2023年4月14日[1]
No.9981: −196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶる ぱいなっぷる <げんていしゅっか> / さんとりー
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サントリー -196℃ ストロングゼロ シリーズの限定品「ダブルパイナップル」。
発売日は、4月11日。昨年は2月に発売されていたので、約14か月ぶりの登場である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸はあまり強くはなさそう。
香りは、注いでいる時からツンと甘酸っぱいパイン香が立ち昇っている。
味は香りの印象通り甘酸っぱさが際立つ。
度数9%ということで、アルコール感が強く、味わいにボリュームがある。
それがより一層甘く感じさせる。果汁感は弱く、味わいは人工的。
飲み込んだ後には、酸味、甘味と、若干の苦味も残る。
アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。パイナップル果汁1%。パイナップル浸漬酒使用。
原材料名:パイナップル、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
昨年 から、中身は変わっていないようである。
甘ったるくならないように抑制的に仕上げようという意図は感じられるものの、
やはり甘味は強めである。パワフルさを楽しむべきチューハイだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45030YMMS#03 |
2023年4月14日[2]
No.9982: スーパードライ がんばれ!阪神タイガース デザイン缶 / アサヒ
すーぱーどらい がんばれ!はんしんたいがーす でざいんかん / あさひ
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アサヒスーパードライ「がんばれ!阪神タイガース」デザイン缶。
私の住む関西では、例年見かけることのある缶なのだが、いつでも売られているというほどでもない。
よって、毎年野球シーズンに必ず入手できるわけでもない。
もっとも、毎年デザインはほぼ一緒なので、積極的に探しているわけでもない。
こうしてたまたま遭遇したときに購入する程度である。
今回は、いつも立ち寄っている近所のイオン系スーパーにて発見。
なお、中身は通常のアサヒスーパードライのため、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
非常に控えめなデザインで目立たないので、もっと派手なデザインにすればいいのに、といつも思っている。
阪神タイガースなのだから、それこそ全体を虎柄にしてしまうとか。
ただ、それだとスーパードライと気づいてもらえない恐れがあるため、アサヒさんはそこまでしないのだろう。
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ビール
CODE:45030DAKO#UK |
2023年4月15日[1]
No.9983: 氷結 九州産ゆず / キリン
ひょうけつ きゅうしゅうさんゆず / きりん
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キリン 氷結シリーズに「九州産ゆず」が登場。発売日は、4月11日。
缶に限定の文字はなく、どうやら通年品の新ラインナップのようである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるかな?という程度。
多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、ジューシーで、なおかつゆずらしい青臭さがある。
苦味や酸味だけでなく、甘味もありそう。
味は香りの印象通りジューシー感があり、しっかり苦味と酸味、そして柔らかい甘味がある。
この飲みやすいバランスの取り方が氷結らしく、クラシカルな印象を与えもする。
最近のチューハイは、もっとシャープであったり、甘さがなくドライだったりするものが多いから、
それに比べればしっかり甘い。
飲み込んだ後にも、酸味、苦味とともに、甘味が口に残る。
アルコール分5%。果汁0.3%。
原材料名:ゆず果汁、ウオッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
九州で収穫されたゆずを主に使用した、みずみずしくスッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
決して冒険せず、中庸な味わいバランスを旨とするのが、氷結スタンダードシリーズであり、
その意味では王道とも言える仕上がり。
ただ、個人的には、現在レモンとグレフルのある 氷結無糖シリーズ
にも、ゆずのラインナップがあると面白いと思うのだが。
なお、氷結は既存通年品8種が、3月製造品からリニューアルしているので、
今後発見次第、順次購入、掲載していきたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45031KSES#04 |
2023年4月15日[2]
No.9984: ISEKADO XPA / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど えっくすぴーえー / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)の ISEKADO「XPA」(エックスピーエー)。
以前からある商品のようだが、やまや で遭遇し、初めて入手した。
グラスに注いだ液色は、やや濁りの見られる淡い黄金色で、若干黄色みが強い。
泡は白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、グレープフルーツのような爽やかな苦さ、トロピカルフルーツの甘さ、
ハーブの青臭さなどを湛えた力強いホップ香に圧倒される。
味は極めてジューシーで肉感的ながら、収斂性のある苦味が舌の両奥でしっかりと感じられる。
ただ、その苦味は若干角が取れて穏やかであり、粗暴さはあまりない。
まろやかとも言える甘さが優勢。深い旨みが長く続く。
アルコール分5.5%。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
XPA(エックスピーエー)とは、エクストラペールエールの略らしい。
飲んだ印象では、IPA(インディアペールエール)ほどストロングではなく、
苦味とジューシーさが絶妙なバランスで両立している。
だから、飲み応えとドリンカビリティも両立しており、しっかりコクがあるのに飲み飽きない。
ちょうど良い頃合のエールだと言える。
伊勢角屋麦酒の製品は、どれも本当に基本がしっかりしていて失望することがなく、
安心して飲めるばかりか、必ず感動させてもらえる。
派手さがないから悪目立ちはしないけれども、手抜かりなど一切ない。これは相当にすごいことである。
既に世界で高く評価されているブルワリーだが、もっともっと売れていいと思う。
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ビール
CODE:45031YMMS#UK |
2023年4月16日[1]
No.9985: すみか #国産シャインマスカット / 宝酒造
すみか #こくさんしゃいんますかっと / たからしゅぞう
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タカラ すみか の新顔「#国産シャインマスカット」。発売日は3月21日。
限定品ではなく、新たな通年ラインナップのようである。
この商品は、私が普段巡回しているスーパー等では全然入荷がなくて、
先日やっと酒DSの やまや にて発見し、購入できた。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるように見える。
多量の細かな気泡が見えるが、程なくして収まる。
香りは、シャインマスカットらしく豊かで甘い。コクもありそうな香りなのだが、
このシリーズは基本的にすっきりと甘くない仕上げであろうから、
香りの印象と味は違うはずである。
そして口に運ぶと、やっぱりほとんど甘くない。
むしろ苦味が先に立っているような印象で、あっさりし過ぎるくらいの口当たり。
でも、その後ほんのりと甘いニュアンスが広がるので、決して味がないわけではない。
正直、これがシャインマスカットだと言われなければ品種がわかるような味わいではないのだが、
透き通っていてコクがないのになぜか深みを感じる不思議な味である。
アルコール5%。果汁0.1%。糖質70%オフ。
原材料名:シャインマスカット、シャインマスカットエキス、シャインマスカットスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類
/炭酸、酸味料、香料。
芳醇で華やかなシャインマスカットの香り!
ほのかな果実の香りで甘くないから、すっきりしたものが飲みたいときにちょうどいいチューハイ!
すみか シリーズは、エシカルというのがコンセプトである。
普通は捨てるような果実の部分を用いてつくっているらしいので、本品はぶどうの皮だろうか。詳細はわからないが、
フードロス問題に対応できて、しかも健康志向のニーズにも合う。
さらに、メーカーさんとしては、原価率が抑えられる(推定)わけだから、まさに"三方良し"だ。
これをもって味気ないとか、ケチな商品だと思うような人には飲んでほしくない。
そういう人は、濃濃・甘甘・強強なストロングチューハイでも飲んでおけば良い。
本品は、微妙な味わいの違いや、そこに潜む奥深さに気づくような舌を持った人向けの商品である。
残念ながら、そういう高感度な人は人口比率として少ないようなので、
このブランドも大ブレークには至っていない。
なお、缶デザインが従来の すみか シリーズと異なっているのだが、
他の通年品(ゆず、りんご)も同デザインにリニューアルしている。未入手なので、見つけ次第取り上げたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45032YMMS#26 |
2023年4月16日[2]
No.9986: WATTA 無糖シークヮーサー / オリオン
わった むとうしーくゎーさー / おりおん
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オリオンのチューハイシリーズ "WATTA" が新しくなっている。発売日は、3月7日。
通年品の全部が刷新され、新ラインナップも登場。
既に新顔の 無糖アセロラ と パイナップル、
リニューアル版の パッションフルーツ、
雪塩シークヮーサー、
シークヮーサー をレビュー済。
今日は残る1種、リニューアルの「無糖シークヮーサー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。
注いでいる時、大粒の気泡が踊っているが、その後は直ぐに収まる。
香りは、シークヮーサーらしい青臭い柑橘香。酸味と苦味が強そうだが、
ジューシー感もある。
味はもちろん甘くない。無糖だからというのもあるが、
シークヮーサー自体が、非常にシャープで甘味がないのだから当然。
アルコール感は適度。飲み込んだ後には、鋭い酸味が口に残る。
アルコール分5%。果汁1%。糖類・甘味料 無添加。沖縄県産シークヮーサー果汁使用。
原材料名:シークヮーサー果汁、シークヮーサーピールエキス、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
従来品 との違いはわからなかった。
無糖でスッキリした味わいは、もう変える余地もないのかもしれない。
ところで、WATTA通年全6種のうち、雪塩シークヮーサー
と 無糖アセロラ はオリオンの通常販売エリアである沖縄県及び奄美群島地区での販売だが、
シークヮーサー、パイナップル、
パッションフルーツ と本日飲んだ 無糖シークヮーサーは全国販売である。
ついにオリオン製品も地域の壁を越えて全国区になろうとしている。
これまでもビール類はアサヒビールを通じて本州にも流通していたが、
チューハイは他の力を借りずに自ら全国に打って出たわけだ。
アサヒさんとの関係は今後どうなるのか、気になるところではある。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45032DAEE#40 |
2023年4月17日[1]
No.9987: 全農 高知県産 直七&ゆずサワー / 全国農協食品(国分グループ本社共同開発)
ぜんのう こうちけんさん なおしち あんど ゆずさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
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全農「高知県産直七&ゆずサワー」。
全農ブランドの缶入りサワーは、これまで何度かセブンイレブンで発見、購入したことがあり、
今回もまた店頭にてこれを発見した。調べてみると、2月23日の発売だったようで、
もう2か月近くが経っている。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
この濁りのせいで、気泡はほぼ見えない。
香りは、いかにもゆずという、青臭い苦味の強そうな柑橘香主体。
さらにジューシーさもある。
味は香りの印象以上に酸味と苦味が強い。甘味は抑えめ。
だからかなり刺激が強く感じる。
ただ、果汁からくるジューシー感がかなりある。
飲み込んだ後には、鋭い酸味と苦味が共に口に残る。
アルコール分4%。果汁10%(すだち果汁8%、ゆず果汁2%(製品に占める割合))。
原材料名:すだち果汁(高知県産)、柚子果汁(高知県産)、ウォッカ(国内製造)、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、
イソマルトオリゴ糖シラップ)/炭酸、酸味料、ビタミンC。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
この商品は、全農グループと国分グループ本社株式会社が共同開発した商品です。
缶裏に、次の説明文がある。
高知育ちの柑橘ブレンド
高知県の「ゆず」と「直七すだち」をブレンド。
※宿毛市産「直七」すだちを80%使用(すだちに占める割合)
直七の爽やかな酸味とやさしく香るゆずの風味が相性抜群!
確かに、すだちとゆずはいずれも青臭く酸味の鋭い柑橘だから、
味が馴染むのは当然。果汁10%入りでフルーティ感も上々。
何より全農ブランドというのは農作物に対する信頼感が圧倒的で、それを裏切らない内容に仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45033SET3#53 |
2023年4月17日[2]
No.9988: DARGUNER PILSNER
ダルグナー ピルスナー
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330ml缶が税別199円で売られていたので、まったく期待せずに購入したドイツ産ピルスナー DARGUNER。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色で、黄色みが強い。
泡は純白できめ細かく、当初力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、甘く柔らかい。苦味よりも酸味の強そうなイメージで、やや粉っぽい。
味は香りの印象以上に軽快。酸が立ってキリッとした口当たり。
甘みやコクは弱い。粉っぽい舌触りだがキレがある。
飲み込んだ後には、軽い苦味が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽、ホップ。原産国名:ドイツ。
輸入者及び引取先:富士貿易株式会社 横浜市中区新山下3丁目9番3号。
やはり予想どおり飲みごたえがあまりなく、よく言えばさらっと飲みやすいキャラクター。
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ビール
CODE:45033SIH3#UK |
2023年4月18日[1]
No.9989: 瀬戸内産レモンのレモネードサワー / 成城石井(製造:三幸食品工業)
せとうちさんれもんのれもねーどさわー / せいじょういしい
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成城石井オリジナル「瀬戸内産レモンのレモネードサワー」。発売日を知らずに店頭で現物をみつけたが、
調べてみると3月20日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
濁りのため、気泡はほぼ見えないが、そもそも炭酸はそんなに強くはなさそう。
香りは、極めてフレッシュ感があり、はじけるようなレモン香で、酸味と苦味が強そう。
揮発成分が多そうなのに、深みと落ち着きもある。
どこかで嗅いだような香りだと思い、考えてみると、コカ・コーラ檸檬堂 に似ている。
味は香りの印象どおり、いや、印象以上に酸味が尖っている。つまり、かなり酸っぱい。
しかもレモン味自体にコクがあり、その分アルコール感は弱い。飲み進めると、ヒリヒリする酸味がどんどん強く実感される。
爽やかかつ強烈。
飲み込んだ後にも、ヒリつく酸味としっかり苦味が残る。
アルコール分6%。果汁8%。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、果汁(レモン(国産)、カムカム)、糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、
レモンペースト、精製ハチミツ/酸味料、炭酸、ビタミンC。
販売者:株式会社成城石井 東京都世田谷区成城6-11-4。製造場:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
果汁はレモンだけでなく、カムカムも使われている。さらにレモンペーストも加えられるなど、
酸の鋭さと味わいの分厚さには納得である。アルコール6%と、決して弱くはないので、
爽やかだからといって短時間にゴクゴク飲まない方がいい。
成城石井サイトでは、「瀬戸内産レモンを使った果汁感たっぷりのカクテル」という紹介をしている。
チューハイとかレモンサワーという言い方ではない。確かに、ウオッカベースで果汁を用いたジューシーな仕上がりは、
カクテルで間違いない。
世に出回っている缶チューハイと呼ばれるものの中には、ウオッカベースの製品が多く存在するが、
チューハイの語源は焼酎ハイボールなので、焼酎を使っていないのにチューハイと呼ぶのは本来おかしい。
そんなことは承知の上で、ウオッカの方がクセが弱くて飲みやすいということで普及しているわけだが、
ウオッカを用いたならこの製品のようにフルーティに仕上げて、カクテルですと名乗るほうが、実はしっくりくる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45034SIH3#29 |
2023年4月18日[2]
No.9990: DARGUNER WEISSBIER
ダルグナー ヴァイツェン
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昨日、1本税別199円で購入した ドイツ産 DARGUNER PILSNER を飲んだが、今日は同時購入していた
DARGUNER WEISSBIER を。値段も同じ 330ml缶入り税別199円であった。
WEISSBIER との表記だが、輸入者がカタカナでヴァイスビアではなく「ヴァイツェン」と書いているため、それに従う。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、ヴァイツェンらしいヨーグルトっぽい甘酸っぱさが強いが、
あまり重たさを感じず、非常に軽快で爽やか。
味は香りの印象通り酸が目立ち、スリム。コクは乏しく、まるで乳酸飲料の上澄みみたいな味。
苦味は弱く、キレが良い。飲み込んだ後にも、甘酸っぱさがはっきり口に残る。
アルコール分4.5%以上5.5%未満。原材料名:麦芽(小麦、大麦)、ホップ。原産国名:ドイツ。
輸入者及び引取先:富士貿易株式会社 横浜市中区新山下3丁目9番3号。
昨日飲んだピルスナー同様、極めて軽快な味わいで、悪く言うとコク不足。もうちょっと飲みごたえが欲しいところではあるが、
ヴァイツェン(ヴァイスビア=白ビール)としては、こういった飲みやすいキャラクターも有りだろう。
実は5年ほど前に缶デザインの違うものを一度飲んでいるため、再掲載となったが、
味の感想は無論ほぼ同じである。
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ビール
CODE:45034SIH3#UK |
2023年4月19日[1]
No.9991: ビアサプライズ 至福の香り <限定醸造> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのかおり <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福の香り」。
発売日は、4月18日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
商品名のとおり、香りに特徴のあるビールで、若草と熟した果実を同時に嗅いでいるような少し青臭く、
そして豊かな甘さを湛えたホップ香が鮮烈に鼻に届く。
青臭いという表現は少し後ろ向きに聞こえるかもしれないが、爽やかな草原のようなイメージである。
スッと香り立つだけでなく、甘い広がりもあって、奥深い。
味はふくよかでジューシーな甘さが、ギュッと収斂性のある苦味に包み込まれているような感じであり、
固い殻の中にまろやかなコクを感じる。ハーブっぽいホップの香味が豊かに広がり、
飲み込んだ後にも長く余韻として残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
前回発売は、2年前の 2021年4月。
味の系統は同じと言えるが、香り立ちの華やかさも、その後に続く甘いコクも、
両方パワーアップしているように感じる(あくまでも2年前の記録と見比べて)。
サッポロ社のサイトには、次の説明がある。
ビアサプライズ「至福の香り」が進化して新登場。
サッポロビール史上初のグランドアロマ製法を採用しました。
フレーバーホップ・アロマホップ・ビターホップ(※)の特徴の異なるホップを3段階に分けてブレンドした、
ホップの爽やかな香りが楽しめる製法です。
3種のホップをブレンドした爽やかな香りをお楽しみください。
(※ネルソンソーヴィン、ハラタウトラディション、ヘラクレスをそれぞれ一部使用)
ファミマ限定 サッポロビアサプライズシリーズは、2016年6月に始まってもうすぐ7年となるが、
これが第12弾。当サイトでは欠けることなく全部取り上げているが、
至福の香りは 2019年、2021年に続いて3度目の発売である。
特に今回は、サッポロさんらしくホップの魅力を強く打ち出した製品となっており、
好きな人には徹底的に刺さるであろう(少なくとも私はリピートしたい)。
だが、ふだんスーパードライのようなすっきりキレのあるタイプ、一番搾りのような柔らかくフレッシュなタイプ、
黒ラベルのような地味で重たいタイプなど、特定のピルスナーだけを毎日繰り返し飲んでいるような人には、あまりお勧めしない。
香りが強すぎて、しかも青臭くて、こんな香りは邪魔だと感じるに違いない。
何より私が懸念するのは、そういう人々がSNSなどで否定的な感想を拡散することである。
無論、一般消費者に受けなければ、いくら高品質であろうとも大当たりはしないわけだが、
未だに居酒屋では何も考えずに「とりあえず生!」と叫んじゃう人が多い
(しかも、グラスの汚れとか温度にも無頓着な人も少なくない)この国では、
なじみのないものに対する拒否反応が強くなりがちなので、そういう状況を少しでも変えていきたいというのが、
当サイトの願いでもある。
しかし、このビアサプライズシリーズが7年も続いているという事実は、
チャレンジングな製品も受け入れられる土壌が着実に育っている証と言える。嬉しい限りである。
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ビール
CODE:45035FMEEK#01 |
2023年4月19日[2]
No.9992: 麒麟特製グレープサワー / キリン
きりんとくせい ぐれーぷさわー / きりん
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麒麟特製サワーシリーズは、本年(2023年)1月製造品から新しくなっているのだが、
本日取り上げるのは、一世代前の「グレープサワー」。2021年12月リニューアル版である。
それ以前、ブランド名称が キリン ザ ストロング だったものから、
正式に「麒麟特製」ブランドとなったのが、このバージョンからである。
だいぶ前に購入して自宅に保管してあったものだが、未掲載だったため掲載する。
但し、中身はしばらく変わっていないため、
味については、さらに前世代(2021年1月リニューアル版)の記事を参照頂きたい。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、
香料、果実色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
グレープはあまり売れていないのか、取扱店が少ないような気がする。
缶デザインの切り替え以前の問題として、そもそも入手できる場所が限られている。
ぶどうは甘味が強いから好んで飲む人は多くないのかもしれないが、
本品は、甘いながらもくどくならないような味わいバランスである。
なお、2023年1月にリニューアルした現行品も既に入手してあるので、
後日取り上げたい。中身は同じだけれども。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45035DAEE#RN2112 |
2023年4月20日[1]
No.9993: ほろよい 渚のココパイン <限定> / サントリー
ほろよい なぎさのここぱいん <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の限定2種が出た。発売日は4月18日。
2種のうち、まずは「渚のココパイン」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、薄く白濁。気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
香りを嗅ぐと、ココナッツの香りが強く、パインは少し引っ込んでいるようにも感じられる。
味もやはりココナッツが強くて、パイン特有の甘さはあまり強くない。
むしろ軽い苦味を感じ、適度に引き締まっている。
ただ、飲み進めると甘味もしっかり感じられるようになり、トロピカルな香味で満たされる。
アルコール感は極めて弱い。
果汁1%。アルコール分3%。
原材料名:パイナップル、スピリッツ、乳酸菌飲料、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)。
果汁は1%と少なく、ココナッツ風味は完全に香料によるものと思われ、極めて人工的な味わい。
この製品の一番優れている所は商品名で、二番目はパッケージかもしれない。
サントリーさんらしいネーミングと、缶デザイン。店頭で目を引くことは間違いない。
特定の人にリピートしてもらうことを狙うより、一度だけでいいから多くの人に買ってもらいたい。
限定品の販売戦略としては、それで正解なのかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45036DAEE#02 |
2023年4月20日[2]
No.9994: 麒麟特製グレープサワー / キリン
きりんとくせい ぐれーぷさわー / きりん
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昨日、一世代前(2021年12月リニューアル版)の「麒麟特製 グレープサワー」を掲載したが、
今日取り上げるのは、現時点における最新バージョン。すなわち、2023年1月製造品からリニューアルしたものである。
但し、中身は同じである。さらに言うと、二世代前のものとも同じである。
つまり、ずっと変わっていない。
そのため、味については、
2021年1月リニューアル版(正式名称 キリン・ザ・ストロング時代)の記事を参照頂きたい。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、
香料、果実色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
昨日も書いたが、このグレープは取扱店が少ないように見受けられる。
詳細な売上データはわからないが、もしかすると、シリーズ中で最も売れていないのかもしれない。
確かにこれを毎日飲みたいという人は、そんなに多くないだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45036DAEE#RN01 |
2023年4月21日[1]
No.9995: ほろよい 森のキウイサワー <限定> / サントリー
ほろよい もりのきういさわー <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の限定2種が出た。発売日は4月18日。
2種のうち、昨日既に 渚のココパイン を飲んでいるので、今日はもう一方の「森のキウイサワー」を。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
非常に細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、キウイだけでなく、ペパーミントのようなハーブ香が強い。
むしろキウイは脇役とすら思える。
味はキウイ特有の甘酸っぱさが強く、同時にミントの香味がしっかりと主張。
まるで草原のような青臭さであり、商品名に「森の」とついている理由がわかる。
飲み進めると、そのハーブっぽい香りと甘酸っぱさが両方しっかり広がっているのが分かる。
果汁1%。アルコール分3%。原材料名:キウイフルーツ、スピリッツ、ミントエキス、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨日飲んだ 渚のココパイン と、ネーミング的にも良い組み合わせであり、
さすがコンセプト作りがしっかりしていると感じる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45037DAEE#03 |
2023年4月21日[2]
No.9996: BLUE MOON / BLUE MOON BREWING
ぶるー・むーん / ぶるー・むーん・ぶるーいんぐ
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当サイトで7年ほど前に一度びん入りを取り上げている BLUE MOON。
スタイルはベルジャン・ホワイト。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちも良い。
香りは軽快なヨーグルト。コリアンダーが強めで、オレンジの爽やかな柑橘香が寄り添う。
パワフルさはあまり感じず、スリムである。
味はその香りの印象通り、軽快で爽やかな口当たり。すっきりとした乳酸風味。
キレが良く上品。飲み込んだ後にも、甘酸っぱさが口に残る。
アルコール分5%以上6%未満。原材料名:麦芽、ホップ、小麦麦芽、オーツ麦、コリアンダーシード、オレンジピール。
麦芽使用率50%以上。原産国名:ベトナム。輸入者および引取先:白鶴酒造株式会社 神戸市東灘区住吉南町四丁目五番五号。
原産国がベトナムとなっているのは、Anheuser-Busch Inbev Vietnam(アンハイザーブッシュ・インベブ・ベトナム)
において生産されているからである。ブルームーン・ブルーイング自体は、アメリカ・コロラドで1995年に設立された
比較的若いブルワリーである。
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ビール
CODE:45037DAEE#UK |
2023年4月22日[1]
No.9997: 焼酎ハイボール 強烈サイダー割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きょうれつさいだーわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定「強烈サイダー割り」。
発売日は、4月18日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。
焼酎ハイボールらしい色。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと大きな音を立てるのも、このシリーズらしいガス圧の強さである。
香りは、爽やかで甘い、まさにサイダー。
ただ、このシリーズであるから味は甘くないはずである。
実際、口当たりはとてもシャープ。
ビリビリとした炭酸の刺激だけが強く、甘さはほぼなく、アルコール感がとても強い。
スキッとしてキレが良く、軽い苦味も感じられる。さすが焼酎ハイボールと言いたくなる味。
アルコール分7%。無果汁。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で生まれたといわれている"焼酎ハイボール(酎ハイ)"。
その元祖チューハイの味わいを追求したキレ味爽快な辛口チューハイです。
タカラ「焼酎ハイボール」史上最強の炭酸と甘くない爽やかなサイダーの味わいをお楽しみください。
前回発売は 昨年(2022年)5月。
中身は変わっていないようである。世のサイダー味チューハイというものは、およそ甘味の強いものばかりだが、
この製品はほぼ甘くなく、特異な存在意義がある。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45038KSES#04 |
2023年4月22日[2]
No.9998: 麦とホップ 黒 / サッポロ
むぎとほっぷ くろ / さっぽろ
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サッポロ 麦とホップ が新しくなっている。2月製造分からのリニューアルである。
2種あるうち、レギュラーの 麦とホップ(淡色)については既にレビュー済なので、
今日は「黒」を取り上げる。但し、中身が変わったのは レギュラー品 のみであり、
こちら 黒 はパッケージのみ刷新のため、味については 従来品の記事 を参照されたい。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦)、スピリッツ(大麦)。
パッケージが変わったとはいえ、非常に分かりづらい。
見分けるポイントとしては、「SAPPORO」の文字が従来の白色から金色に変わったのと、
商品名「麦とホップ」「黒」の白色文字に金色の影が付いたくらいである。
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新ジャンル
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2023年4月23日[1]
No.9999: WATTA オリオンサイダー味 <数量限定> / オリオン
わった おりおんさいだーあじ <すうりょうげんてい> / おりおん
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オリオン WATTA の数量限定「オリオンサイダー味」。
発売日は、4月11日。
グラスに注いだ液色は、無色に近いが、かすかにゴールドっぽい。
缶を開けた瞬間にプシューっと音がして、注いでいる時にも大粒の気泡が踊っていたので、相当にガス圧は強そうである。
香りは、サイダーを想像して嗅いでみると、あれれっ?と驚くくらいに、控えめ。
わずかに甘そうではあるが、一般的なサイダーのようなべたっとした甘さはなく、極めて上品。
味も香りの印象通り。甘さは極めて控えめ。強めの炭酸がビリビリ感じられるため、余計にシャープ。
良く味わえば、甘味はちゃんと付いてはいるものの、目立たない。
だからキレがあり、飲み飽きない。
アルコール分5%。原材料名:ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
オリオンビールが1971年に発売した「オリオンサイダー」をチューハイにしました。
ほのかな甘みと爽快さあふれる炭酸感をお楽しみください。
今回、数量限定品として売り出されたが、これは通年販売してもいいと思う。
そのくらいクオリティが高く、万人受けするし、リピートしてくれる人も多いに違いない。
甘いのに品があるサイダー味チューハイとして、貴重である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45039WALIUM#12 |
2023年4月23日[2]
No.10000: 75BEER クラフトラガー / オリオン
なごびーる くらふとらがー / おりおん
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オリオン 75ビール ブランドが新しくなっている。3月22日リニューアル発売である。
2種あるうち、とりあえず入手の出来た「クラフトラガー」を飲みたい。
従来、単に 75ビール と呼ばれていたものだ。
グラスに注いだ液色は、非常に濃い黄金色で、淡いアンバーといったほうがいいかも。
泡はほんのりベージュ色できめ細かく、泡持ちも良い。
香りは大人しいながらも、かすかにロースティな感じを伴って、やや甘い。
味はさすがにラガーだけあって、まずは強い苦味が感じられる。
その後、甘味がほろっとくずれて広がる感じ。
だが、基本的には苦味が優勢。飲み込んだ後にも、強い苦味と渋味が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
さて、当サイトのこの「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」ページにおける商品通番がついに10000番に到達した。
1万本掲載したということだ。それだけのアルコール飲料が私の胃を通過していったと思うと恐ろしいが、
まさかこんなに続くとは、始めた当初には思いもしなかった。
これほど見返りのないことを続ける執念に対し、お褒めの言葉を頂くこともあるけれど、
たいていの人は呆れるだろう。
それでいい。呆れるほどくだらないことに執着できる人など、そういないからだ。
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ビール
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