンサワー 濃いレモン / キリン
 はっこうれもんさわー こいれもん / きりん
キリン 発酵レモンサワー 濃いレモン キリン 発酵レモンサワー 濃いレモン review
 キリン 発酵レモンサワー の派生商品「濃いレモン」。発売日は、10月5日。
 特に限定等の文字もないので、通年販売のようである。

 グラスに注いだ液色は、深く濁った黄色。従来品と同様であるが、もっと濁りが深いかもしれない。 気泡はそんなに多くはなく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、しっかりと深いレモン香。苦味が強そうな押しの強さ。 この見た目と香りは、サッポロ レモン・ザ・リッチ に似ている。 いや、こちらのほうがもっと濃いかな。
 味は強烈な酸味と、深い苦味。一方、甘さはかなり抑制されている。だからとてもシャープな印象で、 かつ味に奥深さがある。濃さを極め、飲みにくさをいとわない大胆な味だ。 飲み込んだ後にも、やはり強い酸味と苦味が口に残っている。
 アルコール分5%。果汁12%。香料・酸味料・甘味料無添加。 原材料名:レモン(イスラエル)、発酵レモン果汁、シトラスエキス、米発酵エキス、スピリッツ、糖類/炭酸。
 従来品の発酵レモンサワー でも相当に濃かったのに、 さらに濃厚なものを出してきたという印象だ。 ただ、アルコール度数が従来品の7%に比べ、5%に下げられているのは、味わいバランスを考えてのことだろうか。 これで高アルコールだったらもう本当に強烈という印象が強くなりすぎるかもしれない。
 元々濃い味のチューハイを、さらに濃くして出してみようというこの戦略はすばらしい。 味が濃いから食いついてきているファンを、さらに喜ばせる派生商品だからだ。
 キリンさんはどちらかというと万人受けを狙う商品展開が多いメーカーという印象があるが、 こういう尖った商品もしっかりつくっている。空前のレモンサワーブームだからこういったことができるというのもあるが、 アンチファンが生まれるくらいでないと、ビッグブランドには育たないと思う。
 発酵レモンサワーが誕生した当初、長くは残らないだろうと私は思った。そのように当サイトにも書いたが、 私の予想に反し、先行発売の 麹レモンサワー よりもむしろ最近はよく見る。 予想が外れたことは純粋に私の観察眼の稚拙さだが、レモンサワーの多様化という事情が背後にあることも事実であろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44480DAEE#06
2021年10月11日[2]
No.8960: オラホビール アンバーエール / 信州東御市振興公社
 おらほびーる あんばーえーる / しんしゅうとうみししんこうこうしゃ
オラホビール アンバーエール オラホビール アンバーエール review
オラホビール アンバーエール
 オラホビール「アンバーエール」。
 もう9か月くらい前になるが、今年の初め頃、同じオラホビールの ゴールデンエール を取り上げた。 昨年(2020年)4月28日にリニューアル発売されたものであるが、 今日飲む「アンバーエール」も、同時リニューアルされたもののようである。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある深いアンバー(琥珀色)。 泡はベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、甘く華やかなホップ香に、ほんのりロースト香が混じる。
 味は最初に軽い酸味を感じたと思うやいなや、ギュッと強い収斂性のある苦味が押し寄せる。 この苦味の存在感が強烈で、その後に続くコクが若干弱く感じられてしまう。 飲み込んだ後にも、強い苦味がずっと残っており、華やかだった香りの印象が一変していることに気づく。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 製造者:株式会社信州東御市振興公社 長野県東御市県281番地2。製造所:長野県東御市和3875番地2。
 甘くふくよかなホップの香りと、2種類のロースト麦芽由来のビター感とコク。リッチなアンバーエール。
 リニューアル前の製品も当サイトでは取り上げているが、 当時の私自身のレビューを見ると、そんなに大きく味わいは変わっていないようである。
 なお、缶に「ABV:5%・IBU:45・SRM:12 」とあるが、これはそれぞれ アルコール度数、International Bitterness Units(苦味の単位)、 Standard Reference Method(ビールの色の指数)のこと。
種別 ビール
CODE:44480YBCUM#UK

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