2023年2月18日[1]
No.9881: 一番搾り 春デザイン缶 / キリン
いちばんしぼり はるでざいんかん / きりん
|
|
|

キリン 一番搾り限定「春デザイン缶」。発売日は、2月7日。
昨年(2022年)は出ていなかったようなので、2021年以来2年ぶりである。
昨日掲載したように、一番搾りは1月製造品からリニューアルしており、
この缶も同月製造ということで、中身は最新の製品と思われる。
実際、飲んだ感じでは、昨日掲載した 通常パッケージ商品と、味は変わらないようであった。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
この限定パッケージの発売を知らせるニュースリリースにおいても、
中身の説明で通常パッケージ品と同じく「味わいを進化させた・・」等の記述があり、
このことからも中身はリニューアル後の最新商品であることが窺える。
**********
2023/3/1 追記
この製品は、どうやら中身はリニューアル前のもののようである。
リニューアル後の味(3月1日掲載)とは明らかに違うからだ。
|
ビール
CODE:44975DAEE#11 |
2023年2月18日[2]
No.9882: こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口 / サントリー
こだわりさかばのれもんさわー きりっとからくち / さんとりー
|
|
|

サントリー こだわり酒場のレモンサワー シリーズが、新しくなっている。
昨年(2022年)12月下旬以降、順次切り替えとのこと。
通年ラインナップ4種のうち、既に レギュラー品 こだわり酒場のレモンサワー、
追い足しレモン を掲載済。
今日は「キリッと辛口」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、尖りのあるフレッシュなレモン香。商品名のとおり、まさにキリッとした印象。
味は透明で甘くない。酸が刺すように鋭く、純粋に酸っぱい。アルコール感も強烈。
すべてにおいてシャープでハード。後キレも抜群。
アルコール分9%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ありのままの甘くないレモン感とお酒感でキリッとうまい!だから食事に合う!
以前からほとんど改良の余地のない極限の味という感じだったので、今回どこがどう変わったのか、
よくわからなかった。ただ、レモンの刺激がさらにブラッシュアップされたようには感じた。
この製品の持ち味である、有無を言わさぬ「酒!」という強烈さも健在である。
言わずもがなであるが、チューハイは甘くて飲みやすいのがイイという方は、手を出すべからず。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44975DQES#RN12U |
2023年2月19日[1]
No.9883: 一番搾り 糖質0 春デザイン缶 / キリン
いちばんしぼり とうしつぜろ はるでざいんかん / きりん
|
|
|

昨日、一番搾りの限定 春デザイン缶 を掲載したが、今日は同時発売された 糖質0「春デザイン缶」を取り上げる。
発売日は、2月7日であった。
中身は 通年品と変わらないので、味のレビューは割愛するが、
通常の一番搾りと同じような飲み応えはないことだけは、記しておく。
同じ糖質ゼロビールなら、後発の パーフェクトサントリービール のほうが、コクがある。
但し、もさっとした味なので、クリアなキレを求めるなら、本品のほうがいい。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、糖類。
この糖質0 でデザイン缶が出されるのは、おそらく初めてである。
青色ベースの缶に、この桜柄はあまりしっくりとは来ないデザインだが、店頭で目立っているのは確か。
一足早く春気分にさせてくれる商品。
|
ビール
CODE:44976DAEE#12 |
2023年2月19日[2]
No.9884: こだわり酒場のレモンサワー 濃い旨 / サントリー
こだわりさかばのれもんさわー こいうま / さんとりー
|
|
|

サントリー こだわり酒場のレモンサワー シリーズが、新しくなっている。
昨年(2022年)12月下旬以降、順次切り替えとのこと。
通年ラインナップ4種のうち、既に レギュラー品 こだわり酒場のレモンサワー、
追い足しレモン、
キリッと辛口 を掲載済。今日は4種めとして「濃い旨」を飲む。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。注いでいる時は炭酸が勢いよく踊っているが、
程なくして静まる。
香りは、シャープでフレッシュ感のあるレモン香。酸が相当強そうである。
味は香りの印象通りシャープな酸味をまず感じ、次いで適度なジューシー感が広がる。
レモンらしい厚みのある酸っぱさ。アルコール感は弱くはないものの、強烈というほどでもない。
飲み込んだ後には、ヒリヒリする酸と苦味が口に残っている。
アルコール分6%。果汁1%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
4種のレモン仕込※で濃くて旨い!だから食事に合う!
※2種のレモンピール蒸留酒、2種のレモン浸漬酒を使用した原料酒ブレンド
本品は、通年販売4種の中では最後発であり、昨年(2022年)3月に登場したもの。
1年を待たずしてリニューアルしたわけだが、従来品は原酒3種(レモンピール蒸留酒×2種+レモン浸漬酒)
だったものが、4種使用となった(レモン浸漬酒も2種)。
まあ、その違いはよくわからないのだが、濃い旨の名に恥じないしっかりしたレモン感は健在である。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44976DQES#RN12U |
2023年2月20日[1]
No.9885: 麒麟特製レモンサワー ALC.7% / キリン
きりんとくせい れもんさわー あるこーる7ぱーせんと / きりん
|
|
|

麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
1月製造品より順次リニューアルとのことである。
新ラインナップのうち、新たに登場した「レモンサワー7%」をまずは飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は当初踊っているが、程なくして静まる。
香りは、フレッシュでありながら適度にコクのありそうなレモン香。
いかにもキリン製チューハイといった感じで、図られたようなバランス(酸、苦さ、アルコール感)の良さである。
味は少しレモンの皮のような苦味を感じ、それと同時に鋭い酸味が刺すように感じられる。
アルコール感も豊か。最初の入りが上品なのに、すぐに鋭く強く切り込んでくる。
ジューシーでコクのあるレモンの旨みが続き、少し飲み疲れる感じもする。
飲み込んだ後には、強烈な酸味が口に残っている。
アルコール分7%。果汁2.4%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン浸漬酒、レモン果汁、シトラスエキス/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
今回のリニューアルで中身が変わったのは、この「レモンサワー7%」と、レモンサワー9%の2種。
いずれもこのブランドを代表する基幹商品と言えるものだが、特に本品は、
従前、豊潤レモンサワー という商品だったので、
名前も変更した。
麒麟特製ブランドは、当初 キリン・ザ・ストロング と称していたもので、
途中から突如として 麒麟特製 の文字をパッケージに入れるようになり、
さらに それを前面に出すようになっていった。
CM等で「麒麟特製」と言うようになった当初も、正式ブランド名はまだ キリン・ザ・ストロング であったのだが、
その後「麒麟特製」が正式なブランド名になった。
現在ではそのような過去がまるでなかったかのように変貌しているのだ。
もちろんそれを悪いと言うつもりはない。これからも消費者の嗜好に合わせ、
柔軟に商品の見直しやブランド自体のブラッシュアップを実行して頂きたい。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44977DAKO#RN01 |
2023年2月20日[2]
No.9886: セブンプレミアム 全農 宮崎県産 日向夏サワー / 全国農協食品
せぶんぷれみあむ ぜんのう みやざきけんさん ひゅうがなつさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
|
|
|

セブン&アイグループP.B.商品「セブンプレミアム 全農 宮崎県産日向夏サワー」。
近所のセブンイレブンで購入したものである。
実は、昨年購入したときには、セブンプレミアムのマークは付いていなかったのだが、
今年から同グループのP.B.商品ということになったようだ。
販売者も昨年は 国分グループ本社(株)であったが、今年は 全国農協食品(株)となっている。
おそらく中身は変わっていないと思われるが、簡単にレビューしたい。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
香りは苦味の強そうな柑橘香。味は意外にも甘味を最初に感じ、あまり尖りがない。
香りに感じた苦味ももちろん強いのだが、バランスとしては甘味の方が優勢である。
日向夏果汁10%。アルコール分4%。原材料名:日向夏果汁(日向夏(宮崎県産))、アルコール(国内製造)、
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:日本果実工業株式会社 山口県山口市仁保下郷1771番1。
やはり中身は 昨年のものと同じであった。今年は全農自らが販売者となっている点が違うのだが、
セブン&アイグループがP.B.として独占的に扱うことが明確にされた。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44977SEST#UK |
2023年2月21日[1]
No.9887: ヱビス ニューオリジン / サッポロ
ゑびす にゅーおりじん / さっぽろ
|
|
|

ヱビスブランドから、大型新人が登場した。その名も「ヱビス ニューオリジン」。
発売日は2月21日。
百年以上の伝統あるブランドに「新たなる起源」と名付けた商品を投入するサッポロさんのその決意。
ロイヤルブルーのパッケージをまとった限りなく高貴なビジュアル。
これはもう、居住まいを正して対決しなくてはならない。
グラスに注いだ液色は、中程度の輝く黄金色。泡はやや黄色っぽく、とてもきめ細かく、
当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りを嗅いだ瞬間に、圧倒される。清らかで芳しいホップ香が、力強く凝縮感あるモルト香と調和。
爽やかで甘く、ジューシーで重々しい。しばらく口に運ばないで、香りだけを愛でたい気分だ。
そして口に運ぶと、妖艶な香味が広がり、ジューシーで肉感的なコクで満たされる。
ベースには、やはりヱビスらしい重厚な苦味。美しくスタイリッシュで艶っぽいのに、
強い意志を示すかのような苦味や渋味の重石(おもし)。わずか数CCでも雄弁にその世界観を語ってくれる。
飲み込んだ後にも、その甘く広がりのある余韻がしばらく続く。
アルコール分5.5%。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
130年の時を超えた新たなヱビス。
〜若手醸造家からのメッセージ〜
1890年のヱビスビール発売当時使用していたと思われるドイツ産ホップ(※)を用い、
伝統製法と現代の製法を掛け合わせ、古きホップ品種の新たな魅力を引き出しました。
"高貴で洗練された苦味と香り"をお楽しみください。
醸造家 有友亮太
(※)発売当時に使用していたホップ品種の情報は残っていないものの、断片的に見つかった情報より推定。一部使用。
当サイトでは、ふだん私の好みをあまり書き立てることはしないようにしているのだが、
今回はしばらく言葉を失うくらいに感動してしまった。
これをヱビスブランドから出したことの裏には、たとえ日本一とも言える圧倒的に偉大なビールブランドといえども、
挑戦を続けなければすぐに凋落してしまうという、サッポロさんなりの危機感もあったのかもしれない。
色んなことを考えさせられる作品だが、長年のヱビスファンの中には、少し違和感を持って受け止める方々も少なくないだろう。
若手醸造家ということがクローズアップされているが、べつに若手の反逆といったことではなく、
サッポロビールという古い会社がこうして売ろうと決めたことに大きな意義があって、
それを飲む側がどう受け止めるかなのだ。
様々なビールを飲んできた私の率直な感想では、もしこれを小さなクラフトブルワリーが売ろうとするなら、
500円は取りたい、いや取らなくてはならない商品だと思う。
|
ビール
CODE:44978KSES#00 |
2023年2月21日[2]
No.9888: 麒麟特製レモンサワー ALC.9% / キリン
きりんとくせい れもんさわー あるこーる9ぱーせんと / きりん
|
|
|

麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
1月製造品より順次リニューアルとのことである。
昨日 レモンサワーALC7% を飲んだが、今日は「レモンサワーALC.9%」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。気泡は当初踊っているが、程なくして静まる。
香りは、しっかり深みのありそうなレモン香で、少し発酵臭のような匂いもする。
味はレモンの皮のような苦味が強く、それと同時に鋭い酸味が刺すように感じられる。
アルコール感も豊かだが、甘ったるさはない。
飲み込んだ後にも、強い苦味、酸味、アルコール感が口に残る。
アルコール分9%。果汁2.5%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁、シトラスエキス、レモンパウダー/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ニュースリリースでは、リニューアル内容を次のように説明している。
「麒麟特製 レモンサワー ALC.9%」では新たに、
凍結したレモンを粉雪のようになるまで細かくすりおろした「凍結レモンパウダー」を使用することで、
風味豊かなレモンの味わいがありながらも、
飲みごたえあるうまさに進化しました。
凍結レモンパウダーというのがポイントで、これがレモン風味をより一層鮮やかにしているものと思われる。
コクがありながら爽やかさを残し、高アルコールの飲み応えも併せ持つ。欲張りなレモンサワーと言えよう。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44978DAEE#RN01 |
2023年2月22日[1]
No.9889: 贅沢搾り PREMIUM 王林 <数量限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ おうりん <すうりょうげんてい> / あさひ
|
|
|

2月21日に LAWSON限定で発売された、アサヒ 贅沢搾りPREMIUM「王林」。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、たっぷり甘いりんご香で、少し苦味もありそう。
果汁は少ないのに、香料でうまくフルーティ感を出せている。
味は香りの印象通り甘味が豊かで、酸は尖りがなく穏やか。アルコール感は弱い。
単品種のため混じりけのない味わい。飲み込んだ後に、少し苦味も残る。
アルコール分4%。果汁5%。
原材料名:ウオッカ、りんご果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
王林というりんごは酸っぱくなく、穏やかな甘味が特徴。
そのキャラクターをうまく再現できていると思う。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44979LSHUCH#01 |
2023年2月22日[2]
No.9890: 麒麟特製コーラサワー / キリン
きりんとくせい こーらさわー / きりん
|
|
|

麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
1月製造品より順次リニューアルとのことである。
中身が変わったのは、レモンサワー2種のみであり、
それら(ALC.7%、ALC.9%)は既にレビューした。
今日飲むのは「コーラサワー」で、こちらはパッケージのみの刷新。
よって、味については、従来品のほうを参照頂きたい。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、
シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
コーラ味のチューハイというのは、以前は他社からも各種出されていたが、
多くは淘汰され、こうして残っているものは少なくなった。
この製品は、自然なコーラ味と強炭酸、高アルコールという特徴が一定のファンをつなぎ止めているものと思われる。
今や貴重なコーラ味チューハイであり、比較的手に入りやすいので、頑張って継続して頂きたい。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44979DAEE#RN01 |
2022年2月23日[1]
No.9891: 泡盛ハイボール 香るシークヮーサー <数量限定> / オリオン
あわもりはいぼーる かおるしーくゎーさー <すうりょうげんてい> / おりおん
|
|
|

2月14日に数量限定で発売された、オリオン「泡盛ハイボール 香るシークヮーサー」。
オリオンのオリジナル商品ゆえ、基本的な販売エリアは沖縄県及び奄美群島地区(鹿児島県)であるが、
入手したのは沖縄県産品を扱う わしたショップ である。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。
注いでいるときは炭酸が勢いよく踊り、その後は細かな気泡が立ち昇っている。
香りを嗅ぐと、泡盛のパンチのあるアルコール感と、
そこにほんのり青臭い柑橘香が溶けている。
味はほぼ甘くなく、度数は高くないのに、しっかりとアルコールを感じる。
シークヮーサーらしいシャープな酸味も効いているので、すっきりとした飲み口。
泡盛を飲み慣れない人にも飲みやすい、クセの弱い仕上がり。
アルコール分5%。果汁1%。泡盛10年古酒使用。原材料名:泡盛(沖縄県製造)、シークヮーサー果汁、シークヮーサーエキス、
シークヮーサーオイル、糖類/炭酸、酸味料、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市新在家南町3-2-28。
沖縄の伝統的なお酒「泡盛」の中でも3年以上熟成させたものは"古酒(クース)"と呼ばれ、
「沖縄の宝」とも称されます。
『泡盛ハイボール』は、10年もの歳月をかけて熟成させた貴重な古酒だけを使うことにこだわった贅沢なハイボール。
泡盛古酒の旨みと芳醇な香りが広がる爽快な味わいをご堪能ください。
昨年7月に出た 泡盛ハイボール の第2弾商品というか、派生商品である。
シークヮーサーが使われている分だけ爽やかで飲みやすく、より間口の広い製品になっている。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44980WALIUM#09 |
2023年2月23日[2]
No.9892: 麒麟特製ホワイトサワー / キリン
きりんとくせい ほわいとさわー / きりん
|
|
|

麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
1月製造品より順次リニューアルとのことである。
中身が変わったのは、レモンサワー2種のみであり、
それら(ALC.7%、ALC.9%)は既にレビューした。
また、昨日はパッケージのみ変更の コーラサワー を取り上げた。
今日飲むのは、やはりパッケージのみ刷新された「ホワイトサワー」。
味については、従来品の記事を参照頂きたい。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、
シトラスエキス/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
実は、上記でリンクを張っている"従来品"というのは、2代前のものである。
1代前の製品は、当サイト未掲載なのだが、確保してあるので、それはまた後日取り上げる。
まあ、中身はずっと変わっていないのであるが。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44980DAEE#RN01 |
2023年2月24日[1]
No.9893: −196℃ ミルクルトパンチ / サントリー
まいなす196ど みるくるとぱんち / さんとりー
|
|
|

2月21日にファミリーマート限定で発売された、−196℃「ミルクルトパンチ」。
このシリーズはいつもそうなのだが、缶にカタカナで「ミルクルトサワー」の文字があり、これが商品名のようにも見えるが、
アルファベットで MILKULT PUNCH と書いてある方が商品名である。
缶に限定の文字はないが、ファミマのサイト情報によると、数量限定品のようである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。この濁りゆえ、炭酸の気泡はほとんど見えない。
香りは、ヨーグルトの上澄みみたいな匂い。
ミルキーだが、あまりコクがなさそうである。そこにアルコール臭が混じる。
味はとても甘味が強いのだが、乳性飲料の甘さというよりは、甘味料で無理矢理強い甘さにしている感じ。
だから舌の両奥にだらっとした甘味がこびりつくように残る。
ミルキーさは弱く、もちろんヨーグルトのようなこってり感もない。その意味ではあっさりとした口当たりなのだが、
強い甘味とそこそこのアルコール感があるから、キレも良くないし、あっさりもしていない。
アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。糖類ゼロ。
原材料名:乳酸菌飲料、レモン、スピリッツ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
カラメル色素、安定剤(大豆多糖類)。
"ミルクルト"なんて乳性飲料があったかな?と思ったのだが、これは何となくの仮想的ネーミングだろう。
サントリーさんは、チューハイシリーズ ほろよい でも、ハピクルサワー なんていう、
それっぽい名前の商品を出している。今回の商品もその流れというか、同じセンスなんだろう。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44981FMEEK#03 |
2023年2月24日[2]
No.9894: 林檎とハーブの微笑みエール / エチゴビール
りんごとはーぶのほほえみえーる / えちごびーる
|
|
|

新潟のエチゴビールから発売された「林檎とハーブの微笑みエール」。
事前情報なく購入したのだが、調べてみると、発売日は1月20日だったようである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄茶色で、アイスティーのよう。泡はほんのりベージュ色できめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りを嗅ぐと、甘いジューシー感があって、事前にりんごと知らされていなければ、それが何のフルーツなのかは、
にわかにはわからない。ブラウンエールの中には、こうした甘い香り(ロースト感を伴う)のするものがあるからだ。
ただ、明らかにジュースのような甘い匂いがしている。
さらに養命酒のような薬草感と、かつおだしみたいな出汁っぽいコクも感じる。
味は確かにジューシーで甘いが、同時に苦味の押しが強く、ミントのようなスーッとした感覚も伴う。
濃くいれたアップル・ハーブティーみたいな感じ。ここで明らかに林檎とハーブを感じる。
飲み進めると、甘さや苦さが口に残り、ややもたつく感じもあるので、キレはあまり良くない。
アルコール分6%。原材料名:大麦麦芽(フランス製造・ドイツ製造)・小麦麦芽・ホップ・乳糖・濃縮りんご果汁・エルダーフラワー
・カモミール。
缶に、PALE ALE with Apples,Chamomile & Elder flower.とあり、これは上記原材料表記をみてもわかるのだが、
りんごのほか、カモミールとエルダーフラワーが使われている。ベースのビアスタイルとしては、ペールエールである。
ピンク色の缶は、明らかに女性消費者を意識したもので、甘く飲みやすいけれども、一方でアルコール分は6%であり、
決してやさしいビールではない。こんな言い方をしたら悪いが、最初からたくさん売る気はあまりない商品のようである。
近年のエチゴビールは、こういった独自スタイルを模索する、チャレンジングな製品を立て続けにリリースしている。
日本におけるクラフトブルワリーの草分けとしての余裕すら感じさせる展開なのだが、
単に好き勝手にやっているわけではなく、商品名やパッケージデザインは、時代に合わせたものとなっている。
私自身はこのビールをリピートしようとは思わないが、こういった挑戦を続けることのできるブルワリーが、
この国で着実に育っていることはたいへんに喜ばしい。
ただ、新潟のエチゴビールさんが、
軽井沢のヤッホーブルーイングのようになりたいと考えているとしたら、それは違うのでやめて頂きたい。
あくまでも生真面目な垢抜けない地方の実力派ブルワリーという立ち位置こそが、輝ける場所だと思うので。
|
ビール
CODE:44981SIH3#35 |
2023年2月25日
No.9895: 焼酎ハイボール 和歌山産はっさく割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる わかやまさんはっさくわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
|
|
|

タカラ焼酎ハイボールの限定品「和歌山産はっさく割り」。
発売日は、2月21日。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと濁りのある淡いレモン色。
このシリーズらしく、大きな気泡がグラスの中で踊り、その後もたくさんの気泡が立ち昇っている。
香りは苦味の強そうな柑橘香だが、適度にジューシー感もある。
味はもちろん、ほぼ甘くない。というか、ほぼ味がない。酸中心の味わいと、
炭酸の強いビリビリした刺激。強いアルコール感。
キレが良く、飲み込んだ後には焼酎の味わいが口に残る。
アルコール分7%。果汁1%。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、はっさく果汁、レモン果汁、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
タカラ「焼酎ハイボール」は東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「はっさく」は旧暦8月1日を指す「はっさく(八朔)」の頃に食べられたことからその名が付いたと言われています。
はっさくならではの爽やかな香りと上品な酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
前回発売は、昨年(2022年)1月。中身は変わっていないようである。
はっさくとレモンが使われていて、ジューシーかと思わせておいて、極めてシャープ。
まったく甘くない。限定品であっても、焼酎ハイボールの味づくりに、ブレはない。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44982LSHUCH#04 |
2023年2月26日
No.9896: 網走アルチザンエール / 網走ビール
あばしり あるちざんえーる / あばしりびーる
|
|
|

北海道の網走ビールによる「網走 アルチザンエール」。
存在を知らなかったが、スーパー成城石井店頭で偶然遭遇して入手した。
グラスに注いだ液色は、濁りのあるオレンジがかった琥珀色。
泡はベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちも非常に良い。
香りは、各種トロピカルフルーツ(マンゴーやパパイヤ、バナナ、あるいはオレンジなど)の混じり合ったような、
フルーティで芳しく、力強い香り。清々しいのに非常に複雑で、奥深い。
味は口に含んだ瞬間の苦味のインパクトが非常に強い。香りが肉感的だったので、
相当なボリューム感を想像しながら迎えてみたら、厚みよりも苦味の押しと収斂性が強い。
しかしながら、決して荒っぽいわけではなく、複雑な香味が幾重にも重なり、
美しく調和している。飲み込むと、ハーブのような爽やかさがスーッと綺麗な余韻をつくり、
飲み込んだ後には、しっかりと苦味が残っている。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(ドイツ製造、国内製造)、オーツ麦、ホップ。
網走ビール株式会社 北海道網走市南6条西2丁目2番地。
5種のモルトをブレンドさせたコク深く爽やかな味わい
"コク深く爽やか"というのは言い得て妙で、まさにこのビールの魅力を的確に表している。
特に爽やかなフィニッシュは芸術的。コク深いのは当然として、その後仕舞いの美しさこそ、
このビールの最大の魅力であろう。なぜなら、一般的な実力派IPAの中には、
最後までこれでもか、これでもかとグイグイ押してくるものが少なくなく、
こんなにエレガントな終わり方をするものは珍しいからだ。
缶には Weizen & IPA と書かれていて、いったいどんな造り方なのだろう?と不思議だが、同社サイトには、
「地元網走産の大麦麦芽を含む5種類の麦芽をブレンドし、ヴァイツェン酵母・アメリカンホップで醸造しました。
フルーティーなヴァイツェンの風味に、アメリカンホップを掛け合わせたことで、
今までに無い鮮烈な香りが特徴的な商品に仕上げています。奥深いコクと爽やかな香りが特徴的な商品です。」との説明があった。
なるほど非常に凝ったつくりが、この複雑さを生んでいるのだと納得。
これを1本300円台で売っていることは驚きである
(今回入手価格は税込396円、公式オンラインショップ
では24本税込8,712円にて販売中)。
率直な言い方をすると、日々100円台の新ジャンルなんか飲むくらいなら、
飲む量を3分の1に減らしてもこちらを選んだ方が、幸せの総量が増えると私には思える。
そのくらい濃密で充実した時間が得られるビールだ。
|
ビール
CODE:44983SIH3#UK |
2023年2月27日[1]
No.9897: ザ・プレミアム・モルツ / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ / さんとりー
|
|
|

ザ・プレミアム・モルツが新しくなった。発売日は、2月28日。
このような大型商品なので、正式な発売日前から既に店頭に並んでいる。
プレモルはこれまでにも何度かリニューアルしているが、今回はかなり気合いの入った大幅リニューアルのようで、
パッケージデザインを大きく変え、またTVCMなども既に大量投入されている。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白で概ねきめ細かいが、従来品と比べて少し力がないというか、
クリームのようにこんもりと盛り上がってくる力が少し弱まったような気がする。
泡持ちは取り立てて悪いわけではないのだが。
香りは、くっきりと濃密で甘い。ホップのキャラクターがより際立ったように感じる。
さらに苦味も強そうである。
口に入れた瞬間、香りのイメージ通り甘味のボリューム感が増したかな?と感じると同時に、
苦味のエッジが立ったようにも感じる。つまり、甘やかなコクが強まったのにもかかわらず、
苦味の輪郭がくっきりしたことで、全体的に味がぼやける方向には行っていない。
飲み込んだ後にも、ジューシーな甘味、オレンジのような果実っぽい酸、収斂性のある苦味がどれも余韻として残っている。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
鮮やかに広がる華やかな香りと、深いコクをお楽しみください。
少し大げさに書いたところはあるが、私が感じた変化としては、より華やかさや濃密さがアップし、
味の輪郭がくっきりとしたという印象。ただ、従来品からそんなに大きく変わったわけではなく、
プレモルらしさは失っていない。むしろ、キャラ変することなく、多くのファンの嗜好を満足させる方向に少し変わったということ。
逆に言うと、プレモルは濃くて重くてくどいから嫌いというアンチファンには、一層嫌われる方向への変化かもしれない。
でも、もっさり感が強いわけではないから、洗練された方向への変化だとは言っておこう。
現状ではリニューアル前の従来品もたくさん残っているようなので、
飲み比べをしようと思えばできる。
|
ビール
CODE:44984DQES#-01 |
2023年2月27日[2]
No.9898: セブンプレミアム 全農 山形県産 月山ぶどうサワー / 全国農協食品
せぶんぷれみあむ ぜんのう やまがたけんさん がっさんぶどうさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
|
|
|

先日掲載した セブンプレミアム 全農 宮崎県産日向夏サワー と一緒に、近所のセブンイレブンで購入した
セブンプレミアム「全農 山形県産 月山ぶどうサワー」。
グラスに注いだ液色は、ぶどうのイメージとはかなり異なる薄茶色。
透過性があり、赤紫と言えなくもない色だが、かなりオレンジっぽく、茶色に近い色なのだ。
香りは、干しぶどうのような、あるいは酸化した赤ワインみたいな、少しひねた香りで、紹興酒にも似ている。
甘味はあまり強そうではなく、酸味の方が強そうである。
味は香りの印象通り酸味が強めで、ひねた香味があるのだが、甘味もしっかりと付いている。
アルコール感は弱い。飲み込んだ後にも、甘酸っぱい余韻が残る。
果汁10%。アルコール分4%。原材料名:ぶどう果汁(ヤマソービニオン(山形県産))、アルコール(国内製造)、
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:神奈川柑橘果工株式会社 神奈川県足柄上郡山北町岸716。
ヤマソービニオンは山葡萄とカベルネソーヴィニヨンの交配により日本で生まれた赤ワイン品種のぶどうです。
ひねた香味は山葡萄特有のものであり、ワインっぽいと感じたのも、そもそもワイン醸造用につくられたぶどうだからだ。
もうちょっと甘味を抑えることはできなかったのか?と思うが、飲みやすさを優先したということなのだろうか。
一般的なぶどう味チューハイを想像して飲むと、だいぶ味わいが違うので、面食らう人も少なくないだろう。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44984SEST#UK |
2023年2月28日[1]
No.9899: ザ・プレミアム・モルツ <ジャパニーズエール> 香るエール / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ <じゃぱにーずえーる> かおるえーる / さんとりー
|
|
|

昨日、新しくなった ザ・プレミアム・モルツ を取り上げたが、
ラインナップのもう一つ、香るエールのほうも新しくなっている。発売日は、2月28日。
名前もリニューアルを機に、「ジャパニーズエール 香るエール」と変更された
(サントリー社サイトによる)。
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
昨日飲んだプレモルのほうは、泡の密度が少し落ちたように思ったのだが、
こちらエールのほうは、従来通りのように見える。
香りは、フレッシュなオレンジのような酸っぱさの切り込みが強い。
従来はもっと甘くもさっとした感じで、ヨーグルトっぽかったのだが、
スッと鋭くなった印象。
味もその香りの印象通り、スッと爽やかに入ってきて、酸味の輪郭がはっきりしている。
一方、甘さのもたつきはない。ボリューム感が少し落ちたとも言えるが、
キリッとした酸の筋が通り、いわばスタイリッシュな味わい。苦味もそれに追随。
もちろん、苦味自体が強くなったわけではなく、甘さがスリムになった効果として、
苦味も感じられるようになった。キレが良く、余韻も爽やかに感じる。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
みずみずしい香り、豊かな味わいのエールビールです。
昨日飲んだ プレモル が、より濃密さを増したと感じられるのとは対照的に、
こちら香るエールは、贅肉が削がれ、スリムになった印象。
ただ、これまでのリニューアルでもどんどんスリムになってきていたから、その路線をさらに進めた感じだ。
でも、ここまで来ると、ファンの反応はどうだろうか。
もっとファットな感じのほうが良かったという意見も出てくるかもしれない。
今回のリニューアルは、2種とも常飲者への"提案"という感じがする。
現時点での結論はこれなんですが、皆さんいかがですか?ご意見ありますか?という投げかけで、
もしかすると、今後の消費者の反応を見て、微調整が起こるかもしれない。
|
ビール
CODE:44985DQES#00 |
2023年2月28日[2]
No.9900: 麒麟特製ホワイトサワー / キリン
きりんとくせい ほわいとさわー / きりん
|
|
|

先日、今年1月製造品から新しくなった 麒麟特製サワーシリーズ の
ホワイトサワーを取り上げたが、今日飲むのはそれ以前の製品。
2021年12月リニューアル版である。
前に購入して自宅に保管してあったが、未掲載だったため掲載する。
味については、さらに前世代(2021年1月リニューアル版)の記事を参照頂きたい。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、
シトラスエキス/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
中身がしばらく変わっていないのに、こうしてあえて取り上げるのは、大手製造品はできる限り網羅したいという、
私自身のこだわりである。缶の変化を追うだけでも、歴史の記録になるので。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:44985DAEE#RN01 |