2022年5月4日[1]
No.9361: 和製サングリア 赤ワインと佐藤錦 <限定出荷> / サッポロ
わせいさんぐりあ あかわいんとさとうにしき <げんていしゅっか> / さっぽろ
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イオングループ限定商品である サッポロ「和製サングリア」。
先週くらいに店頭で発見して入手したのだが、発売日はわからない。
2種あるうち、既に 白ワインとパイナップル を掲載しているので、
今日はもう一方の「赤ワインと佐藤錦」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透過性のある赤紫。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、赤玉スイートワインみたいなぶどうジュースっぽいワイン香が主体で、
そこにさくらんぼの甘酸っぱさがプラス。
味はむしろさくらんぼの甘酸っぱさが際立っている。
甘味も酸味も強く、さらに渋味もある。
飲み込んだ後にも、強い甘味がしっかり残る。
アルコール分3%。原材料名:濃縮還元果汁(ぶどう(外国産)、さくらんぼ(佐藤錦)(山形県産))/炭酸、酸味料、香料。
昨年同時期 にも出ていたものだが、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月4日[2]
No.9362: 残波 ハイボール / 比嘉酒造
ざんぱ はいぼーる / ひがしゅぞう
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琉球泡盛「残波」(ざんぱ)を用いたハイボール。即ちソーダ割り製品。
添加物として、炭酸を除けば酸味料だけが用いられている。
沖縄県産品を扱う わしたショップ に入荷していたものを購入した。
グラスに注いだ液色は、無色透明。当初は細かな気泡が踊っているが、程なくして静まる。
香りはあまり強くは香らない。泡盛らしい匂いはするものの、ソーダ割りということもあり、
非常に控えめ。すっきり感がある。
しかし、飲むとしっかり泡盛。甘さはなく、シャープな口当たりで、強いアルコール感。
飲み込んだ後には、少し薬臭いような、泡盛特有の香味が残る。
アルコール分7%。
原材料名:泡盛(沖縄県製造)/炭酸、酸味料。
販売者:有限会社比嘉酒造 沖縄県中頭郡読谷村字長浜1061番地。
製造場:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
残波をベースに爽快な味わいに仕上げました。
シンプルで、しっかりお酒。こういった製品を飲んで、沖縄気分を味わうのもいい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44685WALIUM#UK |
2022年5月5日[1]
No.9363: チャミスルトクトク マスカット / 眞露
ちゃみするとくとく ますかっと / じんろ
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4月19日に発売された「チャミスルトクトク」。
人気の韓国焼酎 眞露チャミスル をベースにしたフレーバー付き炭酸割りで、
平たく言うとびん入りチューハイである。
2種出たうち、今日は「マスカット」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは甘いマスカット。豊潤で、ややこってりした味わいが想像される。
味は確かにたっぷりと甘いものの、
炭酸のピリッとした刺激が強く、そのお陰で爽やかな口当たり。
このガス圧を実現するためのびん入りだったのかとも思う。
飲み進めると、白ぶどう特有の甘さが広がるが、酸味も効いているため冗長な感じはない。
ただ、飲み込んだ後に口に残る味は、かなり甘い。
アルコール分5%。原材料名:マスカット果汁、醸造アルコール、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
販売者:眞露株式会社 東京都港区六本木4-4-8。製造所:宝積飲料株式会社 広島県東広島市志和町別府2061-3。
フルーティなおいしさとすっきりとした味わいが気軽に楽しめる"しゅわしゅわ"なチャミスルです。
トクトク(톡톡)とは、"しゅわしゅわ"を意味する韓国語。焼酎の炭酸割りであることを端的に表しているだけでなく、
響きがとてもかわいいので、商品イメージに合っている。チャミスルの緑色ボトルをそのまま再現し、
ぶどうのイラストが添えられているので、味は容易に想像できる。
商品名をあえてハングルで書いたところも、最近特に日本の若者の間で広がる韓国の食ブームにうまく乗っかっている。
とてもよく練られた商品だと感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月5日[2]
No.9364: 残波 シークヮーサーサワー / 比嘉酒造
ざんぱ しーくゎーさーさわー / ひがしゅぞう
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昨日、琉球泡盛・残波(ざんぱ)を用いた 残波ハイボール を掲載したが、
今日は同時購入してあった「残波 シークァーサーサワー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。非常に細かな気泡が少量液中に見える。
香りは、シークァーサーらしい青臭い柑橘香がとても強く、同時に泡盛の匂いもしっかり感じられる。
味は酸味のインパクトと、しっかりアルコール感。やわらかな甘味。
爽やかなのに、すごく酒臭いというか、飲み応えがある。
飲み込んだ後には、鋭い酸味、苦味、泡盛独特の風味が口に残っている。
果汁3%。アルコール分6%。
原材料名:泡盛(沖縄県製造)、果糖ぶどう糖液糖、シークヮーサー果汁(沖縄県産)、シークヮーサーエキス
/炭酸、酸味料、ナリンジン。
販売者:有限会社比嘉酒造 沖縄県中頭郡読谷村字長浜1061番地。
製造場:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
パッケージといい、香りといい、味わいといい、南国ムード満載の製品。
レモンサワーに飽きたら、たまにはこういったものもいいだろう。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月6日[1]
No.9365: チャミスルトクトク すもも / 眞露
ちゃみするとくとく すもも / じんろ
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4月19日に発売された「チャミスルトクトク」。
人気の韓国焼酎 眞露チャミスル をベースにしたフレーバー付き炭酸割りで、
平たく言うとびん入りチューハイである。
2種出たうち、昨日既に マスカット を掲載済。今日はもう一方の「すもも」を。
グラスに注いだ液色は、無色透明。すももということで、かすかに赤っぽく見えるのは、気のせいか。
多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、キャップを開けたときからすももの甘酸っぱい香りが漂っている。
味は香りの印象通り甘酸っぱい。
すももを囓ったような、少し生臭い、青臭い感じの自然な味わい。
飲み込んだ後にも、甘酸っぱさと青臭さが口に残る。
アルコール分5%。原材料名:すもも果汁、醸造アルコール、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
販売者:眞露株式会社 東京都港区六本木4-4-8。製造所:宝積飲料株式会社 広島県東広島市志和町別府2061-3。
フルーティなおいしさとすっきりとした味わいが気軽に楽しめる"しゅわしゅわ"なチャミスルです。
ボトルのデザインは、昨日飲んだマスカットと同様、
チャミスルの緑色ボトルのイメージそのままであり、すもものイラストがちりばめられており、
いわゆる女子受けするかわいらしいパッケージである。キャップに描かれているカエルもかわいい。
なお、販売は日本法人の 眞露(株)だが、つくっているのは広島の 宝積飲料(株)である。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月6日[2]
No.9366: スーパードライ ジャパンスペシャル 香り華やぎ <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる かおりはなやぎ <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「香り華やぎ」。
昨年(2021年)冬ギフト限定商品であり、入手するつもりはなかったのだが、
当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈されたものである。
昨年11月2日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色で、黄色みが強い。
泡はほぼ白色で、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
甘いホップ香が立っているが、「華やぎ」というほど派手な香り立ちではない。
鮮度が落ちているからかもしれない。
ただ、ジャパンスペシャルはいつもモルトや副原料由来と思われる穀物っぽい匂いが強いのが特徴ではあるので、
これが個性なのかも。
口に含んだ瞬間は、ドライらしい軽快でクリーンな舌触りで、非常に透明感のある味わいだが、
その後にジューシーなコクも続く。軽い酸味と苦味も加わり、適度なキレがある。
飲み込んだ後にも、ジューシーな余韻が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
スーパードライの系譜でありながら、キレや爽快感を軸にするのではなく、
旨みに特徴がある。繰り返すが、「華やぎ」というほどの派手さはなく、どちらかというと地味めな味わい。
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ビール
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2022年5月7日[1]
No.9367: 焼酎ハイボール 強烈サイダー割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きょうれつさいだーわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定「強烈サイダー割り」。
発売日は、5月3日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。サイダーだから透明かと思いきや、
焼酎ハイボールらしい色。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立て、大きな気泡が多量グラスの中で踊っている。
香りは、サイダーらしい甘さ。但し、一般的なサイダー味チューハイは非常に甘そうな匂いがするものが多い中、
この製品はサイダーの爽やかな部分だけを強調しているかのような香り。
口当たりは炭酸のビリビリした刺激が強く、さすが強炭酸である。
香りの印象ほども甘くなく、サイダー味から甘さをスパッと取り去った感じ。
極めてスッキリ。苦味もある。アルコール感ももちろんしっかり。
アルコール分7%。無果汁。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
前回発売は 一昨年(2020年)だったが、中身は変わっていないようである。
サイダー味をこんなにストイックに仕上げるのは、タカラさんならではだ。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月7日[2]
No.9368: スーパードライ ジャパンスペシャル 熟成仕立て <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる じゅくせいじたて <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「熟成仕立て」。
昨年(2021年)冬ギフト限定商品であり、昨日掲載した 香り華やぎ と同時発売されたもの。
当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈されたものである。
昨年11月2日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色で、黄色みが強い。
泡はほぼ白色で、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは昨日飲んだ 香り華やぎ と同系統の甘いホップ香が特徴。むしろこちらのほうが華やいだ香りのように感じる。
味は最初に苦味のインパクトが来て、重たいのかと一瞬思うが、
その苦味の塊がほどけて甘さを伴うコクとなり口に広がる。滑らかな舌触り。
飲み込んだ後には、舌の先に甘味が、舌の根と喉の入り口あたりに苦味が残存している。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
スーパードライもそうだが、このジャパンスペシャルのシリーズも副原料に米が使われているので、
パワフルな中にも適度な繊細さを持ち合わせている。
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ビール
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2022年5月8日[1]
No.9369: サザンスター / オリオン
さざんすたー / おりおん
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オリオンの新ジャンル「サザンスター」が新しくなった。
今年2月製造分からのリニューアルとのことである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は白色できめ細かく、勢いよく注ぐと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、新ジャンル特有の少し鼻につく甘さがある。従来品はもう少しクリアな感じだったと思うのだが、
気のせいか。
味は概ねクリアだが、やはりかすかに甘味がある。但し、それを凌駕する苦味のアクセントがあるので、
だらけた感じはない。他社の新ジャンルと比べればスッキリ感は優秀。適度なテンションを保った味わい。
アルコール分5%。沖縄県産米使用。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、
スピリッツ(大麦)。
この製品は、2020年6月のリニューアルで 超スッキリの青 という名前になったのだが、
今回ただの「サザンスター」に戻された。
派生商品の 刺激の黒 と 熟コクの赤 がなくなったからだ。
つまり、同2品はわずか2年弱で終了したことになる。私個人的には3種戦略は良いと思ったのだが、
売れ行きが悪かったのか。
これからは、4月5日に発売された サザンスター華やかホップ との通年2種展開だ。
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新ジャンル
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2022年5月8日[2]
No.9370: スタイルバランスプラス ジンジャーサワーテイスト <期間限定> / アサヒ
すたいるばらんすぷらす じんじゃーさわーていすと <きかんげんてい> / あさひ
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機能性表示食品であるノンアルコールチューハイ、アサヒスタイルバランスプラス「ジンジャーサワーテイスト」。
3月23日の発売であった。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールドで、かすかに濁りがあるように見える。
だから見た目は梅酒ソーダのようでもある。
香りはジンジャーエールだが、ショウガ感がかなり強い。辛味が強そうだ。
味も香りの印象どおり辛味が強いが、甘味料特有の甘さがかなりある。
缶に「スッキリ甘くない」とあるが、そんなことはない。
コクのない甘さだから、余計に引っかかる感じがある。
飲み込んだ後には、喉にピリッとした辛味が残り、舌先には甘味料のだらっとした甘さが残る。
アルコール分0.00%。炭酸飲料。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:難消化性デキストリン(食物繊維)(米国製造)/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
カラメル色素。
昨年までと違うのは、今年は「スタイルバランスプラス」として出されたこと。
昨年までは プラス の付かない スタイルバランス だった。
肝心の味は、変わっていないように感じたが。
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ノンアルコール飲料
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2022年5月9日[1]
No.9371: ビアサプライズ 至福のキレ <限定醸造> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのきれ <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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サッポロ ビアサプライズ「至福のキレ」。ファミリーマート限定商品で、
発売日は5月3日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、清々しく華やかさもあるホップ香が強いが、そのベースにサッポロビールらしい麦芽の力強さも感じさせる。
爽やかでなおかつ土っぽいので、まさに畑を感じる。
口当たりは香りの印象通り清々しく、クリーン。軽い酸味を伴いながらも中域のコクがあり、
ジューシーで伸びやか。さらに舌の奥でしっかり苦味も感じる。
商品名のとおりキレは良いが、スッと消えるキレではなく、
キレた後もじんわり旨みの余韻が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
冷涼ホップを一部使用し、氷点下熟成製法と強めの炭酸で、鮮烈かつクールなキレを実現。
このファミマ限定 ビアサプライズ シリーズは、当サイトで把握している限り、
2016年登場の第1弾 至福の苦み から数えてこれまで9度発売され、これが第10弾ということになる。
「至福のキレ」は 2017年8月に一度出されていて、これが2度目である。
私自身の記録と今回の感想とを比べてみると、だいぶ違うことがわかる。
今回は華やかさや冷涼感が増し、ジューシーな余韻もある。ただキレだけを売りにしていない。
世の中の嗜好が、シャープさだけを強調したビールよりも、より旨みのある味を求めるようになったという判断であろうか。
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ビール
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2022年5月9日[2]
No.9372: キレートレモンサワー / サッポロ
きれーとれもんさわー / さっぽろ
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サッポロ キレートレモンサワー が今年1月製造分から新しくなっているのだが、まだ取り上げていなかった。
グラスに注いだ液色は、かすかに黄色っぽく濁りがある。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは内にこもった感じのレモン香で、あまり強くは香らない。
その分、アルコール臭が前面に出ているような気がする。
味は当然レモンの酸味が刺すように強い。これがこの製品の特徴で、変わっていない。
適度にジューシー感がある。アルコール感はそれほどでもない。
一般的なレモンチューハイとは違う、レモンが主役の強烈な味わい。
飲み込んだ後にも強い酸味と苦味が口に残る。
アルコール分5%。果汁20%。ビタミンC350mg。クエン酸3000mg。
原材料名:レモン、レモン果皮エキス、ウォッカ、糖類/炭酸、ビタミンC、香料、酸味料。
「キレートレモン」は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)の商標です。
実は昨年(2021年)3月に一度リニューアルしているのだが、当サイトでは未掲載。
しかし、パッケージのみのリニューアルだったので、まあいいかという感じ。
このような定番品のリニューアルもできるだけ追うようにはしているが、
デザイン変更のみだと切り替えのタイミングもわかりづらく、逃してしまうことも多い。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44690DAEE#RN01 |
2022年5月10日[1]
No.9373: いいちこ 円熟ハイボール / 三和酒類(製造:大東乳業)
いいちこ えんじゅくはいぼーる / さんわしゅるい
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5月3日にファミリーマート限定商品として発売された「いいちこ 円熟ハイボール」。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時はジュワジュワと炭酸が音を立てているが、程なくして静まる。
グラスに鼻を近づけると、しっかり深い麦焼酎らしい香りの重さに驚かされる。
缶入りチューハイで、ここまで焼酎を力強く感じさせる製品があっただろうか。
相当なアルコールの深さを想像させる。
味は最初にキュンとした柑橘風味があり、爽やかなのかと一瞬思うが、
すぐに焼酎の深い樽香が広がる。鼻から息を抜くと、その樽香がしっかりと感じられ、
紛うことなき焼酎感なのだが、麦焼酎らしくさらっとした舌触りのために、それほど強烈なアルコールは感じない。
滑らかで、柑橘の香味が適度に爽やかで、余韻は深い。
アルコール分7%。プリン体0。糖質0。香料0。甘味料0。原材料名:本格麦焼酎(国内製造)、かぼすスピリッツ/炭酸。
販売者:三和酒類株式会社 大分県宇佐市山本2231-1。製造所:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
既に全国販売している 下町のハイボール、
同ゴールデンブレンド と比べても、一層個性が際立っている。
レトロなパッケージデザインもむしろモダンな印象を与え、唯一無二の存在感を放っている。
少なからぬ缶チューハイが、味わい軽やかなウォッカベースとなっている中で、こんなにしっかり焼酎を感じるチューハイは貴重。
決して多くの人に受ける味わいではないが、深くはまる人が一定数いるに違いない。
万人受けしないことは売る側もわかっていて、まずは店舗限定の留型商品として出したということか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44691FMMTS#07 |
2022年5月10日[2]
No.9374: 一番搾り 見本缶 / キリン
いちばんしぼり みほんかん / きりん
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キリン 一番搾りの見本缶。
無料で頂いたものだが、大きさは350mlレギュラー缶。
見本缶というと小さいものも多いのに、これは太っ腹である。
確かゴールデンウイーク前だったと思うが、妻がデパ地下でお弁当を購入したときにおまけとしてもらったものだといって、
持って帰ってきてくれた。ありがたい。
中身は通常の一番搾りなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏に次のようなメッセージが。
おいしいとこだけ搾ってつくる特別なビール。それが、一番搾りです。
おいしさは、人を元気にします。おいしさは、人をつなぎます。気持ちがあがる、心が満たされる。
今日もおいしいビールが待っています。
やっぱりビールはおいしい、うれしい。
人とのつながりが薄れがちな昨今で、ビールの売上も厳しいであろう状況下、
メーカーさんのこういったプロモーションはうれしい。
私もできるだけ売上に協力したいと思う。
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ビール
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2022年5月11日[1]
No.9375: サッポロラガービール 2022 / サッポロ
さっぽろらがーびーる 2022 / さっぽろ
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5月10日発売の「サッポロラガービール缶」。
「赤星」の愛称で親しまれ、基本的に料飲店向けびん入りのみの展開であるが、
こうして時折缶入り製品が一般販売される。
当サイトで把握している限り、これまで
2008年、
2009年、2014年、
2016年7月、同年11月、
2017年6月、同年11月、
2018年7月、同年10月、
2019年7月、同年10月、
2020年7月、同年10月
2021年5月、同年10月
と15回登場し、これが16回目の販売である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りはいかにもクラシカルなジャパニーズピルスナー。
からっと乾いた感じの穀物っぽい香りが中心で、華やかさはない。
味も香りの印象通り、質実剛健。苦味が強く、その中にほわっとした甘みというか旨みを感じる。
後キレも良いが、じんわり旨みの余韻が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏にびんのイラストが描かれており、飲食店で頼んだときに出てくる姿がすぐに思い出される。
近年、黒ラベルが好調のようだが、サッポロビールの礎ともいえるこのビールも、
もっと若い人たちに飲んでもらいたい。
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ビール
CODE:44692DAKO#01 |
2022年5月11日[2]
No.9376: 麦の刻 芳醇(韓国産新ジャンル / 輸入:都光)
むぎのこく ほうじゅん / とこう
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酒DS リカーマウンテン で売られているという「麦の刻 芳醇」。
韓国OB社製で、輸入者は都光。
当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色で、やや暗いトーン。泡はかすかに黄色っぽく、
当初はかなり盛り上がって力強さを感じるものの、泡持ちはほどほど。
香りはわずかに甘さをたたえ、新ジャンルらしさを覗かせるものの、基本的にクリア。
口に含んだ最初のインパクトとしては、しっかり苦味の押しがあり、パワーを感じる。
その後、あまりコクを伴わない甘さがあり、ここで新ジャンルらしさを実感。
但し、最初に来た苦味は残っており、渋味も同時にあり、それらがトータルで飲み応えをつくっている。
飲み込んだ後には、強い苦味、渋味、ほわっとした甘味が口に残る。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒、スピリッツ/炭酸ガス。
原産国名:韓国。輸入者および引取先:株式会社都光 東京都台東区上野6丁目16番17号。
新ジャンルの制約の中で精一杯コクを出そうとして、
何とか臭みが強調されないようなバランスでそれが実現されている。
商品名 麦の刻 の文字の上に「むぎのコク」というルビが振ってある。
時刻の「刻」の字にあえて「コク」とカタカナを当てることで、味のコクを表現している。
いや、元々コクを表現するために、当て字として「刻」の字をもってきたのだろう。
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新ジャンル
CODE:44692PRST#UK |
2022年5月12日[1]
No.9377: 男梅サワー 追いレモン 夏の爽 <限定> / サッポロ
おとこうめさわー おいれもん なつのそう <げんてい> / さっぽろ
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サッポロビールとノーベル製菓のコラボによる 男梅サワー の限定品「男梅サワー 追いレモン 夏の爽」。
発売日は、5月10日。昨年 もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、通年品の男梅サワーと同様、やや透過性のある暗赤色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、男梅サワーらしい梅しそのような香りをベースとしながら、
押しが通年品よりも若干弱く、レモンの軽快な香りが乗っている。
味も基本的にはさっぱりと、レモンの酸味がアクセントとなり爽やか。
もちろん男梅サワー特有の梅干的なしょっぱさはあるが、軽やかに感じる。
飲み込んだ後にも、レモンの爽やかさが残る。
アルコール分5%。
原材料名:梅果汁、レモン果汁、レモンエキス、スピリッツ(国内製造)、レモン浸漬酒、梅干浸漬酒、糖類
/酸味料、炭酸、香料、果実色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
私は男梅サワーの濃厚さがどちらかというとあまり得意ではなく、
当サイトに掲載する以外には購入することはないのだが、この「夏の爽」はその濃厚さが軽減され、
非常に飲みやすい仕上がりになっている。
もちろん、当サイトでは私の個人的な嗜好は基本的に排除して、
品質を客観的に記載することを旨としているので、ネガティブなことをここで書くのはまずいのだが、
濃いしょっぱさが苦手な人にもこの製品は飲みやすいということは事実である。
反面、男梅サワーの 梅干しや梅しそを思わせる濃厚さが好きだという人には、
この味は軽すぎるかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44693DAKO#02 |
2022年5月12日[2]
No.9378: 氷結 シチリア産レモン / キリン
ひょうけつ しちりあさんれもん / きりん
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キリン 氷結シリーズのうち、主力3種(レモン、グレープフルーツ、シャルドネスパークリング)が新しくなっている。
今年(2022年)3月製造分からのリニューアルである。
それらのうち、今日は「シチリア産レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに濁りがある。
多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、弾けるように鮮烈なレモン香。氷結らしくかなりジューシー。
味は、極めてスッキリ。酸が立ち、甘さは抑えられ、澄みきっている。
この製品は以前から徐々に味わいがスッキリしてきていたが、
それがさらに一歩進んだようだ。
軽い苦味を伴い、アルコール感はほどほど。
飲み込んだ後には、尖りある酸味が口に残る。
アルコール分5%。果汁2.7%。原材料名:レモン果汁、レモンエキス、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
シチリア島で収穫されたレモンを主に使用した、みずみずしくスッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
従来品 と比べても、より一層透明感のある味わいで、
最近の多くの人の嗜好にうまく合わせてきた感じだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44693DAEE#RN03 |
2022年5月13日[1]
No.9379: −196℃ ストロングゼロ アセロラ ダブル <限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ あせろら だぶる <げんてい> / さんとりー
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サントリー -196℃ ストロングゼロの限定「アセロラ ダブル」。発売日は、5月10日。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いピンク色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、アセロラらしい酸っぱそうなベリー香に、アルコール臭が混じる。
味は確かに酸味が強いものの、酸っぱすぎる感じはない。適度に抑制的。
甘さが抑えられているため、それとバランスを取るように、酸味もある程度抑えられているのかも。
一方、アルコール感はきわめて強い。
飲み込んだ後には、酸味とアルコール感がともに口に残る。
アルコール分9%。アセロラ果汁0.4%。アセロラ浸漬酒使用。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:アセロラ、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素。
昨年までは、まるごとアセロラ という商品名だったが、
今年は「アセロラ ダブル」に変わった。果汁と浸漬酒をダブルで使っているからだが、昨年の製品も同じだった。
だが、私自身の記録を見る限り、もっと酸っぱく、もっと甘かったように記述している。
原材料を見ると昨年と今年はまったく同じなので、もしかすると何も変わっていないのかもしれないが、
私の舌には違う味として感じられた。
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チューハイ・カクテル等
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2022年5月13日[2]
No.9380: 黄桜 抹茶 / 黄桜
きざくら まっちゃ / きざくら
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存在を知らず、店頭で偶然遭遇した。
「黄桜 抹茶」という商品名は、いったい中身は何なんだと思わせる。
日本酒をお茶で割ったのか?と思う人もいるだろう。だが、缶入りだし、グラスに注いだイラストもあるし、
何より「発泡酒」と書いてあるから、間違えて買う人はいないだろうけど。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある深緑。泡は薄い緑色で、
グラスを上から見ると、まるでクリームソーダのよう。その泡は概ねきめ細かく、
勢いよく注ぐと力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
相当抹茶が強いのだろうなと想像しながら香りを嗅ぐと、お茶よりもビールの力強さをむしろ感じる。
ホップの甘い香りとモルトの力強さを感じ、ベースのビールを実感。
だが、その上にふんわりと抹茶の香りが漂う。
口当たりは意外にも軽快。
甘味はほぼなく、お茶の焙煎香と軽い酸味があり、
さらにしっかりとした苦味と渋味も伴う。
浮ついたところがなく、飲めば飲むほどお茶とビールを両方はっきり感じる。
飲み込んだ後には、緑茶の香ばしさがしっかりと残っている。
アルコール分5%。酵母入り。
原材料名:麦芽(麦芽使用比率90%以上)、ホップ、抹茶/着色料(ベニバナ色素、クチナシ青色素)、ビタミンC、香料。
酒税法上「発泡酒」の扱いだが、麦芽使用率が90%以上ということで、当サイトではビールに分類する。
おそらく副原料として抹茶が使われていることが、法律上ビールを名乗る要件に合致しないのだろう。
絶妙なバランスの味わいで、クオリティの高さを実感した。
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ビール
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