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愛・地球博の思い出

 No.10:名古屋リベンジ旅行2006 −第3話−



愛・地球博記念公園 モリコロパーク
 2006年8月21日(月)13時。

 ついに、愛・地球博記念公園(モリコロパーク) に到着。

 昨年は「万博会場」という名の駅だったが、今は「愛・地球博記念公園」駅 に変わっている。リニモも悲しいくらいに空いていて、夏休み中といえども月曜日の駅は、 閑散としていた。

 右上の写真は、会期中には北ゲートの前にあって常に混雑していた階段(幅はかなり狭くなった)だが、 今では寂しい限り。

 駅を出ると、公園の案内板(左下写真)があり、数人の女性観光客たちが、 どっちに行ったらいいんだろうという具合に、辺りをキョロキョロ見回していた。 その近くに、若い男性が一人、カメラを首から提げ、ひたすらシャッターを押していた。 たぶん、リピーターだったのだろう。様変わりした長久手会場を悲しむように、愛でるように、 風景をフィルムに収め続けていた。

 総合案内所で受け付け。

 サツキとメイの家観覧受付は、総合案内所(左上写真)だ。 ここで当選はがきを見せ、観覧料を払うと、チケットと首から提げる入館パス(右上写真)が渡される。

 サツキとメイの家は、日本庭園の近くにあり、 そこに至るまでの道程は、バスによる送迎のみとなっている。

 わが家族は14時30分からの観覧で、バスは14時ちょうどに出発する。 公園に着いたのが13時頃だったから、1時間ほど余裕がある。

 総合案内所を出て、裏手に回ると、ワゴンでモリコログッズを売っていた。 そこでなんと、モリコロパーク開園記念ピンズバッジ3種(左下写真)が、すべて揃っていた。 聞くところによると、しばらく品切れだったのだけれど、一昨日に入荷したとのこと。

 めでたくピンズバッジを購入した後、まだ時間があるので、 長久手町の有志の方々が開いているお店(テント)で休憩を取ることにした。


総合案内所 / サツキとメイの家・観覧券と入館パス
モリコロパーク開園記念ピンズバッジ3種 / グローバルハウス跡



送迎バス乗り場 / 送迎バス
サツキとメイの家バス停 / 日本庭園
 いよいよ出発だ。

 集合時間14時の10分ほど前に、送迎バス乗り場(左上写真)へと向かう。 バスは一見何の変哲もないJRバス(右上写真)だが、会期中に活躍していたハイブリッドバス。

 そもそもこの観覧は、事前にはがきで抽選し、当選者だけが参加できるとあって、 毎回決められた人数だけが観覧を許されている。従って、 送迎バスも混雑することはない。

 事前抽選制といいながら、家の内部に入らず外観だけを見るのは自由(予約不要)ということになっている。 その場合、観覧料はかからず、送迎バスを利用することができる。 しかし、この日は外観のみのフリー観覧者は、見あたらなかった。

 さて、そうこうするうち、バスは出発。 ゆっくりと走るバスに揺られて、サツキとメイの家バス停(左下写真)に到着。 まだ前の組の人たちが観覧中で、一通りの説明を聞いた後は自由行動となったため、 日本庭園(右下写真)を見たりしながら、しばし時間をつぶす。

 ついに、中に入ることができる。

 これが、サツキとメイの家。

 映画(となりのトトロ)を見たことのある人なら、 実にそっくりなのが、わかるだろう。

 ただ、ペンキの白が結構きれいで、 もうちょっと古家の感じが出ていると良いなあ、と思った。

 観覧者はAグループとBグループに分けられ、 我々Aグループは先に室内へ。Bグループは外観から見学となった。

サツキとメイの家外観



仕事部屋 / 縁側
台所 / 井戸
 内部での写真撮影は禁じられているのだけれど・・。

 外からなら写真はOKということで、事実上、部屋の内部も写すことができるようになっている。

 左上写真は、考古学の研究者であるお父さんの仕事部屋。 映画そのままに、資料が散らかっていて、いかにもそこで学者が仕事をしているかのよう。

 右上写真は縁側。左下写真は台所で、いかにもレトロな感じ。 右下写真は、外にある井戸。確かに昔は、田舎に行くとこうして井戸から水をくみ上げていた。

 写真に撮れなかったが、部屋の内部にはサツキが勉強した机などもあり、 学校の教科書も置かれていた。映画そのまんまだ。 タンスの中にはサツキとか、メイと、一枚一枚名前の書かれたハンカチが入っていたり、 押し入れには、[冬物]なんて書いた紙が貼られたブリキの衣装ケースも入っていたり。 もちろん衣類と一緒に、ナフタリンも入れてあった。 そういったディティールへのこだわりが、実に面白かった。

 設定は昭和30年代ということだが、この40数年で生活様式は大きく変わったというのが、よくわかる。

 縁側に座って、記念撮影。

 左上写真がそれ。

 案内係のお姉さんが、シャッターを押してくれた。

 右上写真は、家の門。写真ではわからないが、草壁という表札がかかっている。

 左下写真は、少し離れたところに設置されている展望台。

 右下写真は、その展望台の上に登って、家を撮ったもの。 美しい緑に囲まれているのがわかる。


縁側に座って記念撮影 / 家の門
展望台 / 展望台からの遠景


浮島の上でサツキとメイの家を背景に記念撮影
 最後にもう一枚、記念撮影。

 サツキとメイの家を出て、橋を渡ると浮島がある。その上から、家を背景に撮ったのがこの写真。

 こちらも係のお姉さんが、デジカメのシャッターを押してくれた。

 写真ではよくわからないけれど、私と息子は、昨年買ったモリコロのTシャツを着ている。 この日は絶対にこれを着ていこうと、事前に話し合っていたのだ。私のリュックにはモリゾー、 息子のリュックにはキッコロのマスコットキーホルダーが付いている。

 私たち以外にも、モリコロTシャツを着た人が何人かいた。キャップにピンバッジをいっぱい付けた 年配の男性もいた。みんな懐かしくてしかたないんだなあ、と思った。

 このあと、帰りのバスを一本遅らせて、日本庭園を散策。暑かったけれど、 盛夏の緑はとてもきれいだった。

 バスに乗り、総合案内所前に戻る。次は、大観覧車だ。

(2006年10月24日記す)

第4話に続く


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