2022年9月27日[1]
No.9621: 発酵ジンジャーサワー / キリン
はっこうじんじゃーさわー / きりん
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キリン 発酵レモンサワーシリーズ の派生商品「発酵ジンジャーサワー」。
発売日は、9月27日。
グラスに注いだ液色は、深く濁った薄黄色。
注いでいる時は炭酸がシュワーっと音を立てるが、直ぐに静まる。
これら見た目は、発酵レモンサワーと同じだ。
香りもほぼレモンサワー。濃厚で酸っぱそうなレモン香が主体で、ほとんどジンジャーを感じない。
味は甘さがほぼなく、酸味と苦味が主体。レモンの刺すような酸以外にも、ピリッとした舌触りがあり、
これがもしかするとジンジャー(生姜)なのかも。そのくらい、ジンジャーの主張が弱い。
当初酸っぱいと思ったのだが、バランスとしては苦味が優位かもしれない。
刺激は決して弱くはないのに、すっきりとした口当たりでわりと飲みやすく、
後に甘さを残さない。缶に「すっきりレモン仕立て」とあるとおり、ジンジャーよりレモンが主役のようだ。
アルコール分6%。果汁7%。香料・酸味料・甘味料無添加。
原材料名:レモン、ジンジャーエキス、発酵ジンジャーエキス、シトラスエキス、スピリッツ(国内製造)、糖類/炭酸。
キリンさんは 麒麟特製ブランド(旧キリン・ザ・ストロング)のように、最近は攻めた商品群を展開している一方で、
麹レモンサワー、発酵レモンサワー等、うまく棲み分けが出来るのかもわからないブランド展開もしている。
しかし、今回この「発酵ジンジャーサワー」や、少し前にセブン&アイを通じて出した
発酵ライムレモン などによって、発酵サワーシリーズの独自性が際立ってきた。
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チューハイ・カクテル等
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2022年9月27日[2]
No.9622: オールフリー / サントリー
おーるふりー / さんとりー
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サントリーのノンアルコール「オールフリー」の現行品。
今年(2022年)1月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。勢いよく注ぐと、泡が力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、従来品同様紅茶の茶葉みたいなニュアンスがあるが、かなりホップ香もちゃんと感じられる。
味は極めてクリア。苦味がしっかりとあり、香りに感じた紅茶っぽさは若干あるが、それほど気にならない。
軽い酸味も感じられるが、相対的には苦味が勝る。
アルコール分0.00%。糖質ゼロ。カロリーゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)。
リニューアル直後は、缶左肩に「美味しくなった!」という目立つ表記があった
(ニュースリリース参照)のだが、
現在はなく、缶デザイン的には リニューアル前製品と違いがわからない。
缶裏の製造年月は 2022.06 となっているから間違いなく現行品なのだが。
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ノンアルコール飲料
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2022年9月28日[1]
No.9623: −196℃ オレンジパンチ <限定> / サントリー
まいなす196ど おれんじぱんち <げんてい> / さんとりー
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9月27日にファミリーマート限定で発売された、−196℃「オレンジパンチ」。
昨年は8月24日の発売だったので、およそ13か月ぶりの登場である。
グラスに注いだ液色は、濁りのある黄色。果汁の少ないオレンジドリンクといった見た目。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワ大きな音を立て、その後はやや大きめの気泡が、グラスの中で踊っている。
香りは、粉末オレンジドリンクみたいな人工的な香り。
そこにアルコール臭が混じっている。
味は甘味が強めで、軽い苦味も伴う。さらに強烈なアルコール感。果汁感は弱く、さらっとした口当たり。
飲み込んだ後には、甘味、苦味、軽い酸味が口に残る。もちろんアルコールの強さは最後まで。
アルコール分7%。オレンジ浸漬酒使用。糖類ゼロ。
原材料名:オレンジ、スピリッツ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
中身は昨年から変わっていないようである。パッケージもほぼ同じだが、
缶右下度数表記「7%」の文字色が、昨年の緑から今年は赤に変わった。
なお、昨年も書いていることだが、缶にカタカナで「オレンジスカッシュサワー」と書かれているものの、
商品名としては、ファミマのサイトで「オレンジパンチ」と紹介されているため、それに従った。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44832FMEEK#01 |
2022年9月28日[2]
No.9624: 和ミントモヒート / セコマ
わみんともひーと / せこま
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セイコーマート開発商品とみられる セコマ「和ミントモヒート」。
本州在住の私には、まったく縁のない商品のはずだが、ちょっと前に、
近所のスーパー店頭に並んでいるのを発見し、購入したものである。
グラスに注いだ液色は、ほんのり黄色く、微かに濁りが見える。
細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、爽やかなハッカが強いが、アルコール臭と混じり、ウイスキーのような匂いに感じられる。
味も香りに感じたハッカの爽やかさが強く、スーッとした口当たりだが、
アルコール感も豊かで、甘味もしっかり感じる。この甘味の正体はラムと思われる。
飲み込んだ後にも、若干の酸っぱさと甘味が残る。
アルコール分6%。果汁0.6%。北海道滝上町産和ミント使用。
原材料名:ラム、スピリッツ(国内製造)、ライム果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
販売者:株式会社セコマ、札幌市中央区南9条西5丁目パーク9・5ビル。
製造場:日本アスパラガス株式会社、北海道岩内郡岩内町字野束22番地3。
和ミントは、和種ハッカとも呼ばれるミントの一種。メントールが主成分なので、
スーッとした爽やかな香りが楽しめます。
* 北海道滝上町産和ミントを使用した香料を使用しています。(本製品香料のうち84%)
爽やかな口当たりは、暑い季節向きであるが、甘味が強いのが気になる。
もうちょっとシャープに仕上げることはできなかったのか。
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チューハイ・カクテル等
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2022年9月29日[1]
No.9625: ビアサプライズ 至福のコク <ファミリーマート限定> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのこく <ふぁみりーまーとげんてい> / さっぽろ
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ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福のコク」。
発売日は、9月27日。
グラスに注いだ液色は、淡い琥珀色。
泡はほんのりベージュ色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、見た目の通り若干ロースティな感じがあり、甘く凝縮感のあるモルト香が強い。
味は苦味のインパクトが強く、香りに感じたロースティで甘い香味がしっかり広がる。
ジューシーなコク。しっかりした苦味と甘い余韻が残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
至福のコク仕込とは
サッポロビール史上初!
麦芽を1.5本分使用し、ホップを4回に分けて加え、深いコクと余韻を実現する製法。
昨年 から中身は変わっていないようである。
商品名にふさわしいコクと飲み応えを備えた満足感の高い1本。
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ビール
CODE:44833FMEEK#02 |
2022年9月29日[2]
No.9626: 秋田サワー 塩レモン <秋田限定> / 秋田県醗酵工業(製造者:合同酒精)
あきたさわー しおれもん <あきたげんてい> / あきたけんはっこうこうぎょう
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基本的に秋田県限定商品である 秋田サワーの「塩レモン」。
普通であれば入手できないが、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量、断続的にグラスの中を立ち昇っている。
香りは、基本的にはすっきりしたレモン香だが、
塩レモンというだけあって、若干塩の厚みのようなものも感じる。
酒粕焼酎を使っているからか、少し酒臭い感じが強い。
味は甘味がなく、シャープな口当たり。炭酸のビリビリ感が強い。レモンの尖った酸味が前面に出て、
深いアルコール感を伴うが、かなり塩気も感じる。その塩気がアルコール感と呼応して、
少し甘やかな味わいをつくっている。
飲み込んだ後にもその塩気と、強烈なアルコール感が残る。
アルコール分8%。果汁4%。
原材料名:レモン果汁、食塩、醸造アルコール(国内製造)、酒粕焼酎、レモン蒸留酒/炭酸ガス、酸味料。
販売者:秋田県醗酵工業株式会社 秋田県湯沢市深堀字中川原120-8。
製造所:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250。
以前に同じシリーズの りんご をのんでいるが、
しっかりお酒の味がして、酒呑み向けのキャラクターは一緒。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44833PRST#UK |
2022年9月30日
No.9627: 一番搾り 糖質0 / キリン
いちばんしぼり とうしつぜろ / きりん
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キリン「一番搾り 糖質0」が新しくなっている。
今年7月製造品からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白でやや荒く、勢いよく注ぐと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
但し、従前はもっと液色が薄く、泡にも力がなかったので、かなり改善した。
香りは、爽やかなホップ香に、しっかりビールらしいモルトの力強さも感じられ、
糖質ゼロとは思えない。
口当たりはやはり軽快。糖質ゼロだから致し方ない。
クリアで澄んだ味わいだが、適度に苦味とコクがある。一番搾りらしい酸味のアクセントもある。
キレは良いが、飲み込んだ後にじんわり穀物っぽいモルトのニュアンスが残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、糖類。
2020年に初登場したとき、当サイトではかなり厳しいことを書いた。
だから今回もまったく期待せずに飲んだのだが、
良い意味で裏切られた。かなり飲み応えが出て、新ジャンルにはないちゃんとしたビールの力強さも感じる。
正直言って、すごい進化である。
これなら、存在意義もある。やればできるじゃないか、と褒めたい。
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ビール
CODE:44834DAKO#RN07 |
2022年10月1日
No.9628: パーフェクト サントリービール / サントリー
ぱーふぇくと さんとりーびーる / さんとりー
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サントリーの糖質ゼロビール「パーフェクトサントリービール」が新しくなっている。
今年8月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、
泡持ちも悪くない。
香りは、まるで新ジャンルのようにねっとりとした甘さがあるが、麦芽の凝縮感も感じる。
味は苦味と渋味の押しが強く、とても糖質ゼロとは思えない。
香りに感じた甘さはそれほどでもなく、従って浮ついた感じもなく、かなり引き締まっている。
真ん中のコクだけがスパッと切り取られたようだが、
苦味と渋味が最後まで口に残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、糖類。
上質で深いコクが特長のダイヤモンド麦芽を一部使用し、贅沢に仕込みました。
2度目のリニューアルなので、本製品は3代目であるが、
初代は甘くもっさりした感じでありながら、コクがやや乏しい感じ(それでもキリン社製品よりは相当にコクがあった)、
2代目はもたつきが取られて苦味の押しが強くなった。そしてこの3代目では、
甘さが少し初代寄りに戻ってしまった感はあるが、それを抑え込む苦味があり、それは麦芽の力強さゆえと考えられ、
前2作のハイブリッドという感じになった。それにしても、リニューアル毎にこんなにパッケージデザインが変わる商品も珍しい。
昨日飲んだ キリン 一番搾り糖質ゼロ との比較では、
コクや飲み応えの点でこちらサントリー製品のほうが圧倒しているが、この若干甘いニュアンスを良しとするか否かで、
好みは分かれるだろう。キリン製品を選べば、ハッキリ言ってコクは弱いが、すっきりとしたキレを楽しめる。
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ビール
CODE:44835LSEE#RN08 |
2022年10月2日[1]
No.9629: ゼロサワー キウイ <数量限定> / サンガリア
ぜろさわー きうい <すうりょうげんてい> / さんがりあ
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コンビニ LAWSON で売られているサンガリア製オリジナルチューハイ・ゼロサワーシリーズの「キウイ」。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、ほんのりゴールドっぽく色づいているようにも見える。
細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、実にキウイらしい生臭い感じの香りで、甘酸っぱい。
味は香りの印象どおり、キュンと甘酸っぱいが、苦味も効いている。
よって、それほどくどい感じはしない。飲み込んだ後にも、甘酸っぱさと、軽い苦味が口に残る。
アルコール分5%。果汁1%。糖類0。プリン体0。
原材料名:キウイフルーツ果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニー 大阪市東住吉区中野4-2-13。
製造所:三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
このゼロサワーシリーズは、おそらく不定期で様々なフレーバーが出されているが、
どれもサンガリアらしいクラシカルな、そしてチープな味わい(褒め言葉です)なので、親しみやすい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44836LSEK#UK |
2022年10月2日[2]
No.9630: 寶クラフト 小笠原島レモン <地域限定> / 宝酒造
たからくらふと おがさわらしまれもん <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
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宝酒造から出ている地域限定びん入りチューハイシリーズである 寶クラフト「小笠原島レモン」。
2018年2月27日に発売された商品だが、販売地域が東京都、千葉県、埼玉県および神奈川県の一部となっているため、
入手できるとは思っていなかったのだが、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈頂き、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁っている。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、フレッシュで非常に酸っぱそうなレモン香。
味は香りの印象通り、いや、印象以上にシャープであり、甘さがほとんどない。
フレッシュ感あふれる酸っぱさが印象的で、肉付きはそんなにないので、極めてシャープですっきり。
キレが良く、飲み込んだ後には鋭い酸味と強めの苦味が口に残る。
アルコール分8%。果汁2%。
原材料名:レモン(小笠原産)、レモンペースト、レモンエキス、焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
希少な小笠原諸島 母島産のグリーンレモン(島レモン)をまるごと搾り、レモンペーストと厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた
「ひとてま造り」で丁寧に仕込みました。個性的な島レモンの香り、焼酎の深みある味わい、爽やかなピール感が楽しめます。
かなり酸味の強いレモンでシャープな味わいだが、シークヮーサーほど青臭くはない印象なので、
クセが弱く、すっきりと飲める。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44836PRST#UK |
2022年10月3日[1]
No.9631: TOPVALU 国産なし <数量限定> / 合同酒精
とっぷばりゅ こくさんなし <すうりょうげんてい> / ごうどうしゅせい
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イオングループのスーパー店頭に少し前から並んでいる「TOPVALU 国産なし」。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄緑色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、落ち着いて少し生臭い感じの和梨香と、深いアルコール臭が混じり合っている。
味は熟成した白ワインみたいな、ややひねた感じの香味があるが、これは和梨特有の甘さとアルコールが織りなす味わいだろう。
少しざらめっぽく、コクのある甘さなのだが、果汁そのものの深みやコクはあまり感じられない。
ゆえに、上滑りしているような甘さ。
飲み込んだ後にも、その甘さがかなり口に残る。
果汁15%。アルコール分4%。
原材料名:ウォッカ、日本なし果汁(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖。添加物:炭酸ガス、香料、酸味料、カラメル色素。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
果汁を15%も使っているが、香料の使い方があまり上手ではないのか、
果汁の魅力をうまく演出できていないような気がする。しょせん15%程度では、真にジューシーな味わいになるわけはないので、
添加物の使い方次第で、果汁の風味を活かせるか否かが決まるはず。つまり、本品はお化粧の仕方がヘタだと感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2022年10月3日[2]
No.9632: 日本のしずく シャインマスカットチューハイ / 三幸食品工業
にっぽんのしずく しゃりんますかっとちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう
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このような商品の存在をまったく知らなかったのだが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
三幸食品工業「日本のしずく」というシリーズの「シャインマスカットチューハイ」。
同シリーズ品としては、グレープフルーツ と ブラッドオレンジ
を掲載済である。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄緑色。
細かな気泡が断続的に立ち昇っているが、気泡は少なめで、炭酸はそれほど強くなさそう。
香りは、しっかり甘そうなマスカット香。混じりけがなく、シンプルである。
味は香りの印象通りたっぷりと甘いのだが、コクがそれほどないために、くどさはそんなにない。
酸も適度に効いている。但し、食事に合わせようとしても難しいだろう。
飲み込んだ後にも、たっぷりとした甘味が口に残る。
アルコール分4%。果汁0.6%。
原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、醸造アルコール、ぶどう果汁/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、
甘味料(アセスルファムK)。
岡山県久米南町いある「月本果樹園」で栽培された国産シャインマスカットの貴重なストレート果汁を使用した
爽やかなマスカットの香りが広がるチューハイです。
ストレート果汁(=濃縮還元でない)を使用しているのが、このシリーズの売りで、確かに貴重なものだが、
その肝心の果汁はたったの0.6%。350ml缶の中におよそ2.1mlの計算になる。ないよりはマシ程度、といったら失礼だろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44837PRST#UK |
2022年10月4日[1]
No.9633: サントリークラフト 香る芳醇 エールタイプ <限定醸造> / サントリー
さんとりーくらふと かおるほうじゅん えーるたいぷ <げんていじょうぞう> / さんとりー
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10月4日発売の「サントリークラフト 香る芳醇 エールタイプ」。
パッケージデザインは、まるでビールのようだが、中身は新ジャンルである。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色で、琥珀色に近い。
泡はほんのりベージュ色で非常にきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、とても爽やかかつ甘いホップ香が立つ。香る芳醇という商品名のとおりだ。
味はしっかりめの苦味に、少しカラメルっぽい甘さが加わり、ほのかにロースティなニュアンスを帯びている。
さらに軽い酸味も伴うが、コクやボディ感は今一つ。
アルコール分5%。
原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、コーン、糖類)、スピリッツ(小麦)。
注いでいる時の泡立ちと液色、そして香りを嗅いだときのしっかりしたインパクトなど、
明らかに新ジャンルの域を超えている。口の中で最初に広がる味わいもしっかりしているのだが、
コク不足であることは否めず、そこに限界を見る。
それにしても、新ジャンルに「クラフト」というネーミングは、あまり好ましいとは言えない。
クラフトビールを連想させるから、敢えて使っているワードなのだろうが、感心はしない。
この手の製品は、3年ほど前にアサヒビールから クラフトスタイル
というシリーズが出されたことがあったが、品質の素晴らしさにもかかわらず、結局大当たりすることなく消えていった。
新ジャンルというカテゴリーで品質を追求することは、
確かにメーカーとしての技術力の高さを示すことができるばかりか、安い価格で供給できるという意味において、
多くの消費者に寄り添った姿勢でもあるのだけれど、せっかくの技術力を発揮する場所を間違えているのではないかと、
私には感じられる。新ジャンルの枠内であがくのは、そろそろやめたほうがいいのではないか。
サントリーさんには既に 金麦 という、ビールの代替物を超え指名買いされる
(ビールとは別のおいしさとして選ばれる)ブランドがあるのだから、
そのように新ジャンルは新ジャンルらしさに特化すべきではないかというのが、私の考えである。
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新ジャンル
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2022年10月4日[2]
No.9634: Style ONE 甲州ハイボール / 富永貿易(製造:大東乳業)
すたいるわん こうしゅうはいぼーる / とみながぼうえき
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ユニー・イズミヤ・フジ のP.B.である Style ONE(スタイルワン)の「甲州ハイボール」。
販売は富永貿易で、製造は大東乳業。
自ら購入したものではなく、当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。
注いでいる時、シュワワーっと炭酸が踊り、その後は細かな気泡がグラスの中に見える。
香りは、ややゴムっぽいウイスキーの香りに、レモンの尖った香りが混じる。
あまり芳醇さは感じない。
味は香りの印象通り、やや酸味が立っているのだが、
コクのないゴムっぽいウイスキーの香味が勝り、あまり爽やかではない。
飲み込んだ後には、軽い苦味と酸味が口に残る。
アルコール分7%。プリン体ゼロ。保存料不使用。レモンリキュール使用。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンリキュール、糖類/炭酸。
販売者:富永貿易株式会社 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。製造場:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
あまりウイスキーの自然な味わいだとは感じなかったが、添加物等は不使用。
ベースのウイスキー自体の品質の問題だろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2022年10月5日
No.9635: 昔懐かしい コーラフロートサワー / 合同酒精
むかしなつかしい こーらふろーとさわー / ごうどうしゅせい
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GODO「昔懐かしい コーラフロートサワー」。
この商品の発売日は8月30日で、ふだん入手困難なGODO製品なのだが、今回は発売直後の9月上旬に入手できた。
いつも巡回している近所のスーパーが、たまたま仕入れてくれていたためだ。
グラスに注いでいるときのシュワーっという音や、液色、黄色い泡の立ち方など、
まさにコーラそのものといえる。
炭酸は結構強そうである。
香りを嗅いでみても、薬草っぽいコーラ特有の香りで、なおかつ甘そう。
味も確かにコーラなのだが、どこにフロートの要素があるだろうかと探ってみると、
少しクリームが溶けたような甘さが感じられる。それゆえ、炭酸のビリビリ感が少しマイルドになっているような気もする。
もちろん、コーラフロートと知った上で飲むからそう感じられるわけで、
前知識なく飲んだら、クリームとまでは思わないかもしれない。そのくらいに、微妙な甘さ、クリーミーさではある。
無果汁。アルコール分3%。
原材料名:ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸ガス、カラメル色素、香料、酸味料。
缶裏に、次の説明文がある。
昔懐かしいコーラフロートサワーは、喫茶店の定番メニュー"コーラフロート"の味を再現したお酒です。
爽やかな味わいのコーラにやさしいクリームの味わいがぴったりです。
懐かしい思い出に浸りながら、お召し上がりください!
コーラフロートなんて、言ってみればとことん不健康な飲物。それをお酒にしたのだから、さらに不健康だ。
そこが魅力の製品。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44839DQES#36 |
2022年10月6日
No.9636: ゼロサワー オレンジ / サンガリア
ぜろさわー おれんじ / さんがりあ
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コンビニ LAWSON で売られているサンガリア製オリジナルチューハイ・ゼロサワーシリーズの「オレンジ」。
前回発売から半年程度しか経っていないが、また最近LAWSON店頭に並び始めた。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。
細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、コクのないチープなオレンジ香だが、皮を搾ったときにほとばしる果汁のようなフレッシュ感も感じる。
口当たりはかなりシャープ。甘さが抑え込まれ、酸味が立っている。
味わいとしては、昔ながらの粉末ジュースを水で溶いたような安っぽさなのだが、
思い切りシャープな仕上げなので、爽快感があり、なおかつアルコール感もしっかりとある。
アルコール分5%。果汁1%。糖類0。プリン体0。
原材料名:オレンジ果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー、大阪市東住吉区中野4-2-13。
製造所:三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
前回製品とは、味わいが少し異なるような気がした。
少しシャープになったように感じたのだが、LAWSONサイトでは特にアナウンスはされていないので、
気のせいだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44840LSEK#UK |
2022年10月7日
No.9637: 冬の味の金麦 / サントリー
ふゆのあじのきんむぎ / さんとりー
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ついこの間、秋商品を飲んだと思ったら、もう次が出ていたので買ってみた。
サントリー金麦「冬の味」である。10月製造分から切替のようである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしては濃い。
泡はやや黄色っぽい。かなりきめ細かく、力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、金麦らしい芳しいホップ香に、かなり甘いニュアンスが混じる。
このあたりは、冬製品特有の分厚さなのかもしれない。
口当たりは基本的にすっきり。軽い苦味に、マイルドな甘みが加わっている。
丸っこい味わいで、酸はほのか。この味わいバランスにより、しっかり深みがある。
この点が、冬製品としての特徴か。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
豊かに仕立てた金麦を冬の料理とご一緒にどうぞ。
金麦が季節毎に味を変える戦略を取り始めて約3年。
このやり方が長く続くのだろうか?と当初私は懐疑的であったが、ここまで続けば立派なものである。
ただ、最近は味が変わったとして大々的に流通するのではなく、販売店ごとの仕入れ状況等により、
切り替え時期はまちまちになっているようである。
金麦は既に多くのファンから指名買いされるブランドに育っているから、いちいち大きなプロモーションをしなくても、
一定の販売は見込めるのだろう。もちろんCMは大量投入されているし、キャンペーンも色々行われているが、
商品力で現在の地位を確立したのはまちがいないだろう。
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新ジャンル
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2022年10月8日
No.9638: 辛口ゼロボール / 宝酒造
からくちぜろぼーる / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールブランドから初のノンアルコール「辛口ゼロボール」が誕生。
発売日は、10月4日。
ノンアルでどこまで焼酎ハイボールっぽく仕立てているのか。相当厳しいのではないか。
そう思いながら、期待せず飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いゴールド。
注いでいる時、炭酸が大きな音を立てて踊り、その後は多量の気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りを嗅いで驚きが。ほとんど焼酎ハイボールのドライと同じ香りである。
熟成焼酎のような少し樽香を伴う深い香り。焼酎が苦手な人なら、この香りだけでダメだろうなと思わせる、
かなり本格的な香りだ。
ここまで非常に優秀だが、味はどうだろう。少し疑いながら口に運ぶと、
味もほとんど焼酎ハイボールそのもので、単にアルコール感がないだけ。いや、実はアルコールが入っているんじゃないか?
とすら思わせる本格的な味。
まったく甘くなく、炭酸のビリビリした刺激が強い。
甘さが皆無ゆえに味わいにボリューム感がない点だけが焼酎ハイボールとの違いで、
飲み込んだ後に残る余韻も、実に焼酎にそっくりである。
炭酸飲料。アルコール分0.00%。レモン果汁1%。カロリーゼロ。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:レモン果汁(アルゼンチン製造)、焼酎エキス、果糖ぶどう糖液糖/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
缶裏に、次の文章がある。
ノンアルでも たどり着いたら、この辛口!
タカラ「焼酎ハイボール」の美味しさを詰め込んだタカラ「焼酎ハイボール」エキスを使用しました。
キレのある辛口の味わいをお楽しみください。
これまでに飲んだすべてのノンアルコール製品の中で、最も優秀だと感じた。
私が焼酎ハイボールファンであるという点は少し差し引いて捉えてもらう必要はあるかもしれないが、
クオリティを客観的に評価して、ここまでお酒と違わぬ味わいの本格的なノンアルには、出会ったことがない。
パッケージを焼酎ハイボールに似せているだけで、どうせ味はガッカリするのだろうなどと飲む前に考えていたことをタカラさんに謝りたい。
満を持して出しただけのことはある。ビールテイストを飲むより、よっぽどお酒を飲んだ気になれる。
ゴルフ場に置いたり、高速のサービスエリアで食事とともに売ったり、
夜の食堂でドライバーに提供したりすれば、大受けするのではないだろうか。
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ノンアルコール飲料
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2022年10月9日[1]
No.9639: いいちこ 下町のハイボール / 三和酒類(製造:アシードブリュー)
いいちこ したまちのはいぼーる / さんわしゅるい
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いいちこ「下町のハイボール」が新しくなっている。
発売日は、9月13日。私がふだん立ち寄る販売店では、どこもなかなか新商品に切り替わらなかったので、
入手が遅くなってしまった。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時はジュワジュワと炭酸が音を立てており、
その後は細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、いいちこらしいピュアな麦焼酎の香りに、ほのかにレモン香が寄り添っている。
いたずらに柑橘香を立てずに控えめなので、焼酎を邪魔していない。
味はほぼ甘くない。ベースの焼酎はクセが弱いが、しっかりアルコールの味がする。
だから飲み応えがある。飲み進めると、焼酎らしいボリューム感がしっかり感じられ、
飲み込んだ後にも余韻として残る。
アルコール分6%。プリン体・糖質・香料・甘味料ゼロ。原材料名:本格麦焼酎(国内製造)、かぼすスピリッツ/炭酸。
販売者:三和酒類株式会社 大分県宇佐市山本2231-1。製造所:アシードブリュー株式会社宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
ピュアであるがゆえ、焼酎好きには好意的に受け止められるだろう。一方、麦焼酎の味わいそのものが好きでない方には、
まったく受け入れられないだろう。はっきりと飲み手を選ぶ商品。
リニューアルにより、アルコール度数が従来の7%から6%へと下げられた。それで弱くなったかといえば、
いやむしろ焼酎らしさが増したような感じさえする。いいちこらしさを前面に出したリニューアルとのことで、
既存ファン向けの刷新と言えるだろう。
なお、同時リニューアル発売の ゴールデンブレンド は、未だに発見できていない。見つけ次第入手したい。
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チューハイ・カクテル等
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2022年10月9日[2]
No.9640: のんある晩酌 塩レモンサワー <限定> / サントリー
のんあるばんしゃく しおれもんさわー <げんてい> / さんとりー
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買ってから既に3か月近く経過している。
7月19日にサントリーから発売された のんある晩酌レモンサワーの限定「塩レモンサワー」。
例によってノンアルゆえ、飲むのが遅くなってしまった。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、すっきりしたレモン香に、少しだけ甘いニュアンスが混じる。
コクがありそうな香りなので、おそらくこれが塩だろう。
味はまったく甘くない。極めてシャープで、少し塩っぽさがある。
ただ、その塩味はとても控えめ。非常にキレが良く、ほぼ酸っぱさ以外に後味を残さない。
果汁1%。アルコール分ゼロ。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:レモン果汁(イスラエル製造)、焼酎エキス(ノンアルコール)、食塩/酸味料、炭酸、香料、
酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
本格的なレモンサワーを思わせる、お酒らしい飲み応え。塩で引き立つレモンの旨み。
確かに甘くないから普通のソフトドリンクとは明らかに違うが、お酒らしいかといえば、そんなことはない。
塩によって、むしろレモンの弾ける感じも抑えられ、大人しくなってしまっている。
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ノンアルコール飲料
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