ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.9221−9240


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2022年2月23日[1]
No.9221: こだわり酒場のレモンサワー / サントリー
 こだわりさかばのれもんさわー / さんとりー
サントリー こだわり酒場のレモンサワー サントリー こだわり酒場のレモンサワー review
 サントリー こだわり酒場のレモンサワー が、新しくなった。 本年1月上旬以降、順次切り替えられている。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。 注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、程なくして静まり、 その後は多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、キリッとシャープなレモン香。酸味と苦味が強そうであるが、透明感もある。
 味は極めてクリア。従来品は、もっと荒削りというか、生レモンのような苦味や酸味が尖っている印象だったと記憶しているが、 今回はかなり洗練されている。キリッとしてすっきりとした味わい。 アルコール感は強め。飲み込んだ後には、雑味を残さない。
 アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 果実まるごと仕込 黄金比率ブレンド
 以前の製品は、良くも悪くも町場の立ち飲み居酒屋で供されるレモンサワーというワイルドな味わいだったが、 かなり洗練されてしまって、魅力が薄れたと感じるとともに、こちらのほうが間口が広いとも感じる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44615DAEE#RN01U
2022年2月23日[2]
No.9222: つぶちゅー 温州みかん / サンガリア
 つぶちゅー うんしゅうみかん / さんがりあ
サンガリア つぶちゅー 温州みかん サンガリア つぶちゅー 温州みかん review
 サンガリアのつぶつぶ入り缶チューハイ つぶちゅー の「温州みかん」。
 同社サイトにおいて、昨年(2021年)4月5日付で発売告知されていたものなので、 もう10か月以上前のことになる。サンガリア製品は、私の日常生活範囲内ではほとんど見かけないので、 入手は諦めていたのだが、昨年末くらいにたまたま やまや で遭遇したもの。

 グラスに注ぐと、みかんの果粒が出てきて、薄黄色の液体の中を浮遊し、 落ち着くと液面のほうに浮かんでくる。気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
 香りはあまり強くは香らず、フレッシュ感もあまりない。ほんのりオレンジ香がする程度。 アルコール臭も弱い。
 味は、かなり甘味が強い。柑橘の爽やかさがないばかりか、浮いているみかんの粒々を飲むと、 さらに甘味が増す。だらっとした味わいで、アルコール感はほぼない。 飲み込んだ後にも、しっかり甘さが残る。
 果汁1%。アルコール分3%。 原材料名:果粒、うんしゅうみかん果汁、ウォッカ、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖) /酸味料、香料、乳酸Ca、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。 製造者:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー 大阪市東住吉区中野4-2-13。 製造所:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー 上野工場 三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
 なんというか、駄菓子感のあるチューハイ。最近流行のドライ系でもなく、 ナチュラルな果汁感などもなく、もちろんストロング系でもない。独自路線を行くクラシカルなチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44615YMMS#UK
2022年2月24日[1]
No.9223: こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口 / サントリー
 こだわりさかばのれもんさわー きりっとからくち / さんとりー
サントリー こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口 サントリー こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口 review
 昨日、新しくなった サントリー こだわり酒場のレモンサワー を飲んだが、 今日は同時リニューアルされた「キリッと辛口」を飲む。本年1月上旬以降のリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、微かに濁りがあるようにも見える。 多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、尖りのあるフレッシュなレモン香。とても酸味が強そうである。
 味は甘くない。香りの印象どおり酸味が極めて鋭く、刺激が強い。苦味もある。 最初から最後までほぼ甘味はなく、アルコールの強さが実感される。後キレも抜群。
 アルコール分9%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 ありのままのレモン感とお酒感でキリッとうまい
 以前からシャープな味だったので、どこが変わったのかはわからなかった。 強く、クリアで、飲み飽きないキャラクターはそのままだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44616DAEE#RN01U
2022年2月24日[2]
No.9224: 寶クラフト 静岡スルガエレガント <地域限定> / 宝酒造
 たからくらふと しずおかするがえれがんと <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
寶クラフト 静岡スルガエレガント 寶クラフト 静岡スルガエレガント review
 寶クラフト シリーズの「静岡スルガエレガント」。 発売されたのは2020年1月21日だから、もう2年以上前のことである。 発売地域は静岡県、山梨県、神奈川県限定であるため、私の生活圏内では入手不可能なのだが、 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、その代わりにというか、 柑橘の繊維質のようなものがたくさん浮遊している。
 香りは落ち着いているが、非常にコクのありそうな柑橘香と、アルコール臭が共存。 酸っぱそうな雰囲気。
 味はキリッと酸が立ち、フレッシュな味。苦味も強く、今グレープフルーツを搾ったかのよう。 旨味のコクがあって、アルコール感もしっかり。飲み込んだ後には、強い酸味と苦味とアルコール感が共に口に残る。
 果汁2%。アルコール分8%。原材料名:みかん(スルガエレガント:静岡県産)、スルガエレガントスピリッツ(国内製造)、 焼酎、食塩、糖類/酸味料、炭酸、香料。
 スルガエレガントの果汁と駿河湾深層水の塩、厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた「ひとてま造り」で丁寧に仕込みました。 エレガントな甘みと香りをお楽しみください。
 スルガエレガントという柑橘を私はまったく知らなかったが、調べてみると、以前は駿河甘夏と呼ばれていたようである。 谷川文担 と 川野夏橙 の交雑によって生まれた品種とのことだが、味はまったく想像できないものの、 このチューハイを飲むと、爽やかな酸味と苦味があって、さっぱりした味が魅力である。 温州みかんもそうだが、静岡の柑橘は、適度な酸味が活きているのが魅力で、 そこが南国の柑橘類とは違うキャラクターとなっている。
 こういう地域自慢の果実を掘り起こすという意味でも、タカラのこのシリーズは良い仕事をしている。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44616PRST#765
2022年2月25日[1]
No.9225: −196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル <限定> / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶる ぱいなっぷる <げんてい> / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル -196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル review
 -196℃ストロングゼロシリーズの限定品「ダブルパイナップル」。発売日は、2月22日。 前回出たのが昨年6月29日だったので、およそ8か月ぶりの登場である。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸はあまり強くはなさそう。
 香りは、注いでいる時からツンと甘酸っぱいパイン香が立ち昇っている。
 味は、香りの印象通り甘酸っぱいパイン味だが、甘味料特有のだらっとした甘みが気になる。 酸味が立ち、シャープに仕立てられてはいるが、甘みのほうが勝っている。 アルコール感は非常に強いが、果汁のジューシー感はない。 飲み込んだ後には、酸味、甘味に加え、若干の苦味も残る。
 アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。パイナップル果汁1%。パイナップル浸漬酒使用。 原材料名:パイナップル、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 前回 から、中身は変わっていないようである。
 最近の196ストロングゼロシリーズは、甘味を抑えてシャープな仕上がりのものが多いのだが、 この製品は昔を思い出させるような、しっかりめの甘味が特徴である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44617LSEK#03
2022年2月25日[2]
No.9226: 麦のひかり(ベトナム産新ジャンル / 輸入:ゲンキー)
 むぎのひかり
麦のひかり 麦のひかり review
 当サイトのご協力者・ 森康哲さんから戴いたもの。
 福井県が本拠のドラッグストア・ゲンキーで売られているという新ジャンル「麦のひかり」。 これまで2度掲載しており、これが3バージョンめ。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、勢いよく注ぐと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、ノンアルコールビールに近い、少し酸化したビールみたいな匂いがあるが、 もしかするとこれは鮮度が落ちているからかもしれない。清々しいホップ香も少しする。
 味は概ねクリアだが、新ジャンルにありがちな薄ら甘い感じが少しある。 だが、基本的にはすっきり系で、軽快な味わい。
 アルコール分5%。原材料名:発泡酒(麦芽、米、グラニュー糖、スピリッツ、ホップ)、スピリッツ(大麦)。 原産国:ベトナム。輸入者:ゲンキー株式会社 福井県坂井市丸岡町下久米田38-33。 引取先:福井県坂井市丸岡町高柳9-5。
 前回掲載した時の私自身のコメントと、少し異なる。 前回はもうちょっとすっきり爽やかな味わいだったようだが、今回は新ジャンルの悪いところが少し出ているような気がした。 缶に「麦芽10%アップ!」と書かれているため、もしかするとそうやってコクを出そうとして、 悪い方に変わってしまったのかも。
種別 新ジャンル
CODE:44617PRST#UK
2022年2月26日[1]
No.9227: サクラビール <限定醸造> / サッポロ
 さくらびーる <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ サクラビール サッポロ サクラビール review
サッポロ サクラビール
 サッポロ「サクラビール」。
 昨年もこの時期に出ていたものであるが、今年の発売は2月22日。

 グラスに注いだ液色は、オレンジがかった濃いめの黄金色。 泡はほんのり黄色できめ細かく、勢いよく注ぐとよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、クラシカルなジャカニーズラガーといった面持ちの乾いた穀物のようなモルト香が強い。 反面、華やかさはない。
 味は香りの印象通り落ち着き払っており、ビシッと強い苦味と、 エキス分の濃さを思わせる深いコク。但し、重すぎない。適度な甘さ。 キレもある。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米。
 缶裏に、次の説明文がある。
 大正2年より九州初のビール工場※ で製造されていた「サクラビール」を現代風にアレンジしたビール。 「サクラビール」は大正から昭和初期にかけ愛された歴史あるビールです。 香ばしいコクとスッキリしたのどごしを両立させた、バランスの良い味わいをお楽しみください。

 ※1913年(大正2年)、北九州門司地区に竣工。その後サッポロビール(株)が継承し、 2000年まで九州工場としてビールの製造を続けました。現在は"門司赤煉瓦プレイス"としてビール文化や歴史を発信し続けています。 ラベルは1913年頃のラベルをモチーフにしたものです。
 最近流行るタイプではないかもしれないが、「ビール(ラガー)は苦くなくちゃ」という人たちには受けるだろう。
種別 ビール
CODE:44618DAEE#04
2022年2月26日[2]
No.9228: 寶クラフト 信州シナノリップ <地域限定> / 宝酒造
 たからくらふと しんしゅうしなのりっぷ <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
寶クラフト 信州シナノリップ 寶クラフト 信州シナノリップ review
 寶クラフト シリーズの「信州シナノリップ」。 2020年1月28日に長野県、群馬県、栃木県、茨城県、新潟県限定で発売されたものである。
 関西在住の私は、普通なら入手できないものであるが、 楽天市場に出店している 酒の倉之助 というお店でバラ売りされていたので、購入した。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りはこのシリーズらしく大人しいが、極めて甘味の強そうなりんご香がしっかりと感じられる。 まるで砂糖でも入っているのかと思うくらい、甘そうである。そこにアルコール臭も共存。
 味は香りの印象とは一変。口に含んだ瞬間、あれっ?甘くないのか、と感じる。 甘くないことは決してないのだが、香りに感じた砂糖のような甘さは微塵もなく、軽い酸と苦味が効いて、 甘さを制している。それでいて、しっかりりんごだとわかる果汁感と、アルコール感も強め。
 果汁6%。アルコール分8%。原材料名:りんご(シナノリップ:信州産)、りんごピューレ、レモン、 りんごスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 信州産の夏りんご"シナノリップ"のストレート混濁果汁とりんごスピリッツ、厳選樽貯蔵熟成焼酎を 「ひとてま造り」で丁寧に仕込みました。"シナノリップ"らしい甘み ・酸味のバランスと樽貯蔵熟成焼酎によるお酒としての奥深さをお楽しみください。
 上記説明にある「お酒としての奥深さ」という表現は、まさにその通り。安っぽいチューハイとは一線を画す、 良質な果汁と深みのあるお酒の共演。りんごチューハイの概念が変わる逸品と言える。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44618SKRI#760
2022年2月27日[1]
No.9229: −196℃ ストロングゼロ ガツーンとコーラサワー / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ がつーんとこーらさわー / さんとりー
サントリー -196℃ ストロングゼロ ガツーンとコーラサワー サントリー -196℃ ストロングゼロ ガツーンとコーラサワー review
 サントリー -196℃ ストロングゼロの「ガツーンとコーラサワー」。 発売日は2月22日で、LAWSON限定商品のようである。発売日から「お試し引換券」対象商品となっており、 70 pontaポイントで get。

 グラスに注いだ液色は、やや透過性のある焦げ茶色。まさにコーラの色。 注いでいる時、多量の気泡が踊っているが、その後は静まり、細かな気泡が立ち昇る。
 香りは、コーラらしい薬草っぽい香りで甘味も強そう。
 味は甘味が極めて強い。砂糖水を飲んでいるかのように甘く、炭酸は強いものの、爽やかさはあまりない。 缶に「ちょいレモン」と書かれているのだが、言われなければレモン風味は感じず、だらっとした甘味料の甘さだけが気になる。 アルコール感は強烈。飲み込んだ後にも、強い甘味が残る。
 アルコール分9%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、ウオッカ(国内製造)、スピリッツ/炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 コーラから爽やかさを取り、甘ったるさだけを残してお酒にしたような味。 爽快感を求めて飲んだら、その期待を裏切られることになる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44619LSEM#05
2022年2月27日[2]
No.9230: スタイルバランス ライチグレープフルーツサワーテイスト <期間限定> / アサヒ
 すたいるばらんす らいちぐれーぷふるーつさわーていすと <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ スタイルバランス ライチグレープフルーツサワーテイスト アサヒ スタイルバランス ライチグレープフルーツサワーテイスト review
 昨年春の商品を、今頃飲む。
 機能性表示食品であるノンアルコールチューハイ、アサヒスタイルバランスの期間限定「ライチグレープフルーツサワーテイスト」。 発売されたのは、昨年(2021年)4月13日であった。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少しグラスの中に見える。
 缶を開けた瞬間から、ライチの甘い香りが漂っている。グラスに鼻を近づけると、 ライチの甘さだけでなく、若干尖った匂いがあり、これがグレフルか。
 味は基本的に甘い。ライチらしい妖艶な甘さが香料でうまく再現されているが、 甘味料のだらっとした甘みがどうしても残る。グレフルらしさはあまり感じないものの、 最後のキレというか、キュッと軽い酸味と苦味が後を引き締めている。
 アルコール分0.00%。無果汁。炭酸飲料。カロリーゼロ。糖類ゼロ。ビタミンC1000mg配合。 原材料名:食物繊維(米国製造)/炭酸、ビタミンC、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)。
 アルコールの入ったチューハイも、ライチ味はかなり人工的な感じがするものが多いから、 結果的にこの製品も、チューハイに近い味わいと感じられる。アルコール感がないだけだ。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:44619DAEE#320
2022年2月28日[1]
No.9231: 愛媛ポンカンサワー <限定出荷> / 合同酒精
 えひめぽんかんさわー <げんていしゅっか> / ごうどうしゅせい
GODO 愛媛ポンカンサワー GODO 愛媛ポンカンサワー review
GODO 愛媛ポンカンサワー
 イオングループ限定商品とみられる「愛媛ポンカンサワー」。 発売は、中四国エリアの店舗で2月19日から。その他全国で2月21日の発売とのこと。
 当サイトで 前回発売商品 を昨年取り上げているが、そのリニューアル品と思われ、 缶には「果汁量アップ」の文字がある。

 グラスに注いだ液色は、微かに濁りのある薄黄色。昨年の製品より色が濃くなった。 気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、甘いがあまりコクのなさそうなオレンジ香で、チープな感じ。 人工的な香りだ。
 味は酸が穏やかで、甘味中心。但しコクがなく、ジューシー感も乏しい。 飲みやすいと言えば飲みやすいが、インパクトに欠ける味。 飲み込んだ後にも、甘味が残る。
 アルコール分3%。果汁1.5%。人工甘味料不使用。 原材料名:ポンカン果汁(愛媛県産ポンカン)、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、 酸味料、香料。原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。製造者:合同酒精株式会社。
 缶裏に次の説明がある。
 マスターソムリエ 高野 豊セレクション
 爽やかな香りと味わいは愛媛のミカン畑を吹き抜ける風を思わせます。 坊っちゃん、坂の上の雲、おはなはん、一度行ってみたい愛媛がそこにあります。
 缶には愛媛県のキャラクター みきゃん のイラストが描かれている。
 果汁量アップとのことで、前回0.2%に対して今回1.5%だから実に7.5倍に増えた(650%増!)とも言えるが、 たかだか1.3ポイントの増加である。
 このあたり、本品とは関係ない話ではあるが、大幅に増えたことを印象づけたい時には 「実に7.5倍という前代未聞の激増」と言えばいいし、あまり変わってないと言いたいなら 「わずかに1.3ポイントの増加にすぎず、ほぼ変化はない」と言えばいい。 様々な統計数値が発表される時には、こういったテクニックが使われているので、注意したい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44620DAEE#07
2022年2月28日[2]
No.9232: 麒麟特製レモンサワー / キリン
 きりんとくせいれもんさわー / きりん
麒麟特製レモンサワー 麒麟特製レモンサワー review
麒麟特製レモンサワー
 キリン・ザ・ストロング 麒麟特製サワー シリーズが12月製造分からリニューアル。 これまでの キリン・ザ・ストロング というブランド名が取れ、単に「麒麟特製サワー」シリーズとなったようである。
 新しくなったといっても、中身が変わったのはレモンサワーのみ。他の通年品4種については、 パッケージのみ刷新のようである。
 そこで、中身の変わった「レモンサワー」を今日は飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。気泡は当初踊っているが、程なくして静まる。
 香りは、弾けるようなレモン香。フレッシュで、少し苦そう。
 味は華やかさのあるレモン味。炭酸の刺激と相まってシャープな口当たり。 さらに甘みのコクが下支え。アルコール感は強烈だが、キレもあり、酸とともに苦味が口に残る。
 アルコール分9%。果汁2.1%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁、シトラスエキス、レモンピールエキス/炭酸、 酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 ニュースリリースでは、リニューアルのポイントを次のように説明。
「麒麟特製」ブランドの特長である、複数の柑橘を12時間以上煮詰め、うまみを凝縮させた麒麟特製「うまみエキス」(特許出願中)、 雑味を抑えた「磨きレモン果汁」と果汁だけではなくほろ苦い果皮のおいしさも詰め込んだ「まるごと搾り果汁」による “複数のレモン果汁”に加え、収穫後のレモンのピールを剥がしてすぐに凍結させ、低温で抽出した「凍結レモンピールエキス」を新しく使用することで、 当商品の強みである、豊かで深いレモン感のある上質な味わいをさらに高めました。
 原材料で 従来品 と異なるのは、レモンピールエキスが新たに追加されたこと。 そのお陰か、飲み込んだ後に少し苦味が残るように感じたし、味わいが豊かになったのではと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44620DAEE#RN12
2022年3月1日[1]
No.9233: セブンプレミアム 岩手県軽米町 中里さんのホップ畑から / サッポロ
 せぶんぷれみあむ いわてけんかるまいまち なかざとさんのほっぷばたけから / さっぽろ
セブンプレミアム 岩手県軽米町 中里さんのホップ畑から セブンプレミアム 岩手県軽米町 中里さんのホップ畑から review
セブンプレミアム 岩手県軽米町 中里さんのホップ畑から
 昨年10月18日に初登場した、セブンプレミアム「岩手県軽米町 中里さんのホップ畑から」が、 先月くらいからまた店頭に並んでいるため、買ってみた。 セブン&アイグループとサッポロビールのコラボによる国産ホップをフィーチャーしたP.B.ビールの第5弾である。
 中身はまったく同じと思われるため、味については 前回掲載記事 を参照されたい。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
 缶裏には、次のような説明がある。
 若手ホップ農家・中里さんが育てた
 ホップ産地・軽米町で伝統を守る、組合最年少 若手ホップ農家。

 自慢のホップ「信州早生」
 おだやかな苦味が特徴の、大正から続く日本の伝統的なホップです。
 サッポロビール(株)の前身、大日本麦酒(株)時代に育種開発されたホップです。
 私が立ち寄る複数のセブンイレブンでは、昨年発売から一定期間売られた後は、一旦姿を消していた。 それが再登場したのはどういうことか。思ったほど売れずに在庫が残っていたのか、 あるいは好評だったので追加販売なのか。
種別 ビール
CODE:44621SEST#UK
2022年3月1日[2]
No.9234: 99.99 クリアグレープフルーツ / サッポロ
 ふぉーないん くりあぐれーぷふるーつ / さっぽろ
サッポロ 99.99 クリアグレープフルーツ サッポロ 99.99 クリアグレープフルーツ review
 サッポロ 99.99(フォーナイン)の昨年(4月6日)リニューアル品を、当サイトではまだコンプリートしていなかった。 通年品のうち、クリアレモンクリアシークヮーサー は掲載済だが、 今日飲む「クリアグレープフルーツ」とクリアドライは未掲載だった。
 今年(2022年)2月製造品からまたリニューアルするとのことなので、慌ててその前に入手してきた。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、微かににごっているようにも見える。 注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、すぐに静まる。
 香りは、一般的なグレフルチューハイ同様、ガムのように甘そうな感じもあるが、 あくまでも大人しい。アルコール臭は強め。
 味は、香りの印象ほど甘くない。苦味が強く、ほんのり甘い。酸味は穏やか。 ジューシー感は乏しく、さらっとした後味。
 アルコール分9%。果汁0.1%。原材料名:ウォッカ(国内製造)、グレープフルーツ果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 一代前の製品 と比べ、果汁が0.3%から0.1%に減っているが、 後ろ向きな変化というよりは、このシリーズの特徴であるキレが向上したと捉えたい。 但し、甘さはまだ残っている。
 なお、冒頭にも書いたが、今年(2022年)2月からまたリニューアルが実施されているので、 みつけたら購入したい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44621KSES#329
2022年3月2日[1]
No.9235: 濃いめのレモンサワー 濃いまま5度 / サッポロ
 こいめのれもんさわー こいまま5ど / さっぽろ
サッポロ 濃いめのレモンサワー 濃いまま5度 サッポロ 濃いめのレモンサワー 濃いまま5度 review
 3月1日発売の サッポロ 濃いめのレモンサワー「濃いまま5度」。 既存の 濃いめのレモンサワー がアルコール7%であるのに対し、これを5%に下げた製品である。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。気泡はそんなに多くない。
 香りは、従来の7度の製品と同系統。生っぽいレモン香で、コクや深みがありそう。
 味は酸味が非常にシャープ。甘味は弱めで苦味が強め。 7%製品と比べると、やはり「濃いまま」とはいかないようで、少しスッキリ感がある。キレも良い。
 果汁1%。アルコール分5%。 原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、レモン浸漬酒/酸味料、炭酸、香料、苦味料、酸化防止剤(ビタミンC)、 甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
 7%の強烈さに比べ、こちらのほうが味わいバランスが良いように感じた。
 昨今、9%程度の高アルコールと、3%程度の低アルコールへの二極化も見られる中で、 昔は王道だった5%製品の存在は、今や貴重である。サッポロ社のレモンサワーは、飲みごたえに走った結果、 ともすると"くどい"と感じられるものが少なくないので、本品のような中庸な味わいのものは、 ファンの裾野を広げる意味で良い戦略であろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44622DAKO#01
2022年3月2日[2]
No.9236: PRIME CROWN WHITE(ベトナム産新ジャンル / 輸入:ゲンキー)
 ぷらいむ・くらうん ほわいと
PRIME CROWN WHITE PRIME CROWN WHITE review
 当サイトのご協力者・ 森康哲さんから戴いたもの。
 福井県が本拠のドラッグストア・ゲンキーで売られているという新ジャンル「PRIME CROWN ホワイト」。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄色。泡は純白できめ細かくクリーミーで、 勢いよく注ぐと盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りは、ホワイトらしく甘酸っぱいニュアンスもあるが、紅茶の茶葉みたいな渋そうな匂いが強い。
 味は案の定コクがなく、甘酸っぱさよりも粗い苦味が主体。 辛うじてトロピカルな香味が感じられるが、ボディの厚みが全然なく、あっさりしすぎの印象。 新ジャンル特有の甘さや雑穀臭がほぼない点は長所か。
 アルコール分5%。原材料名:発泡酒(麦芽、米、糖類、ホップ)、スピリッツ(糖蜜・大麦)/炭酸ガス、香料、カラメル色素。 原産国:ベトナム。輸入者:ゲンキー株式会社 福井県坂井市丸岡町下久米田38-33。 引取先:福井県坂井市丸岡町高柳9-5。
 見た目で期待したが、やはり味に力はなかった。ヴァイスっぽい雰囲気が気軽に楽しめるというのが、 この製品唯一のアピールポイントか。 だったら、サッポロ ホワイトベルグ のほうが断然優秀だが。
種別 新ジャンル
CODE:44622PRST#UK
2022年3月3日[1]
No.9237: ジムビームハイボール缶 レモネードハイボール / サントリー
 じむびーむはいぼーるかん れもねーどはいぼーる / さんとりー
ジムビームハイボール缶 レモネードハイボール ジムビームハイボール缶 レモネードハイボール review
 サントリー ジムビームハイボール缶 の派生商品「レモネードハイボール」。発売日は、3月1日。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。注いでいる時は、炭酸が音を立てているが、すぐに静まる。
 香りは、レモンの爽やかな香りと、バーボンの香りがうまく調和。フレッシュ感があり、熟成感もある。
 味は香りの印象どおり、レモンのキュートな酸味が立っているが、 ジムビームらしいしっかりとした飲みごたえがあって、アルコール感が豊か。 飲み込んだ後にも、バーボンの華やかさとレモンの甘酸っぱさが共に残る。
 アルコール分5%。果汁0.1%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:ウイスキー、スピリッツ、レモン、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
 世界No.1バーボンブランド「ジムビーム」のハイボール缶です。
 前回発売時 と中身は一緒のようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44623YMMS#02
2022年3月3日[2]
No.9238: 99.99 クリアドライ / サッポロ
 ふぉーないん くりあどらい / さっぽろ
サッポロ 99.99 クリアドライ サッポロ 99.99 クリアドライ review
 サッポロ 99.99(フォーナイン)の昨年(4月6日)リニューアル品を、当サイトではまだコンプリートしていなかった。 通年品のうち、クリアレモンクリアシークヮーサー は昨年レビューし、 クリアグレープフルーツ は一昨日やっと取り上げた。 そして残ったのが、この「クリアドライ」である。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時は大粒の気泡が踊り、 その後は非常に細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、レモンあるいはライムみたいな柑橘香がキュンと立つ。 但し、アルコール臭のほうが強い。
 味は香りの印象通り、柑橘エキスみたいなキリッとした酸味のアタックがあり、 それと同時に豊かなアルコール感が広がる。飲み進めると、胃の中がほかほか温かくなってくる。 飲み込んだ後には、レモンのような鋭い酸味が口に残る。
 アルコール分9%。原材料名:ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
 一代前の製品 では、糖類と苦味料が用いられていたが、 それらがなくなり、より一層シャープでピュアな味わいとなった。
 なお、今年(2022年)2月からまたリニューアルが実施されているので、みつけたら取り上げたい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44623KSES#331
2022年3月4日[1]
No.9239: 極上宝焼酎 タンチュー / 宝酒造
 ごくじょうたからしょうちゅう たんちゅー / たからしゅぞう
極上宝焼酎 タンチュー 極上宝焼酎 タンチュー review
極上宝焼酎 タンチュー
 3月1日に発売された 極上宝焼酎「タンチュー」。
 タカラのロングセラー甲類焼酎「極上」のソーダ割り製品。 炭酸入り焼酎だから「タンチュー」である。
 レモンなど、好みの割り材で手軽にチューハイをつくるための製品だが、 この製品自体の味をみるため、今回は何も入れないで、そのまま飲んでみる。

 グラスに注ぐとき、大粒の気泡が勢いよく踊っている。液色は無色透明。 注いだ後も、細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
 香りはまさにエタノール(ピュアアルコール)。 特に香りらしい香りはなく、ただ酒臭いというかアルコール臭のみ。
 味は甲類焼酎である「極上宝焼酎」そのまま。ピュアアルコールのホットな甘味のみで、 ほとんど味がしない。炭酸のビリビリした刺激があって、当然キレも抜群。
 アルコール分7%。原材料名:サトウキビ糖蜜、トウモロコシ、大麦/炭酸。 原料原産地名:国内製造(サトウキビ糖蜜アルコール)。
 宝極上は、私も普段からロックやソーダ割りで飲むために購入することがあるため、 非常になじみがある。ピュアなので、どんな割り材にも合う。
 この製品は、レモンをカットして搾るだけで簡単にレモンサワーがつくれるし、 ポッカレモンみたいに既に搾ってあるレモン果汁を入れるのならもっと簡単だ。 何より炭酸水を用意する必要がないのはありがたい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44624LSEK#03
2022年3月4日[2]
No.9240: 本麒麟 / キリン
 ほんきりん / きりん
キリン 本麒麟 キリン 本麒麟 review
キリン 本麒麟
 キリンの新ジャンル「本麒麟」が新しくなっている。本年(2022年)1月製造品からのリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも悪くない。
 香りは、従来品 と同じく、新ジャンルらしい甘さがあるが、だいぶ弱くなっている。 ホップの芳しい香りもほのかに感じられる。
 味はキリッとシャープで、軽い酸味も伴う。従来品は、もっとガツんと苦味が強かった印象があるが、 その荒くれた感じが少し穏やかになり、まとまりが出た感じ。ただ、苦味は決して弱くはない。 渋味は穏やかで、しっかりコクがある。
 アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類)、大麦スピリッツ。
 ニュースリリースでは、中身を次のように説明している。
 今回のリニューアルでは、ドイツ産ヘルスブルッカーホップを増量し「本麒麟」初となるデコクション製法を採用したことで、 飲みやすく飲み飽きない味わいを両立した、完成度の高いうまさを実現しました。
 確かにホップ香が強くなった気はした。そして、雑味が抑えられ、バランスが良くなった。 よって、ニュースリリースの言うように、完成度の高い味わいになったと思う。ほんのり甘さが残る点は、 これはもう新ジャンルとしては避けがたいことなのだろう。
 サッポロ社の 麦とホップ や、アサヒ社の アサヒ・ザ・リッチ などよりもくどさはない。非常に中庸な味わいである。
種別 新ジャンル
CODE:44624DAEE#RN01

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