利酒日記 kikizakenikki

2011年7月


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2011年7月6日 BLANC
SANTA HELENA GRAN VINO CHARDONNAY / CENTRAL VALLEY
サンタ・ヘレナ グラン・ヴィーノ シャルドネ / セントラル・ヴァレー
VINTAGE: 2010
SANTA HELENA GRAN VINO CHARDONNAY 10 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
AOC: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: SANTA HELENA 輸入者: アサヒビール(株)
review
 先月の当日記に掲載したwineの合計金額は、なんとたった3,000円。これは、最低記録ではないだろうか。
 そのくらい、このページがおろそかになっているわけだが、1ヶ月のワイン代を集計し始めた 2009年1月をみると、 24,070円となっていて、ちょっと使いすぎ。 このご時世、1ヶ月3万円で暮らすオトーサンも多いわけでありまして、小遣い制でない自分の境遇に感謝しつつ、 最近は、もっと節約せねばと思っている。ということで、原点に返って、スーパーで買った安ワインを。

 色はごく淡いイエローグリーン。まさに若いシャルドネ。
 香りは、オレンジ、バナナのような華やかさ、甘さに、ヨーグルトも加わる。 ニューワールドのシャルドネらしいふくよかさを感じさせつつ、フレッシュ感も満載。
 味はレモンの酸と、意外にもちゃんとしたミネラルを感じ、ジューシーで、旨味あり。 甘味はふんわりとしている。

 期待していなかっただけに、これだけの内容ならば不服はない。1,000円でもいいくらい。
評定: B 価格 680円(本体価格648円+消費税32円) 購入店: MAXVALU(スーパー)
2011年7月10日 ROUGE
WOODBRIDGE CABERNET SAUVIGNON / ROBERT MONDAVI
ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン / ロバート・モンダヴィ
VINTAGE: 2009
Robert Mondavi Woodbridge Cabernet Sauvignon 09 AMERICA
アメリカ
州: CALIFORNIA
カリフォルニア
地区:
 
AVA:
 
生産者: ROBERT MONDAVI 輸入者: メルシャン(株)
review
 MONDAVIなんて、いったいどのくらい飲んでいなかっただろう。
 カリフォルニアの大手である ROBERT MONDAVI による廉価版。そのカベルネ。 しかも187ml入りのベビー瓶。

 色は黒みの強い深いガーネット。
 バニラ香が強く、香りは深い。皮革のニュアンスと、若干ししとうのような緑っぽい香りが混じる。 若いためだろうか。
 味は酸のアタックが鋭く、甘味は弱く、シャープな口当たり。ボディに厚みはあまりない。 余韻も短め。

 決して味わいのバランスは悪くないが、やはり力不足で、導入部だけ高級感をまとったwineである。 まあ、値段からしたら、これでも十分すぎるくらい。
評定: C+ 価格 187ml入り368円(フルボトル換算1,476円) 購入店: いかりスーパーJR大阪店(大阪市北区)
2011年7月17日 ROSE
FRONTERA CABERNET SAUVIGNON ROSE / CONCHA Y TORO
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2010
Concha y Toro Cabernet Rose 10 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリの大手、コンチャ・イ・トロのワインは、今や日本では非常によく見る銘柄となった。
 これもスーパーでみつけたものだが、たまにはロゼを買ってみようかと思い立った。 なんともう2010年ヴィンテージが出回っている。

 色はアセロラドリンクのようでもあり、いちごのようでもある。
 香りもいちごジャムのような印象。やや単調。
 味は酸のアタックが強い。もっと甘いものを想像していたが、かなりシャープである。 甘酸っぱい。突出したところがなく、大人しい。 後味はジャムのように、ほんのり甘い。

 やや凡庸だが、スーパーで売っている安ワインとしては、こんなものだろう。
評定: C- 価格 648円(本体価格618円+消費税30円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2011年7月19日 ROUGE
CHIANTI "VILLA DI MONTE" / GRATI
キァンティ "ヴィッラ・ディ・モンテ" / グラーティ
VINTAGE: 2008
Grati Chianti Villa di Monte 06 ITALY
イタリア
州: TOSCANA
トスカーナ
地区: CHIANTI
キァンティ
DOCG: CHIANTI
キァンティ
生産者: GRATI 輸入者: (株)モトックス
review
 イタリア料理でも食べに行ったときならばともかく、 ふだん自宅で、あえてキァンティを飲もう!と思い立つことは、ほとんどない。 私に関して言えば。
 フルボトルを開けるとどうしても飲み過ぎてしまうこともあり、最近ではハーフを探すことが多い。 もちろん、健康を気にしてのことである。ハーフで目にとまった中に、たまたまこのキァンティがあったので、 買ってみた。

 外観はやや枯れた感じも見える深紅。わずかに茶色に傾き始めている。
 香りは血(鉄分)、黒果実、乾いた土あるいは土ぼこりのような感じ。 酸味が強そうである。動物臭はあまりない。 
 味は実際、酸が強い。オレンジと黒ベリー系の甘酸っぱさが、混じり合った感じ。 キァンティらしい味わい。ただ、見た目ではかなり熟成が進んでいるようだったが、 味わうとまだ枯れた感じはない。十分にぴちぴち感を残している。
 重厚感はないけれども、この価格帯ならば、これで十分だろう。
評定: C+ 価格 ハーフ800円(フルボトル換算1,600円) 購入店: amor Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2011年7月24日 ROUGE
FRONTERA CABERNET SAUVIGNON / CONCHA Y TORO
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2010
Concha y Toro Cabernet 10 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 先日、カベルネでつくったロゼを飲んだ、コンチャ・イ・トロのFRONTERA。 今日はその赤である。
 やはりカベルネといえば、重たい赤を期待する。

 色はやや青みが強めだが、そこそこ深い。
 香りはニューワールドのカベルネにありがちなインクっぽい匂いが強く、 そこにバニラの甘さと、若干乾いた土が混じる。思っていたより複雑だ。
 味は酸のアタックが強く、タンニンもわりとしっかり。 樽のバニラ風味がほんのりとあり、その甘味が後に残る。荒削りだが、 ちゃんと品種を感じさせる真面目なワインだ。

 スーパーで簡単に入手できる銘柄としては、なかなか見所がある。 1,200円以上でもいいと思える内容。
評定: A 価格 638円(本体価格608円+消費税30円) 購入店: グルメシティ(スーパー)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計48本/当日記累計1346本
今月のワイン投資額・・・3,134円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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