利酒日記 kikizakenikki

2012年3月


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2012年3月1日 ROSE SPARKLING
SUNRISE SPARKLING ROSE / CONCHA Y TORO
サンライズ・スパークリング ロゼ / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: N.V.
Concha y Toro Sunrise Sparkling Rose CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリの大手コンチャイトロがつくるスパークリング。
 当日記では既に BRUT を掲載しているが、 ロゼは初めてである。

 グラスに注いだ外観は、やや暗いピンク色。少しオレンジが入り、グレナデンソーダのようでもある。
 香りはトマトにいちごが少し。穏やかで、あまり強くは香らない。
 口当たりはシャープで、ドライトマトのような雰囲気。 甘味は強くない。微かに酵母臭のような感じがある。

 ロゼのスパークリングというのは、一般に高価なものだが、 これだけ安価でしっかり飲めるものは貴重である。これなら日常的に気軽に買えるし、 豚の生姜焼きとか、焼き鳥とか、餃子なんかにも合わせられる。
評定: C+ 価格 1,180円(本体価格1,124円+消費税56円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2012年3月13日 BLANC
SANTA HELENA GRAN VINO CHARDONNAY / CENTRAL VALLEY
サンタ・ヘレナ グラン・ヴィーノ シャルドネ / セントラル・ヴァレー
VINTAGE: 2010
SANTA HELENA GRAN VINO CHARDONNAY 10 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
AOC: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: SANTA HELENA 輸入者: アサヒビール(株)
review
 このワイン、実は昨年7月に飲んでいる。しかも同じ2010年ヴィンテージ。 近所のスーパーで気軽に買えるため、一度飲んだことを忘れて買ってしまったのだ。

 色はしっかりめのレモンイエロー。
 香りは、はちみつ、レモン、キンカンなどのほか、ビニールっぽい匂いがする。
 味はグレープフルーツ的な苦さがあるが、酸味は穏やかである。 適度にオイリーだが、ミネラル感やコクは今ひとつ。

 昨年飲んだ時と比べ、評価が下がった。フレッシュ感がやや薄れたからだろうか。
評定: C 価格 680円(本体価格648円+消費税32円) 購入店: MAXVALU(スーパー)
2012年3月20日 ROUGE
LES GRANDS ARBRES / VIN DE FRANCE
レ・グラン・ザルブル / ヴァン・ド・フランス
VINTAGE: 2010
Les Grands Arbres 10 FRANCE
フランス
地方:
 
地区:
 
VIN DE FRANCE
ヴァン・ド・フランス
生産者: BADET,CLEMENT & CIE. 輸入者: リードオフジャパン(株)
review
 このワイン、LAWSONで売られているものだが、 買うのはこれが3度目である。
 ところが面白いことに、最初に購入したときは Vin de Pays d'Oc、 2度目が Vin de Pays des Vignobles de France、 そして今回が Vin de France と、原産地呼称が変遷してきている。 もちろん、原料ぶどう(原料果汁)の産地を変えてきているからだろう。
 ちなみに、近年の制度改正で従来のVin de PaysはI.G.Pとなり、Vin de TableはVin de Franceに変わっている点に注意。

 グラスに注いだ外観は、青みの強い深いルビー色。やや透過性あり。
 香りは赤果実が強く、その他インクや皮革など。
 口当たりは、ピチピチした酸のアタックが強い。 タンニンは非常に柔らか。
 赤いドライフルーツのような香味が中心で、味わいはかなり単調。 余韻にほんのりと甘みが残る。

 南仏有機ワインと書かれ、ECOCERT(エコセール:有機栽培食品等に対する仏政府認証機関)の認証印がついている。

 旧V.d.PからVin de Franceへといわば格下げになったわけだが、味わいはそんなにグレードダウンしていない。 コンビニで気軽に買えるワインとしては、十分に及第点。
評定: C+ 価格 ハーフ650円(フルボトル換算1,300円) 購入店: LAWSON
2012年3月21日 CIDRE
CIDRE 紅玉リンゴ <限定醸造> / NIKKA
シードル こうぎょくりんご <げんていじょうぞう> / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE 紅玉リンゴ JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 毎年この時期の恒例となっているニッカシードル「紅玉リンゴ」。 今年の発売は2月28日であったから、レビューが相当に遅れてしまった。

 グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。注いでいる時、気泡がジュワジュワ音を立てるが、 すぐに落ち着く。
 香りは、酸味の強そうなりんご香。青臭そうな感じがするくらい。
 口に含むと、ふんわりした甘さを感じるが、やはり酸味は強く、 シャープな味わい。飲み込んだ後にも、口中に酸っぱさが残る感じ。
 アルコール分3%。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 爽やかで甘酸っぱい味わいが特徴の「紅玉(こうぎょく)リンゴ」で 醸造しました。糖分・香料・着色料を一切加えない、 リンゴ100%のスパークリングワインです。
 昨年の私自身のコメントを見ると、もっと酸味が強かったようであり、 それに比べて今年は少しだけ甘さが前面に出ている印象。それでも、紅玉の特徴は 良く出ている。
 なお、例年はコンビニで買うことが多いから入手価格はだいたい284円だったが、 今年はスーパーで購入したため売価248円。実はイオングループで5%オフの日に買ったため、 実際の入手価格は235円と格安。
評定: A 価格 180ml入り248円 購入店: Maxvalu(スーパー)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計15本/当日記累計1385本
今月のワイン投資額・・・2,758円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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