利酒日記 kikizakenikki

2011年5月


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2011年5月7日 ROUGE
CHÂTEAU SAINTE COLOMBE / CÔTES DE CASTILLON
シャトー・サント・コロンブ / コート・ド・カスティヨン
VINTAGE: 2008
Ch.Ste-Colombe 07 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: COTES DE CASTILLON
コート・ド・カスティヨン
AOC: COTES DE CASTILLON
コート・ド・カスティヨン
生産者: CH. SAINTE COLOMBE 輸入者: (株)モトックス
review
 これまでにも何度か飲んでいるCh.サント・コロンブ。ハーフボトルだ。

 色はかなり黒みが強い。
 香りはコーヒーなどの焦げ臭、土、皮革などが中心。果実香は感じない。枯れた印象。
 口に含むと、甘味が強め。タンニンはまろやかになっている。酸は丸く、ボルドーらしい高貴さは兼ね備えているが、 パワーは今ひとつ。

 以前に飲んだときより、ちょっと印象が低下した。だが、払った金額の価値は十分にある。
評定: C+ 価格 ハーフ1,050円(フルボトル換算2,100円) 購入店: amor Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2011年5月8日 BLANC
SANTIAGO CHARDONNAY / CURICO VALLEY
サンチアゴ シャルドネ / クリコ・ヴァレー
VINTAGE: N.V.
Santiago Chardonnay CHILE
チリ
地方: CURICO VALLEY
クリコ・ヴァレー
地区:
 
DO: CURICO VALLEY
クリコ・ヴァレー
生産者: VINA REQUINGUA 輸入者: 丸紅(株)
review
 先月、同じ銘柄のカベルネ(赤)をレビューしているが、これは白のシャルドネ。
 赤と同じく、こちらもスクリューキャップのボトルである。

 外観は淡いレモン色。
 香りはビニールやアクリルのような化学物質的香りに、 レモン香が少しあるが、それほど鋭くはなく、柔らかである。
 味は酸が丸く、甘味が強め。やや冗長な印象。 ボリューム感はあまりないが、バランスは悪くない。

 激安ワインなので、多くを望めない。これで十分。
評定: C 価格 428円(本体価格408円+消費税20円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2011年5月10日 ROUGE
CHÂTEAU GUICHOT / BORDEAUX
シャトー・ギショ / ボルドー
VINTAGE: 2008
Ch.Guichot 08 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. GUICHOT 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(有)、販売者:(株)成城石井
review
 店頭で見て、思わずジャケ買いしたのだが、昨年10月にも購入し、飲んでいたのをすっかり忘れていた。 しかも同じヴィンテージ。
 もしかしてボトル差もあるかもしれないし、飲んで確かめてみよう。

 外観は明るめのガーネット色。
 インク、カシスなどの香り。あまり派手には香らない。
 酸のアタックがほどほど。スリムな印象。タンニンはなめらかでシルキー。甘味は弱い。 小ぶりにまとまっていて、バランスは悪くない。

 前回飲んだ時の私自身のコメントと比べると、だいぶ印象が違う。 前回は、大柄、荒削り、ワイルドなどの単語が並んでいる。今回はまったく違った感想だった。
 べつにブショっているわけでもなかったし、ただ非力といった感じなのだが、 たった半年の間に、老成したのだろうか。いや、まあ、ボトル差なのだろう。
 こういうことがあるから、wineは面白いし、怖い。
評定: C+ 価格 1,495円(本体価格1,424円+消費税71円) 購入店: 成城石井 梅田店(大阪市北区)
2011年5月18日 ROUGE
CROZES-HERMITAGE "LA MATINIÈRE / FERRATON PÈRE & FILS
クローズ・エルミタージュ "ラ・マティニエール" / フェラトン・ペール・エ・フィス
VINTAGE: 2006
Ferraton Crozes-Hermitage 06 FRANCE
フランス
地方: COTES DU RHONE
コート・デュ・ローヌ
地区: CROZES-HERMITAGE
クローズ・エルミタージュ
AOC: CROZES-HERMITAGE
クローズ・エルミタージュ
生産者: FERRATON PERE & FILS 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 関西を中心に展開するスピードという酒DSにてみつけた1本。
 同店を運営するのは、やまや関西(株)という会社で、言うまでもなく、 宮城に本拠を置く(株)やまやのグループである。また、このワインの輸入者 コルドンヴェール(株)は、やまやとイオンの共同出資による会社である。
 などという周辺情報はともかく、今回これを買った理由は、 最近ローヌをほとんど飲んでいないことに気づいたからである。

 外観は黒みの強い、深いガーネット色。
 香りはいちごジャム、黒オリーブ、インク、乾いた土など。 グラスを回すと皮革や、スパイシーな黒コショウのような香りが強くなる。
 酸のアタックが結構強く、タンニンはなめらか。鉛筆の芯の風味。 ボディの厚みはあまりない。全体的に非力。

 クローズ・エルミタージュは、かなりクオリティに幅のあるAOCだと思うのだが、 これは下のほうに位置する。だが、値段も格安だから、これで十分。
評定: C 価格 1,480円(本体価格1,410円+消費税70円) 購入店: スピード(ディスカウントストア)
2011年5月23日 ROUGE
TORREON DE PAREDES CABERNET SAUVIGNON / RENGO
トレオン・デ・パレデス カベルネ・ソーヴィニヨン / レンゴ
VINTAGE: 2008
Toreon de Paredes Cabernet 08 CHILE
チリ
地方: RAPEL VALLEY
ラペル・ヴァレー
地区: CACHAPOAL VALLEY
カチャポアル・ヴァレー
DO: RENGO
レンゴ
生産者: TORREON DE PAREDES 輸入者: (株)日智トレーディング
review
 最近どうも同じwineを2度買ってしまう失態をやらかしている。というのも、 飲酒量を気にしてハーフボトルを探すことが多く、どうしても銘柄が限られてきてしまうからだ。
 このTORREON DE PAREDES カベルネは、昨年の12月に、 まったく同じ2008年ヴィンテージを飲んでいる。買ったときはVT違いのつもりで買ったのに。

 外観はやや青みが強いが、深いガーネット色。
 香りは樽のバニラ香が力強く、次いで土を感じる。高級ワインのような落ち着き払った重厚感。
 味はチョコとバニラが混じり合い、ミルクチョコレート的。タンニンは力強い。 酸も弱いながらもちゃんと残っている。若干、古いタンスみたいな木の香りがあり、余韻として残る。

 前回飲んだ時の私自身のコメントと比べると、重みが増し、少し枯れた感じがプラスされた。 これはこれで充実した味わいだが、前回のバランスの方が良かったかも。
評定: A 価格 ハーフ893円(フルボトル換算1,786円) 購入店: amor Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2011年5月25日 ROUGE
RIO ALTO CABERNET SAUVIGNON / ACONCAGUA VALLEY
リオ・アルト カベルネ・ソーヴィニヨン / アコンカグア・ヴァレー
VINTAGE: 2009
Rio Alto Cabernet 09 CHILE
チリ
地方: ACONCAGUA VALLEY
アコンカグア・ヴァレー
地区:
 
DO: ACONCAGUA VALLEY
アコンカグア・ヴァレー
生産者: RIO ALTO 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 このwineを買ったのは、wine shop ではない。
 コーヒーと輸入食材を中心に展開しているお店で、wineも少量だが扱われている。 先日、近所に新店舗がオープンしたので、行ってみた。
 これはその時のセールで入手したもので、10%引きであった。

 外観はやや青みが強い、暗いルビー色。
 黒果実や土に、若干いちごジャムの香りや、ビスケットみたいな香りも混じる。 グラスを回すと甘い香りが立ち、火薬のようなインパクトある匂いが立つ。
 味は甘味がたっぷりしており、酸もぴちぴちと活きがいい。全方位的に奔放な味わい。 タンニンはやわらかくこなれている。

 通常価格は840円とのことだが、それでこの内容なら、なかなかよい。
評定: B 価格 756円(通常価格840円) 購入店: KALDI COFFEE FARM 江坂店(大阪府吹田市)
2011年5月29日 ROUGE
PANGOLIN CABERNET SAUVIGNON / COASTAL
パンゴリン カベルネ・ソーヴィニヨン / コースタル
VINTAGE: 2009
Pangolin Cabernet 09 SOUTH AFRICA
南アフリカ
地方: COASTAL REGION
コースタル・リージョン
地区:
 
WO: COASTAL REGION
コースタル・リージョン
生産者: PANGOLIN 輸入者: (株)リラックス
review
 今ではかなり有名になったと思われる、南アのパンゴリン。
 当サイトでは未掲載だった、というか、私自身未経験だったので、 買ってみた。売場でみると、色々とセパージュがあったのだが、まずは基本のカベルネを入手。

 外観はやや枯れた感じのガーネット色。かなり深い。
 香りは黒果実、インク、墨汁、ハッカなど。適度な果実感と、深み。
 味は酸のアタックが強く、ジューシー。タンニンはかなり強くしっかり。甘味は深い。 フレッシュ感と中程度のコクを伴い、余韻には黒果実。

 税別900円のwineとは思えない充実感。さすがのコストパフォーマンス。
 そこそこ重みがあるので、どんな料理にもというわけにはいかないが、 ハンバーグとか、肉じゃがなんかにも合いそうな、気軽に飲めるカベルネ。
評定: B 価格 945円(本体900円+消費税45円) 購入店: いかりスーパー JR大阪店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計7本/今年合計38本/当日記累計1336本
今月のワイン投資額・・・7,047円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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