2022年10月9日
No.241: 生原酒 本醸造 BEAMS JAPAN デザインボトル / 日本盛
なまげんしゅ ほんじょうぞう びーむす・じゃぱんでざいんぼとる / にほんさかり |
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入手したのはもう数ヶ月前になるが、ようやく飲む。
調べてみると、今年(2022年)2月25日から期間・数量限定で発売された 日本盛 生原酒 本醸造「BEAMS JAPAN」デザインボトル。
外観は透明でまったく曇りがない。
香りは、甘くふくよか。かなりのボリューム感。
味はべたつくような甘さで、たっぷりとコクがある。
生原酒だから当然と言えば当然だが、分厚い豊かな甘さが続き、やや単調。
アルコール分:19度以上20度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール。
精米歩合70%。
「火入れ(加熱処理)」を一切行わず、品質保持性の高いアルミ缶に詰めた、コクとうまみ豊かな味わいの生原酒です。
生原酒ならではの鮮度感あふれる美味しさを、手軽にお楽しみください。
本品は、日本盛 と BEAMS JAPAN とのコラボにより2021年12月からスタートした
「にほんしゅき」プロジェクトの第2弾商品だそうで、第1弾商品は BEAMS JAPAN 3店舗(新宿、渋谷、京都)
で売られ、大好評だったとのこと。
プロジェクトタイトル「にほんしゅき」については、サイトで次のように説明されている。
日本文化や日本酒を想起する語感をもつ造語です。
“日本酒好き”“日本酒は酒器で楽しめる”“日本酒は四季で楽しめる“等という意味と音をかけています。
やわらかい印象を与える「ひらがな」にすることで、多くの方にとって日本酒が身近で親しみやすい存在であることを表現しました。
とてもかわいらしい缶なので、ふだん日本酒とは縁遠いと思われる若い女性にも好評な商品であろうと思う。
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製造者:日本盛(株) |
2022年12月21日
No.242: 白雪 上撰 ブルーカップ / 小西酒造
しらゆき じょうせん ぶるーかっぷ / こにししゅぞう |
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白雪・上撰「ブルーカップ」。
自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者・森康哲さん
(森康哲のブログ 運営者)から
かなり以前に戴いていたもの。
外観はほぼ透明だが、微かに黄色みがかっているようにも見える。
香りはやや甘く、少しクリスピーで、結構深みもある。
味は口に含んだ瞬間に柔らかな甘味を感じるものの、基本はすっきり。
酸は穏やか。
飲み込むと適度にキレが良く、さらっとした後味。
普通酒だが品がいい。
アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
普及クラスの普通酒で、コクや味わい深さはもちろんないのだが、そこそこ品がいい。
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製造者:小西酒造(株) |
2022年12月27日
No.243: 義左衛門 純米吟醸 / 若戎酒造
ぎざえもん じゅんまいぎんじょう / わかえびすしゅぞう |
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三重県伊賀市の 若戎酒造 による 義左衛門 純米吟醸。
現地で買ったわけではなく、入手したのは大阪。伊賀は関西圏でもあるので、
わりとこういった製品が流通している。
外観はやや黄色みがある。濃醇な味が想像される。
香りは見た目の印象通り、たっぷりと甘く深い。桃のようなフルーティさがある。
味は口に含んだ瞬間に濃く甘いふくらみを感じるとともに、若干の苦味も。
香りに感じた桃のような甘さと、吟醸香からくるメロンのような青い風味もある。
さらに酸も豊かなので、甘味が強いのにもかかわらず、
飲み込んだ後にスッと切れる後仕舞いの良さ。
アルコール分:15度。精米歩合60%。原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)。
豊かな酸がポイントで、そのお陰でべたつく感じは一切なく、
フルーティさが楽しめる。
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製造者:若戎酒造(株) |
2022年12月28日
No.244: 菊水 ふなぐち 一番しぼり
きくすい ふなぐち いちばんしぼり |
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多くのスーパーやコンビニなどでもおなじみ。新潟県の菊水酒造がつくる
「菊水 ふなぐち」のパッケージがいつの間にか新しくなっていたので、入手。
といっても、買ったのはもう数ヶ月前のことである。
外観はやや黄色で、かすかに曇りが見られる。濃醇な味が想像される。
香りは、あんずか桃のような甘酸っぱさがあり、深く芳醇。
味も濃く、甘い。重めでフルーティな甘酸っぱさが特徴だが、
清酒らしいクリスピーさもあって、ただ冗長なだけの味わいではない。
シロップ漬けのあんずを食べたような風味と後味。
アルコール分:19度。新潟県産米100%使用。
原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール。精米歩合:70%。
[菊水ふなぐちの特長]
1.おいしさキープ!アルミ缶
日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトします。
2.コクのある濃厚な旨み
フルーティーな華やかな香り、ほとばしる旨さが織りなす豊かな風味です。
3.味わいの変化が楽しめる生原酒
貯蔵期間によって味わいの変化もお楽しみいただけます。
4.新潟県産米100%使用
農産物検査法基準の等外米・規格外米は一切使用しておりません。
以前は「ふなぐち 菊水 一番しぼり」と呼称されており、パッケージにもそう書かれていたが、
この現行品を見ると、「菊水 ふなぐち 一番しぼり」と改称されたようである。
単に順番が変わっただけだが、社名の菊水が最初に来て、商品名のふなぐちが真ん中に大きく書かれているので、
こちらのほうが良いと思う。ただ、菊水は社名であって同社がつくる清酒のブランド名でもあるから、
以前は菊水の名を真ん中に据えていたのだろう。
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製造者:菊水酒造(株) |
2023年1月1日
No.245: 松竹梅 大吟醸 <純金箔入>
しょうちくばい だいぎんじょう <じゅんきんぱくいり> |
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お正月なので、金箔入り清酒。
松竹梅 大吟醸「純金箔入」。
外観は無色透明で、曇りなし。金箔がかなり入っている。
香りは、メロンのような青臭い吟醸香が強く、すっきりとして、パンチやふくよかさはない。
味は香りの印象どおり、キリッとした口当たり。すっきりと飲みやすく、
口の中でもグリーンな吟醸香が広がる。
キレもある。
アルコール分:15度。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール/金箔。
ボトルもお洒落で、華やかさを演出している。
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製造者:宝酒造(株) |
2023年1月9日
No.246: 청하(清河) ChungHa / ロッテ七星飲料
チョンハ |
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韓国清酒(KOREAN SAKE)「청하」(清河)。
ロッテ七星飲料(LOTTE CHILSUNG BEVERAGE)による製品だ。
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き、飲むに至ったものである。
外観はやや黄色で曇りなし。
香りを嗅ぐと、確かに清酒っぽいのだが、一方で、ウォッカを混ぜたような、
あるいはピュアアルコールで割ったような、アルコール臭がする。
純粋な清酒ではない。
味は軽快な甘酸っぱさで、非常に飲みやすい。
べたつくような甘さはなく、フルーティ。冷酒を薄めた感じすらある。
飲み込んだ後にも、軽快な甘酸っぱさと若干の苦味が残り、
とても高アルコール(13%)とは思えない。
アルコール分:13%。原材料名:米、醸造アルコール、糖類、酵母/酸化防止剤(クエン酸)、pH調整剤、酵素。
原産国名:韓国。輸入者及び引取先:ウリスル・ジャパン株式会社 東京都江戸川区南小岩6-28-14 杉本ビル4階。
混ぜ物が入っているので、厳密に言うと清酒ではく、清酒ベースのR.T.D.というべきなのかもしれないが、
特に香りづけなどをしているわけではないので、このページに収録することとした。
それにしても、ゴクゴク飲んでしまいそうな軽快さなのに、アルコール13%。
一気飲みしてしまいそうで、危険だ。それとも軽く感じるのは、私が強い酒に慣れているからか?
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製造者:ロッテ七星飲料 |
2023年4月15日
No.247: 上撰松竹梅 豪快 辛口
じょうせんしょうちくばい ごうかい からくち |
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清酒松竹梅の「豪快」辛口。徳利型の180mlびんに入っている。
私自身はこれが売られているのを見たことがなく、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈頂き、飲むに至ったものである。
外観は無色透明で、曇りなし。
香りは、少し甘いがそれほどふくよかさはない。
吟醸香などは感じられない。
口当たりは香りの印象通りさらっとし、甘さは弱く、あっさりしている。
軽い苦味が感じられ、キレがある。
アルコール分:15度。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。
蔵付き半兵衛酵母で仕込んだ燗が冴える辛口です。
名前は「豪快」だが、味はそんなに豪快ではない。むしろ大人しいくらい。
さらっとして飲み飽きない。
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製造者:宝酒造(株) |
2023年5月19日
No.248: 松竹梅 豪快生酒 辛口
しょうちくばい ごうかいなまざけ からくち |
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清酒松竹梅の「豪快」生酒。180mlびん入り。
私自身で購入したものではなく、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈頂いたものである。
外観は無色透明で、曇りなし。
香りは、生酒らしく甘い。しかし、瓶には辛口と書いてあるため、味の想像がしづらい。
味わってみると、香りの印象ほど甘さがべたつくことはない。
香りを嗅いだ段階では、砂糖水のような甘さのようだったが、実際の口当たりはサラッとしている。
もちろん、じんわりと甘みはあり、パンチは弱い。適度なキレ。
良くも悪くも無難な味わいである。
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。日本酒度+2、酸度1.2、アルコール分13.0度以上14.0度未満。
フレッシュで芳醇な香り。キレのある辛口と旨みの調和した味わい。
"キレのある辛口と旨みの調和"といえば聞こえが良いが、キレも旨みもそこそこであり、
小さくまとまっているのは否めない。もちろん、日常の飲用としては応用範囲が広く、飲み疲れもしない。
いかにも大手さんが大量に売る商品らしい。
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製造者:宝酒造(株) |