expo-park.net

愛・地球博の思い出

 No.8:名古屋リベンジ旅行2006 −第1話−


サツキとメイの家 当選はがき
 どうしてももう一度、行かなくてはならなかった。

 愛・地球博では、見たいパビリオンを全部見ることができたわけではない。 名古屋の観光もほとんどできなかった。宿泊場所も劣悪な環境だった。

 閉幕日2005年9月25日に感じたあの喪失感、不全感を埋めるために、 どうしてももう一度名古屋に行く必要があった。リベンジ旅行である。

 まずは、会期中すごい倍率だった「サツキとメイの家」に申し込み。 万博が終わっても、ある程度の期間は存置されることになったのだ。 会期中と同じく往復葉書で抽選なのだが、夏休み期間中は6月に申し込み。 我が家はあえて月曜日を選んだため、首尾良く当選!

 我が家の名古屋リベンジ旅行がスタートした。

  2006年8月20日(日)午前10時、 大阪の難波を出発。

 とにかく今回は、すべて後悔のないようにしようと、 事前に綿密な計画を立てた。

 昨年は時間の短縮のために、行き帰りとも新幹線だったが、 電車好きの息子の「近鉄特急に乗りたい」というリクエストに応えて、今回は近鉄難波から名古屋まで、 アーバンライナーによる2時間の旅を選択した。せっかくだからと、 「デラックスシート」を予約。

 写真は近鉄難波(地下駅)で出発前に撮影したため、暗い印象だが、 座席はとてもゆったりしていて(新幹線のグリーン車程度)、内装も落ち着いている。 シート上部に貼り付いているグレーの物(左下写真)は、首枕で、位置を上下に調節できる。 快適な乗り心地。2時間なんて、あっという間だ。


近鉄特急 アーバンライナー



昼食のきしめん
 12時07分、近鉄名古屋駅に到着。

 昼食は名駅(めいえき:名古屋の人が名古屋駅周辺を指して呼ぶ地名)でと決めていた。 きしめんを食べようということで事前にガイドブックで探したところ、 テルミナ7階「テルミナ味の街」にある「よしだきしめんテルミナ店」に行くことに。

 偶然だが、ここは昨年も通りすがりで寄った店。今回は本で見て、ここがよかろうと 選んだのだが、自分の目利きというか、趣味の一貫性を改めて認識。 同じ風景に、一気に、懐かしさが倍増した。

 私は「天ぷら定食」850円(右上)、妻は「きしめん」580円(右下)、子供は「みそきし」700円(左下)を注文。 メニューに「みそきし」(味噌味きしめん)をみつけ、「名古屋でしか食べられないから」と選んだ我が息子。さすが、私の子だ。

 昼食後、地下鉄東山線で栄に移動。

 今回の名古屋行きの大きな目的の1つは、鉄道車輌を作っている会社・日本車輌が 開いている「日車ゆめステーション」という鉄道模型やグッズを扱っているお店に寄りたい ということだった。オアシス21の裏手にあるNHK名古屋放送センタービル(左下写真)の2階に、そのお店はある。

 残念ながらその時の写真はないが、 鉄道模型(HOゲージ)の運転体験をしたり、オリジナルチョロQなどを買って、 我が息子は大満足。

 その後、昨年も来たオアシス21「水の宇宙船」(左上写真)に昇り、その下のオアシス広場(右上写真)では、 イメージマスコット・いやしす君と記念撮影(右下写真)。 さすが、名古屋だけあって、マスコットもどこかドラゴンズっぽいのが、かわいい。


栄「オアシス21」にて



名古屋港イタリア村(左上) / 名古屋港水族館 / 夕食のひつまぶし
 次に、地下鉄名城線・名港線で、名古屋港へ移動。

 目的は、名古屋港水族館だ。その隣には、名古屋港イタリア村(左上写真)というのがあって、何やらイベントが開かれていて にぎやかそうだったが、そちらには入らず、水族館の方へ。

 17時からの夜間入館券で入り、閉館の20時までじっくり堪能。水槽を見て回り、 イルカショーなどを見ていたら、あっという間に時間は過ぎた。

 我が家は水族館好きで、色々巡っているが、これまで我が家では不動の1位である南紀白浜アドベンチャーワールド に次ぐ堂々第2位に躍り出た。イルカショーのダイナミックさと芸術性は、アドベンチャーワールドに及ばないものの、 大阪海遊館にも似た都市型水族館ならではの洗練されたディスプレーは魅力的。いいとこ取りといった感じの水族館だ。 また来たいね、という気持ちを残して、名古屋港を後にする。

 夕食は、これも前々から決めていた、ひつまぶし。本当は地元の老舗に行きたかったのだが、 時間も遅いので、ホテルを取っている名駅へ戻る。タワーズプラザ12階にある江戸前うなぎ「竹葉亭」で夕食。 そして22時過ぎ、ようやくホテルにチェックインとなった。

(2006年9月23日記す)

第2話に続く


TOPページ 前へ 次へ