日本酒の小部屋

No.041〜060


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2010年5月6日
No.41: 黒松 剣菱
 くろまつ けんびし
黒松剣菱 review
 スーパーの日本酒コーナーで、見慣れないものを発見。
 写真をご覧のとおり、びんはまるで屈強な男性のようないかり肩のフォルム。オーデコロンか何かの容器にも見える。 ラベルに描かれたマークを見れば、ファンはすぐにそれとわかる、剣菱である。
 このマーク(酒標)は、灘五郷のサイト の説明によれば、「天地陰陽夫婦和合の象」であるといい、つまりは剣が男性、菱が女性を意味する。

 閑話休題。中身をレビューしよう。

 色はほんのり黄色。
 柔らかく、深い米の香。芳醇な印象。
 口当たりは確かにふくよかだが、やんわりとした上品な甘味。繊細な滋味。 後味はすっきり、適度な辛口、いや中口というべきか。 黒松剣菱のふた
 アルコール分:16.5度。原材料名:米・米麹・醸造アルコール。
 検索してみたら、日本酒度:0〜+0.5というデータだけ得られた。

 ところでこのびん、一升瓶と同じような蓋(右写真)がついている。とってもマニア心をくすぐる1本。
 見た目の印象ほど容量はなく、180ml入り。入手価格は328円。はっきり言って結構高いが、 暫くは我が家の定番酒になってしまいそうな予感。
製造者:剣菱酒造(株)
2010年6月4日
No.42: 月桂冠 上撰 キャップエース
 げっけいかん じょうせん きゃっぷえーす
月桂冠 CAP ACE review
 スーパーなどで時々売っているのを見かける製品。
 白いキャップのように見えるものは、実はプラスティック製の猪口(ちょこ)である。

 外観はほぼ透明だが、やや黄色みがかっている。
 香りは穏やかだが、鼻を近づけると、柔らかい麹香がする。 口当たりもマイルドで、すっきりとしている。飲み飽きない味わい。度数ほど、強さを感じない。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米・米こうじ・醸造アルコール。
 サイト情報によれば、日本酒度-1.5、酸度1.3、アミノ酸度1.5とのことである。
 猪口(盃)がついているから、例えば駅で買って電車内に持ち込んでも、スマートに飲める。
製造者:月桂冠(株)
2010年6月26日
No.43: 月桂冠 プチムーン 澄める月 大吟醸
 げっけいかん ぷちむーん すめるつき だいぎんじょう
月桂冠 プチムーン 澄める月 大吟醸 review
 月桂冠プチムーンは、手軽に上質なお酒が少量楽しめる、 おしゃれなボトルに入ったシリーズ。これは、「澄める月」と名付けられた大吟醸酒。

 外観は柔らかい黄色。
 香りはメロンの芳醇さや、キュウリの青臭さなどを感じる、 すっきりした吟醸香である。
 甘味がふっくらとしているが、さすがに大吟醸だけあって、 透明感のあるすっきりした口当たり。麹のニュアンスは弱く、丸っこく伸びのある後味。
 アルコール分:13.5度。原材料:米・米こうじ・醸造アルコール。精米歩合50%。
 サイト情報によれば、日本酒度+2.0、酸度1.1、アミノ酸度1.2とのことである。
製造者:月桂冠(株)
2010年6月30日
No.44: 玉乃光 純米吟醸
 たまのひかり じゅんまいぎんじょう
玉乃光 純米吟醸 review
 180mlアルミ缶入りで入手価格は315円。まあまあお手頃な、京都伏見の純米吟醸酒である。

 外観はやや黄色みがかっている。
 甘さを感じる香り。りんごに近く、酸を含んだ甘味といったイメージである。
 実際の味もすっきりした酸の口当たりがあり、確かにりんごのような風味。 さすがに純米酒らしく、ピュアな味わいで、なめらかなのどごし。
 アルコール分:15.0度以上16.0度未満。原材料:米・米こうじ。精米歩合60%。
 色々と検索してみたら、日本酒度+3.0、酸度1.8、アミノ酸度1.5という情報が得られた。
製造者:玉乃光酒造(株)
2010年8月9日
No.45: 日本盛 大吟醸
 にほんさかり だいぎんじょう
日本盛 大吟醸 review
 あまり売られているのを見ないが、日本盛のカップ入り大吟醸である。

 色はかなり黄色みが強い。
 米の香りが豊かで、まるで米飯のよう。吟醸らしいフルーツ香などは立ちのぼってはこない。
 だが、口に含むと、やんわり梨の香味と、りんごの甘さが。
 味わいはすっきりきれい。後味も透明。まるで立ち姿のきれいな美人である。 だが、絶世の美女というほどではなく、やや庶民的で親しみやすいキャラクター。 まろやかな酸が残り、後味も爽やか。
 アルコール分:16度以上17度未満。原材料名:米、米麹、醸造アルコール。精米歩合50%。
 「六甲湧水仕込」の文字があり、ラベルは黒地に金文字で大きく「大吟醸」。 スーパーで売っているカップ酒の中では、それなりに高級感を醸し出してはいる。
 サイト情報によれば、日本酒度:+5、酸度:1.2、アミノ酸度:1.0。
製造者:日本盛(株)
2010年9月1日
No.46: 月桂冠 ひんやり冷酒
 げっけいかん ひんやりれいしゅ
月桂冠 ひんやり冷酒 review
 もう1ヶ月以上前にコンビニで見つけて購入した。 名前からも夏の商品であることがわかる月桂冠「ひんやり冷酒」。

 外観は無色透明。
 香りは非常にクリアで、やわらかな米のニュアンスあり。
 口に含むと、まず鋭い酸が感じられる。白玉のような風味。麹香は弱い。 しばらく含んでいても、すっきりしたキャラクターは変わらず、 フルーツ的なキュートな酸と、柔らかな甘みが少し残る。
 アルコール分:13.5度。原材料:米・米こうじ・醸造アルコール。
 サイト情報によれば、日本酒度+4.5、酸度1.3、アミノ酸度1.0とのことである。
製造者:月桂冠(株)
2010年9月11日
No.47: 氷清 なんぶびじん 特別純米原酒
 ひょうせい なんぶびじん とくべつじゅんまいげんしゅ
氷清 なんぶびじん review
 涼しげなボトルと、可憐な名前に惹かれて購入。
 その名も(株)南部美人のつくる特別純米原酒「氷清 なんぶびじん」。

 外観はやや黄色。
 きゅうりやメロンの皮のような緑臭い吟醸香。スッキリした印象。
 口に含むと、スッと酸が強く、刺すようである。但しこれは、度数の高さゆえであろう。 甘味はやわらか。 アルコール感が強く、シャープでストレートな味わい。
 アルコール分:17度以上18度未満。原材料名:米・米こうじ。精米歩合55%。日本酒度+5。
 この「氷清」というのは、ロックで飲めるように度数が高めに設定してあるそうだ。 しかし私は、冷蔵庫で冷やしてそのままストレートで飲んだ。 決して粗暴さとか、強いアルコール感が鼻につくようなことはなく、清らかな味わいが最後まで楽しめた。
製造者:(株)南部美人
2010年10月3日
No.48: 千歳鶴 じゅうじゅう
 ちとせつる じゅうじゅう
千歳鶴 じゅうじゅう review
 これ、私の部屋の冷蔵庫にたぶん2年くらい眠っていたもの。 北海道の千歳鶴という清酒だが、「じゅうじゅう」という製品名で、 ラベルには「ジンギスカン・焼肉をもっと美味しく」などと書かれている。
 すると、魚系の食事の時には開けづらい。しかし、肉系の時には、私はワインを飲みたいので、 ずっと開ける機会がなかった。いつまでも眠らせておくわけにもいかないので、飲んでみようということに。

 外観はほぼ無色透明。
 時間が経ってしまったせいなのか、香りにパンチがない。穏やかな米の香り。
 口当たりもさらさらとし、軽やかかつフルーティ。パンチはないが、爽やかな酸味が心地よい。 肉に合わせたら、力負けしてしまうのではないか?とも思えるが、一方で、こってりした食事のお供にすれば、 口中をスッキリさせる役割を担ってくれそうである。
 アルコール分:14度以上15度未満。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。精米歩合65%。 日本酒度+1。酸度1.7。北海道産酒造好適米「吟風」100%使用。
 万全の状態ではなかったかもしれないが、スルスルと入っていくような飲み口に好感が持てた。
 サイトを見ても載っていないから、現在は造っていない製品なのかも知れない。検索してみたら、 個人のブログなどで取り上げられているのを発見したが、どれも最近ではなく、数年前。 カップ酒やそのラベルのコレクターなどにも人気の銘柄だったようである。確かにラベルは個性的で、レア感がある。
製造者:日本清酒(株)
2010年10月27日
No.49: 春鹿 純米吟醸生酒
 はるしか じゅんまいぎんじょうなまざけ
春鹿 吟醸生酒 review
 鹿の名前からも想像できるとおり、奈良の酒である。
 そもそもの酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から、 「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付け、後に「春鹿」(はるしか)に改められたというもの。

 外観はやや黄色みを帯びている。
 メロン、きゅうりのような緑っぽい吟醸香が目立つ。反面、複雑さはなくシンプル。
 口に含んだ時の酸のインパクトが強く、柑橘的。ただその後、甘味の伸びがあり、 ガムシロップかとも例えられるくらいの甘さ。生酒らしい。そして、 実に米らしい芳醇な旨み。なめらかかつ濃厚。
 アルコール分:14.0度以上15.0度未満。原材料名:米・米麹。精米歩合60%。
 サイト情報によれば、原料米は日本晴。日本酒度は+3〜4とのこと。春・夏限定商品らしい。
 春鹿といえば、地元関西では日本酒度+12という「純米 超辛口」が有名。 私が本格的に日本酒を飲むきっかけとなった酒と言っていい。 そのイメージで飲むと、この純米吟醸生酒は、とてもマイルドに思える。 300ml入りで、入手価格は599円。
製造者:(株)今西清兵衛商店
2010年11月4日
No.50: 春鹿 純米 超辛口
 はるしか じゅんまい ちょうからくち
春鹿 純米 超辛口 review
 先日「純米吟醸生酒」を飲んだ、奈良の春鹿。 その代表銘柄ともいえる「超辛口」を、今日は掲載する。

 外観はほぼ透明に近い。
 香りはすっきりとし、米らしい香りが深い。
 クリアな口当たり。ピュアなアルコール臭にも近い香味が広がるが、 ただ辛いだけではなく、しっかりとした旨みがある。ここが、 「超辛口」の超辛口らしからぬ魅力であると言える。酸が適度に効いていて、後味には甘味もほんのり。
 アルコール分:15%。原材料名:米・米麹。精米歩合58%。
 このお酒は辛すぎて味がない、などと酷評する人もあるが、 もっと真剣に、そして静かに酒と対峙してみてほしい。辛さの奥に、豊かな旨みが存在するのを感じ取れるはずだ。
 300ml入りで、入手価格は557円。 サイト情報によれば、原料米は五百万石。日本酒度は+12。
製造者:(株)今西清兵衛商店
2010年11月20日
No.51: 菊正宗 上撰 超辛口
 きくまさむね じょうせん ちょうからくち
菊正宗 上撰 超辛口 review
 菊正宗と言えば、キャッチフレーズが「辛口ひとすじ」。
 その造り手が「超辛口」と名付けるのだから、自信作だろう。

 外観はほぼ透明。
 香りは非常に押しが弱く、すっきり穏やか。麹香も弱い。
 口当たりも非常にスリムで、甘味は弱い。 ピュアな味わいで、名前の通り超辛口。 ちょっとあっさりしすぎではないか?と 思えるほど。キレが良く、これならどんな食事の邪魔もしない。 飲み込んだ後に、じんわりと穏やかな旨み。
 アルコール分:15%。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。精米歩合70%。日本酒度+9。
 コンビニで偶然発見したものだが、これは特定のファンがリピートする製品だろう。 もちろん、超辛口の文字を見て、おいしそうと思って初めて手を伸ばす人もいるに違いない。
製造者:菊正宗酒造(株)
2010年12月1日
No.52: 菊水 北越後 純米吟醸
 きくすい きたえちご じゅんまいぎんじょう
菊水 北越後 review
 コンビニのLAWSONでみつけた、スリムなボトル入り清酒。3種ほど並んでいたが、 どれも同じ形状の瓶に入っているので、LAWSON側から各蔵元に企画を持ち込んだものと思われる。
 そのうちの1本だが、この菊水は、小缶入り清酒で既にコンビニやスーパーではおなじみの造り手だ。

 外観は透明。黄色みなく、濁りなし。
 香りはすっきりフルーティ。その分、深みは感じられない。メロンのようにやや緑っぽく、 ほのかな吟醸香。
 口当たりもシンプルで、ほんのりとした甘味。引っかかりのないシャープな味わい。 スリムなボディ。
 アルコール分:15度。精米歩合55%。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)。
 酒造りが盛んな北越後の蔵元「菊水」で醸しました。米と米こうじ、水だけから醸された きれいな酒質が身上です。穏やかな吟醸香と新潟地酒ならではの切れ味をお楽しみください。
 純米酒らしい旨みも、吟醸香もほどほど。さらりと飲めてしまう。 275ml入りで494円だから、そこそこいいお値段なのだが。
製造者:菊水酒造(株)
2010年12月4日
No.53: 菊正宗 本醸造 樽酒
 きくまさむね ほんじょうぞう たるざけ
菊正宗 樽酒 review
 今日の夕食は、自宅で手巻き寿司であったため、それに合わせるべく、このお酒を選んだ。 大手菊正宗から出ている樽酒である。
 外観はほぼ透明。若干黄色みがあるか?という程度。
 注いだ猪口に鼻を近づけると、すっきりと品の良い杉樽の香りが。 それ以外に出しゃばる香りはない。
 口当たりも非常にすっきり。甘さは極めて弱く、シャープな味わい、喉越し。
 アルコール分:15%。精米歩合70%。原材料:米・米こうじ・醸造アルコール。
 キリッと冴える辛口の本醸造酒を吉野杉の酒樽に貯蔵し、じっくりと仕上げた本格樽酒。 天然の香気と芳醇な飲み心地をお楽しみください。
 「辛口ひとすじ」の菊正宗らしい、とても洗練された樽酒である。
製造者:菊正宗酒造(株)
2010年12月11日
No.54: 浦霞 特別純米酒
 うらかすみ とくべつじゅんまいしゅ
浦霞 特別純米酒 review
 先日、LAWSONで売られている壜入りの「菊水」を飲んだが、 これも一緒に売られているもの。
 宮城県のお酒で、しかも宮城産ササニシキを使っているとのこと。

 外観はかすかに黄色みがある。
 香りはやさしく、馥郁とした米の香。
 口に含むと、かなりの糖を感じる。純米酒らしい丸み、ふくらみがあるが、酸もしっかり。
 アルコール分:15度以上16度未満。精米歩合60%。原材料:米・米こうじ。
 米の旨みとふくらみのある味わい。宮城県産ササニシキ100%使用。
 275ml入りで、入手価格は489円。
製造者:(株)佐浦
2010年12月19日
No.55: ワンカップ大関 上撰 新米新酒 <季節限定> 平成二十二年度産新米使用
 わんかっぷおおぜき じょうせん しんまいしんしゅ <きせつげんてい> へいせいにじゅうにねんどさんしんまいしよう
ワンカップ大関 上撰 新米新酒 H22 review
 ワンカップ大関の「新米新酒」。今年収穫された新米を使ったもの。
 毎年出ているが、当サイトで取り上げるのは、初めてである。

 外観は透明。
 香りはやわらかく、甘い。ふっくらした印象。
 口当たりも確かに甘味が強い。一方、酸はマイルドであり、その分、ややぼけた感じがする。
 甘さの割りに、後味はクリア。引っかかりの少ない味わい。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 本年度収穫された新米だけで仕込んだ、軽やかでフレッシュな味わいの新酒です。
 「限定」という言葉に弱い人間は、こういう製品を、どうしても手に取ってしまう。
製造者:大関(株)
2011年1月1日
No.56: 黄桜 とくり一献 本醸造 純金箔入
 きざくら とくりいっこん ほんじょうぞう じゅんきんぱくいり
黄桜 とくり一献 本醸造 純金箔入 review
 2011年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 新年1本目は、おめでたい金箔入り清酒から。

 金箔がたくさん入っているので、少量猪口に注いでも、かなりの量になる。清酒自体の色は透明。
 香りは甘く芳醇。華やかである。
 味わいは香りの印象ほどふくよかではなく、適度にキリッとし、苦味を伴う辛口。
 アルコール分:16度。原材料:米・米こうじ・醸造アルコール・金箔。
 精米歩合65%。国産米100%使用。
 180ml入りで、入手価格は265円。
 調べたところによると、入っている金箔の量が、1升瓶に入っているのと同量らしい (酒販店サイトの情報なので、真偽のほどはわからないが)。 つまり、通常の10倍量が入っていることになる。まさにお正月にふさわしい豪華さである。 なお、写真でボトルが全体的に金色っぽく見えるのは、外に貼っているフィルムの内側が金色というか、 黄色っぽく塗られているからである。

 製造者のサイト情報によれば、日本酒度+1、酸度1.4、アミノ酸度1.5。
製造者:黄桜(株)
2011年1月3日
No.57: 菊正宗 嘉宝蔵 生もと純米
 きくまさむね かほうぐら きもとじゅんまい
菊正宗 嘉宝蔵 生もと純米 review
 お正月は日本酒を飲む機会が多い。
 ということで、今日はこちら。菊正宗から出ている「嘉宝蔵」というブランドのミニボトル。

 外観はほんのり黄色。
 苦味が強そうで、すっきりとした香り。透明な印象。
 口に含んだ瞬間、まるでコーヒーのようなパンチがあって、ピリピリ感や苦味が感じられる。 甘味は弱く、後味もすっきりしている。それとともに、適度な旨みの広がりを持つ。 まるで、米焼酎のようである。
 アルコール分:16%。原材料名:米・米麹。精米歩合:70%。麹米・もと米:山田錦、兵庫県吉川特A地区産。 酒母:生もと、酵母:キクマサ酵母。
 「生もと」の底力を味わう、極上の辛口酒。菊正宗・嘉宝蔵では、生もと造りによる本流辛口にこだわり続けています。
 上記の「生もと」という表記は、本当は「もと」も漢字なのだが、 機種依存文字のため、文字化けを恐れてひらがなにした。 「もと」は、"酉"(とり、さけのとり)に、"元"という字である。
製造者:菊正宗酒造(株)
2011年1月16日
No.58: ワンカップ大関 淡麗辛口
 わんかっぷおおぜき たんれいからくち
ワンカップ大関 淡麗辛口 review
 まだ飲んでいなかったので買ってみた。
 ワンカップ大関の「淡麗辛口」。

 外観は無色透明と言っていい。
 香りは、普通のワンカップ大関と変わらない。適度にふくらみがあって、 悪い言い方をすれば、酒粕の香りを嗅いでいるような、雑っぽい印象だ。 どこか米ぬかみたいな感じ。
 口に含んだ最初のインパクトも、普通のワンカップ大関と同じか、と思ったら、 コクがすぱっと削ぎ落とされている感じがする。淡麗というよりは、 味わいそのものを抑えた感じ。
 後口は非常にすっきりしているので、食事の邪魔をしない。万能選手にはなり得る。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 度数もやや低めなので、さらっとした酒を手軽に飲みたいときには、重宝する。
 サイト情報によれば、日本酒度+5。酸度1.1。
製造者:大関(株)
2011年1月17日
No.59: 松竹梅 てん
 しょうちくばい てん
松竹梅 てん review
 松竹梅「てん」は、今やどこのスーパーにも置いてあるといっても過言ではない、ポピュラーな銘柄。 頻繁にCMが流されているので、認知度も高いであろう。
 当サイトで未掲載だったので、取り上げたい。

 外観は無色透明。
 香りは軽やか、というか、あまり香らない。すっきり系。
 口当たりも非常に軽く、すっきり、あっさり。コクはあまり感じない。
 甘味も弱く、さらさらと喉を過ぎる。
 アルコール分:13.0%以上14.0%未満。原材料:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール。
 悪く言えば味わいが乏しいが、よく言えばどんな料理の邪魔もしない、万能型。
製造者:宝酒造(株)
2011年1月18日
No.60: 男山 特別純米 旭山動物園ラベル
 おとこやま とくべつじゅんまい あさひやまどうぶつえんらべる
男山 特別純米 旭山動物園ラベル review
 これ、いつ入手したか忘れてしまったのだが、特徴的なラベルを見て、即購入したもの。
 北海道の旭山動物園の写真がラベルになっていて、現地で観光客向けに売っているものかもしれない。 私が買ったのは地元大阪なのだけれど。

 外観はやや黄色みが差している。
 丸っこい香りで、やさしい印象。麹のパンチは弱い。
 口当たりも丸っこく、甘味が強い。さすが純米らしい。 但し、後味はすっきりとしており、旨み豊かな中口。
 アルコール分:15度。原材料:米・米麹。精米歩合:60%。
 木綿屋男山本家 男山(株)、北海道旭川市永山二条七丁目。
 ラベルは、「ペンギンの散歩」の写真。まさにご当地ラベルであるが、 カップ酒のパッケージとしては、少々違和感がある。
製造者:男山(株)

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