2024年3月6日
No.261: 金鯱カップ / 盛田金しゃち酒造
きんしゃちかっぷ / もりたきんしゃちしゅぞう |
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愛知県半田市の盛田金しゃち酒造の「金鯱カップ」。
外観はほんのり黄色が入っているが、曇りはない。
香りはふっくらと甘い。適度なボリューム感がある。
味はやさしい甘味に微かな苦味。しかし、重たくはなく、さらっと爽やかな飲み口。
適度なキレ。後口にくどさはなく、甘やかな余韻。
アルコール分:15度以上16度未満。原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
オレンジ色の鯱の図柄が印刷された透明フィルムがガラス瓶容器に貼り付けられただけの簡素なパッケージ。
中身もいわばカジュアルだから、日常酒として普段の食事に気軽に飲むべきタイプである。
この 金しゃち の製品を前回当サイトで取り上げたのは、2012年。なんと12年ぶり。
思わず自分自身で当サイトの歴史を感じてしまうわけだが、12年経っても毎日同じ事をしているという進歩のなさ。
もちろん サイト形式 を維持しているのは、それがベストだと考えているからで、
動画などを作るつもりは、今後もない。
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製造者:盛田金しゃち酒造(株) |
2024年9月27日
No.262: JAPAN SODA / 日本盛
じゃぱん・そーだ / にほんさかり |
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清酒日本盛から JAPAN SODA と名付けられた発泡性の日本酒が出ている。
度数は7%と低アルコール。容量180mlのボトル缶入り商品である。
外観はやや黄色。大きめな気泡が踊る。
香りはやや甘さはあるものの引き締まっており、キュッと酸味を感じさせる。
味もキリッとシャープ。酸が主体で甘味は弱く、キレがある。
さらっとして、余韻は短い。
アルコール分:7度以上8度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/炭酸。
すっきりとして甘くない、爽快感のある日本酒ソーダ。心地よい日本酒の香りとすっきりとした後味で、
和食はもちろん、揚げ物などのこってりとした食事にもよく合います。
炭酸入りとはいえ、思いのほかあっさりとした仕上がりで、色々な食事に合わせやすそうである。
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製造者:日本盛(株) |
2024年10月11日
No.263: JAPAN SODA 柚子 / 日本盛
じゃぱん・そーだ ゆず / にほんさかり |
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清酒日本盛から出ている「JAPAN SODA 柚子」。
既掲載のプレーンな JAPAN SODA の姉妹品である。
度数は7%と低アルコール。容量180mlのボトル缶入り商品である。
外観はほぼ透明だが、微かに黄色っぽい。大きめな気泡が踊る。
香りは最初からはっきりと柚子を感じる。ジューシーでグリーンな柑橘香で、爽やか。
味はキリッとしているが、柚子らしい酸味も感じられる。度数は決して高くないのに、豊かなアルコール感。
柚子特有の杉樽みたいな風味がそれを助長している。甘味はわずかで、キレがある。
アルコール分:7度以上8度未満。原材料名:日本酒(国内製造)、ゆず果汁/炭酸、香料。
米と麹だけで作られた日本酒に炭酸を加えた「日本酒ソーダ」に柚子をひとりぼり加えました。
心地よい日本酒の香りと爽やかな柚子の香りを楽しめます。
香り立ちが強いと感じたのは、香料が使われているからだろう。しかし、人工的な感じはそれほどなく、
爽やかな風味を楽しめた。
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製造者:日本盛(株) |
2024年10月12日
No.264: 上撰 國盛 辛口 / 中埜酒造
じょうせん くにざかり からくち / なかのしゅぞう |
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愛知県の中埜酒造による「上撰 国盛 辛口」。
180mlのいわゆるワンカップ製品である。
外観はやや黄色で、曇りはない。
香りは最初、甘くふくよか。ただ、スンッとまっすぐに鼻に入ってくるパンチがある。
味は香りの印象とは異なり、甘味はあまりなく、力強い。
喉に刺すようなアルコール感。基本は辛口だが、アルコールのボリュームから来る甘味がほんのりある。
キレは良く、飲み込んだ後にはじんわりと旨味が残る。
アルコール分:14度。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)。
製造者:中埜酒造株式会社 愛知県半田市東本町二丁目二四番地。
創業以来、磨きぬいてきた心と技で醸した愛知の地酒ならではの馥郁たる香りと豊かなコク、キレのある辛口の酒
決して高価な酒ではないのに、豊かな香りとしっかりしたコクを感じ、それなのにちゃんとキレもある辛口に仕立てている。
なかなか見所がある。
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製造者:中埜酒造(株) |