2008年10月6日 BLANC
SANGRE DE TORO / PENEDES
サングレ・デ・トロ / ペネデス |
VINTAGE: 2006 |
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SPAIN
スペイン
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地方: PENEDES
ペネデス
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地区:
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DO: PENEDES
ペネデス
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生産者: MIGUEL TORRES
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輸入者: サントリー(株)
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かなり以前から町の酒販店などでもよくお目に掛かるスペインワインの有名どころ。
サントリーの輸入ということで、置いている店も多いのだろう。
このワインは、ボトルに小さな牛のマスコットがついていることでも
有名。たぶん、ワインにあまり詳しくない方でも、酒屋さんで見たことがあるという人は多いだろう。
入手したのはハーフボトルだが、やはりマスコットはついていた。
色は極めて淡いレモンイエロー。
香りは若草や、あるいはネギのような緑臭い感じに、
ビニールのような臭い、グレープフルーツ的柑橘香。
味はシャープな酸がまず感じられ、追って蜜のような甘さがふんわりと広がる。
口の中で石油っぽい味わいも感じられる。余韻は短くスッキリ爽やかな後味だが、
若干のオイリーさも持ち合わせている。
非常に使い勝手の良いデイリーワイン。廉価でありながら、
しっかりした味わいを持ち、どの要素も突出していないので、
このクラスのワインとしては、万人受けしやすいタイプではないか。
さりげない魅力を再認識させられた。飲み疲れしないので、ハーフなどあっという間に飲み干せてしまう。
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評定: B |
ハーフ770円(フルボトル換算1,540円) |
購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市) |
2008年10月8日 ROUGE
LA CROIX DE BEAUCAILLOU / SAINT-JULIEN
ラ・クロワ・ド・ボーカイユー / サン・ジュリアン |
VINTAGE: 2000 |
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FRANCE
フランス
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地方: BORDEAUX
ボルドー
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地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
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AOC: ST-JULIEN
サン・ジュリアン
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生産者: JEAN-EUGENE BORIE (CH.DUCRU BEAUCAILLOU)
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輸入者: (株)ボンド商会
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メドック地区2級格付Ch.デュクリュ・ボーカイユーのセカンド。
しかも2000年VTとあれば、期待しないわけにはいかない。
実はこれ、かなり以前に購入し、セラーに入れてあった。
今年夏に、我が家のセラーにトラブルがあって、
その後無事復活はしたのだが、もしかすると変質してしまったかも?との疑いもあり、
だったら飲んでみようということに。
2000年はパワフルであることが予想される一方、セカンドだから非力ではないか、
などと色々考えながら、飲んでみた。
色はとても深いガーネット。黒みがかなり強く、
まるで液体がどろっとしているかのように、濁りもある。
香りは土、きのこ、チョコレートなど複雑で、ややホコリっぽい。
味は豊かな甘味があるが、やや線が細い。タンニンはなめらか。
梅のような酸。甘味とのバランスは概ね良いが、
やや酸のほうが勝っている感じで、深みは今ひとつ。
熱劣化とは感じられなかったので、元々それほど力のあるワインではなかったようだ。
購入価格の記録を紛失していて不明だが、2年ほど前に4,000円くらいは出した記憶がある。
それを思うと、まあまあかな?というレベル。
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評定: C |
記録なし |
購入店: − |
2008年10月12日 ROUGE
VOSNE-ROMANEE / LOU DUMONT
ボーヌ・ロマネ / ルー・デュモン |
VINTAGE: 2005 |
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FRANCE
フランス
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地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
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地区: COTE DE NUITS
コート・ド・ニュイ
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AOC: VOSNE-ROMANEE
ヴォーヌ・ロマネ
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生産者: LOU DUMONT
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輸入者: (有)ヌーヴェル・セレクション
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今年の5月に3種購入し、6月にFixinを飲んだきりになっていたルー・デュモン05VT。
購入店はリアルワインガイド等でも有名な松江の
京屋酒店さん。
ほんとはもっと置いておこうかとも思ったのだが、
急に赤の在庫が少なくなってしまったこともあり、ええい開けてしまえ、と
決断した。若いであろうことを懸念しつつ、飲んでみた。
色は青みの強い深いガーネット。見た目ではブルゴーニュというより、
とても若いボルドーみたいだ。
香りは土や黒オリーブに、鉄のような感じもある。
香りは大人しめ。
口に含んだときの鋭角的な酸が印象的。タンニンはまだ固い印象。
セメダインのようなツンとした感じ。甘味は弱く、引き締まっていて、
楚々とした美しい姿。酸がすうーっと伸びる。
ただ、時間が経つにつれ、ジューシーさと果実の甘さが感じられるようになり、
一層滋味深く。いわば雑念のない一本気な味わいで、
これはルー・デュモンに共通したキャラクターだと思う。
やはり非常にポテンシャルの高いワイン。
この内容に比べ、値段は良心的である。無論、デイリーワインの価格帯ではないが、
ちょっとした記念日に開けるワインとしては、とってもお買い得な一本ではないだろうか。
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評定: B |
5,980円(本体価格5,696円+消費税284円) |
購入店: 京屋酒店(楽天) |
2008年10月16日 BLANC
TREBBIANO D'ABRUZZO / TENUTA GIGLIO
トレッビアーノ・ダブルッツォ / テヌータ・ジリオ |
VINTAGE: 2006 |
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ITALY
イタリア
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州: ABRUZZO
アブルッツォ
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地区:
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IGT: TREBBIANO D'ABRUZZO
トレッビアーノ・ダブルッツォ
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生産者: TENUTA GIGLIO
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輸入者: 片岡物産(株)
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8月に同じ造り手のシャルドネ(モリーゼ産)を飲んだのだが、
今日はトレッビアーノ。購入店も同じで、こちらも値段はデイリークラスである。
色はやや深いイエロー。
蜜のような甘い香り、ハーブ香、湿った土のニュアンスがある。
口当たりも蜜のような甘さがたっぷり。マスカット的な甘味のふくらみ。
オレンジのような酸。アフターには白い花のようなフレーバーが残り、
どこか緑茶みたいな(深い緑のハーブ香とも言える)苦味がある。
導入部は華やか。だが、酸が強くスッキリとして、
食事に合わせやすい白。
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評定: C |
1,120円(本体価格1,067円+
消費税53円) |
購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市) |
2008年10月19日 ROUGE
CHATEAU GARDEGAN / COTES DE CASTILLON
シャトー・ガルデガン / コート・ド・カスティヨン |
VINTAGE: 2005 |
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FRANCE
フランス
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地方: BORDEAUX
ボルドー
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地区: COTES DE CASTILLON
コート・ド・カスティヨン
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AOC: COTES DE CASTILLON
コート・ド・カスティヨン
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生産者: CH. GARDEGAN
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輸入者: −
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これはいただきもの。
姪っ子が新婚旅行でフランスに行ってきたとのことで、
お土産にこれを買ってきてくれた。
深い暗赤色。香りは、良く熟したカシスやプルーン、土、きのこなど。
味は意外にも酸が立ち、シャープな第一印象だが、柔らかな甘味が広がる。
タンニンはなめらか。ボディは細身で、コクは弱く、余韻は短い。
グレートヴィンテージだが、元々小振りなワインだと思われる。
端正な造りでそれなりに楽しめる内容ではあるが。
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評定: C |
− |
購入店: いただきもの |
2008年10月24日 ROUGE
CHATEAU GENISSON / PREMIERES COTES DE BORDEAUX
シャトー・ジェニソン / プルミエール・コート・ド・ボルドー |
VINTAGE: 1994 |
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FRANCE
フランス
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地方: BORDEAUX
ボルドー
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地区: PREMIERES COTES DE BORDEAUX
プルミエール・コート・ド・ボルドー
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AOC: PREMIERES COTES DE BORDEAUX
プルミエール・コート・ド・ボルドー
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生産者: CH. GENISSON
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輸入者: (株)徳岡
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こちらもまた知人からいただいたもの。最近、もらってばかりである。
色は黒みが強い暗赤色だが、深みは今ひとつ。
香りは落ち着いた黒ベリーのほか、ピーマンの青臭さ、
土ぼこり、鉄などを感じる。
味は酸が強く、タンニンもまだ意外に強く引っかかる。
一方、味わいのコクは弱く、甘味に乏しく、スリムな酒躯。
線が細く、か弱いところが魅力だろうか。
94VTということで、ちょっと身構えて臨んだが、
まだ十分に若さを備えたwineだった。
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評定: C |
− |
購入店: いただきもの |
2008年10月26日 SPARKLING
CREMANT DE BOURGOGNE BRUT / DOUDET NAUDIN
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット / ドゥデ・ノーダン |
VINTAGE: N.V. |
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FRANCE
フランス
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地方: BOUGOGNE
ブルゴーニュ
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地区:
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AOC: CREMANT DE BORGOGNE
クレマン・ド・ブルゴーニュ
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生産者: DOUDET NAUDIN
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輸入者: (株)アンフィニー
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「このクレマンはそんなにたくさんは造られていないんですよ。
これはかなりお勧めです。私は好きです。」と店頭で強力に勧められて、
その言葉を信じ購入した。
ドゥデ・ノーダンのものはこれまでもACブルゴーニュ等飲んでいるが、
泡物は確かに初めてである。
外観はしっかりした麦わら色。
香りはりんごの甘いニュアンス、ハーブ香。シャンパーニュみたいな酵母臭は強くない。
購入したとき店頭で「トーストの香り」と説明されたのだが、まあ確かにちょっとパンみたいな
匂いがしないでもないが、積極的に言うほどトーストの香りを私はみつけられなかった。
味はレモン的なキリッとした酸が強めだが、そのあとじんわりとアミノ酸的(味の素っぽい?)
な旨味が広がる。りんごのような酸の余韻も長い。
こんな値段ではシャンパーニュを入手することが難しい昨今、
非常に値頃感のある、素晴らしい1本。
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評定: A |
3,150円(本体価格3,000円+消費税150円) |
購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区) |
2008年10月28日 CIDRE
CIDRE SPARKLING NOUVEAU 2008つがるリンゴ / NIKKA
シードル スパークリング・ヌーヴォ 2008つがるリンゴ / ニッカ |
VINTAGE: 2008 |
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JAPAN
日本
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地方:
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地区:
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AOC:
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生産者: ニッカウヰスキー(株)
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販売者: アサヒビール(株)
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本日10月28日発売、シードル スパークリング・ヌーヴォ2008。
今秋収穫したつがるリンゴで造られたものだ。
シードルはリンゴを発酵させて造ったお酒なので、厳密に言うとwineではないが、
従来から仏ノルマンディー地方等のシードルと併せて、wineと同じ当利酒日記に収録している。
色はごく淡い麦わら色。黄色みは弱い。細かな気泡が立ちのぼり、まさにスパークリングワインのような外観。
香りはキュンと酸っぱそうな感じとともに、穏やかな丸みがある。
口に含むとその丸っこい甘味が広がり、リンゴらしい穏やかな酸味もある。
両者のバランスがよい。
アルコール分2%。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
「今秋収穫の"青森県弘前産つがるリンゴ"から生まれたスパークリングヌーヴォです。
糖分・香料・着色料を一切加えない、
とれたてのリンゴの味わいをお楽しみください。」
爽やかで、角の取れた甘酸っぱさは、とても親しみやすい。
今春に出た紅玉リンゴは品種特性から酸が鋭くシャープな仕上がりだったが、
こちらはふくよかさがあり、より多くの人に好まれそう。その分、個性という点では一歩譲る。
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評定: A |
200ml入り278円 |
購入店: アル・プラザ |
2008年10月29日 ROUGE
SANTENAY / LOUIS LATOUR
サントネイ / ルイ・ラトゥール |
VINTAGE: 1995 |
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FRANCE
フランス
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地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
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地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
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AOC: SANTENAY
サントネイ
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生産者: LOUIS LATOUR
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輸入者: レミー・ジャポン(株)
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当日記累計で1,111本目を迎えた(カウントが間違っていなければ)。
サイト開設から約8年半(102ヶ月)だから、1ヶ月あたり11本程度ということになる。
今年の累計はこれで60本目だから、今年はあまりwineを飲んでいない。
もちろん、最近の方針として、本数を減らす代わりに単価を上げようとしているから金銭的負担が減っているわけではないが、
このほうが健康には良いのかもしれない。
時々立ち寄っているディスカウント酒店が閉店するとのことで、
全品10%オフセールをやっていた。そこで、これはお手頃と思い購入した。
色は黒みの強い深いルビー。やや褐色に傾いている。
香りはいちごやラズベリーなど、まだ十分に若いニュアンスを保っている。
皮革や鉄っぽい匂いもある。
口当たりは、ふっくらとした甘味があり、酸は丸い。
タンニンは極めて滑らかになっており、きれいな味わい。すうーっと体になじむような優しさ。
ただ、この優しさは、ピークを過ぎた力なさなのか、とも思える。
値札は3,660円だったが、そこから1割引。値札通りだったとしても、
決して損のない内容であった。
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評定: B |
3,294円(本体価格3,138円+消費税156円) |
購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市) |