利酒日記 kikizakenikki

2008年9月


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2008年9月11日 BLANC
DONNA DI VALIANO CHARDONNAY / TOSCANA
ドンナ・ディ・ヴァリアーノ・シャルドネ / トスカーナ
VINTAGE: 2004
DONNA DI VALIANO CHARDONNAY 04 ITALY
イタリア
州: TOSCANA
トスカーナ
地区:
 
IGT: TOSCANA
トスカーナ
生産者: FATTORIA DI VALIANO 輸入者: (株)成城石井
review
 9月になってもまだ暑い。大阪は今日も当たり前のように30度を超え真夏日。 週間予報を見ても、向こう一週間、30度を超えない日はない模様。
 こんな時期に爽やかさを楽しもうと思い、トスカーナの白を開けた。 但し、あっさりし過ぎもいやなので、シャルドネをチョイス。

 色はしっかりめのレモンイエロー。想像以上にしっかりめ。
 香りはたっぷりとし、バニラ、パイナップル、オレンジ、白い花などのほか、 ビニールやアクリルみたいな感じも。
 口に入れると、ふっくらとしたふくらみを感じ、ヨーグルト的な甘味、酸があって、 伸びやか。苦味も適度。余韻は長く、ハチミツの甘さが残る。

 女性のイラストが描かれたエチケットが美しく、いわばジャケ買いしたもの。 中身も外見の印象に負けず、飲み応えがあった。 ただ、デイリーワインとして決して格安とまでは言えない。
評定: C 価格 2,390円(本体価格2,277円+ 消費税113円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2008年9月16日 BLANC
BOURGOGNE HAUTES-COTES DE BEAUNE / CLOTILDE & PASCAL VECTEN
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ / クロチルド・エ・パスカル・ヴェクテン
VINTAGE: 2005
VECTEN BOURGOGNE HAUTES-COTES DE BEAUNE 05 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: BOURGOGNE HAUTES-COTES DE BEAUNE
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ
生産者: CLOTILDE & PASCAL VECTEN 輸入者: アールアンドダブリュ(株)
review
 セラーではなく冷蔵庫に3ヶ月ほど入れてあった。
 手頃な白はだいたい普段はすぐに飲むし、我が家のセラーは小さすぎて赤だけで一杯になっているからだが、 この3ヶ月の間にセラーにトラブルがあったので、結果的に冷蔵庫で正解だったということになる。
 3ヶ月も飲まずにいたのは、もちろんその間に別のwineを飲んでいたこともあるが、 そもそもこの夏は、wineを開けた総数が少ない。夕食時にビールを飲むクセがついてしまったためである。 大阪もようやく秋の気配がちょっぴりだけ感じられる時期となり(まだ毎日普通に冷房を入れているが) そろそろwineにシフトしてゆきたい。
 さて、本題。

 色は濃いイエロー。香りはカスタード、はちみつなどの甘さと、 黄色い花のような華やかな香り。
 たっぷりとした甘味をたたえているが、酸はシャープで、間延びした印象はない。 飲んだあとに、フリンティな香りも若干感じられる。
 酸はシャープだが、後味にたまごのようなほっこりとした甘味があって、 のびやか。シャルドネの清々しさと妖艶さの両方を感じられる。

 内容はしっかりしているが、値段もそれなりなので、お得感はあまりない。
評定: C- 価格 2,730円(本体価格2,600円+ 消費税130円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2008年9月19日 BLANC
BOURGOGNE CHARDONNAY / COCHE-BIZOUARD
ブルゴーニュ・シャルドネ / コシュ・ビズアール
VINTAGE: 2005
COCHE-BIZOUARD BOURGOGNE CHARDONNAY 05 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
生産者: COCHE-BIZOUARD 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 気づけば今月は白のみ3本めである。今日も暑い季節に相応しい、シャルドネを開ける。 やまやさんでみつけた、アラン・コシュ・ビズアールのACブル05VT。

 色は淡いレモンイエロー。 香りはレモンのような鋭い柑橘香、白い花やはちみつの甘いニュアンス、 アクリルやビニールのようなケミカルな感じ。
 口に含んだ瞬間は、酸のアタックが鋭いが、すぐに丸い甘味がくる。 伸びやかで、ヨーグルトのような風味が広がるが、あくまでも控えめ。 柑橘的な酸と苦味の余韻が残る。

 ACブルとしてはなかなか飲み応えがあるが、 この値段としてはどうだろうか。ちょっと物足りない感じもする。
評定: C- 価格 2,980円(本体価格2,839円+ 消費税141円) 購入店: やまやOCAT店(大阪市浪速区)
2008年9月26日 ROUGE
CHATEAU PIBRAN [CRU BOURGEOIS] / PAUILLAC
シャトー・ピブラン [クリュ・ブルジョワ] / ポイヤック
VINTAGE: 1998
Ch.PIBRAN 98 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: PAUILLAC
ポイヤック
生産者: CH. PIBRAN 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 これまで飲んだことのないシャトーだが、PAUILLACの98VTで4,000円。 非常にそそられるゾーンであるが、期待外れの恐れもあるなと一瞬迷ったあげく、 入手した。

 色はくすんだ感じの深いガーネットで、やや褐色がかっている。足は長い。 香りは土、漢方薬など。スパイシーさもある。
 味わいは深いアルコール感とともに、バニラのニュアンス。冗長ではなく、ピリッとシャープ。 余韻も深いが、タンニン分がまだ強く生きている。

 想像以上にしっかりした内容であった。ちょうどよいお年頃で、 まだまだ伸びしろもあるように感じた。
評定: A 価格 3,980円(本体価格3,791円+ 消費税189円) 購入店: やまやOCAT店(大阪市浪速区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計51本/当日記累計1102本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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