利酒日記 kikizakenikki

2014年6月


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2014年6月1日 BLANC
MARIE LOUISE PARISOT CHARDONNAY / VIN DE FRANCE
マリ・ルイーズ・パリゾ シャルドネ / ヴァン・ド・フランス
VINTAGE: 2013
M.L.Parisot Chardonnay 13 FRANCE
フランス
地方:
 
地区:
 
VIN DE FRANCE
ヴァン・ド・フランス
生産者: MARIE LOUISE PARISOT 輸入者: 国分(株)
review
 スーパーで購入した、容量250mlのベビーびん。忘れていたが、実は昨年にも飲んでいる。
 ランクは Vin de France でいわゆるテーブルワインであるが、 セパージュがシャルドネと明記されたヴァラエタルワイン。

 外観は、淡いレモンイエロー。
 香りはグレープフルーツのような苦さと、 安シャルドネにありがちなプラスティックあるいはアクリルのような匂い。
 味は酸のアタックが丸く、オレンジのよう。適度な厚みがあって、 ややぼやけた印象はあるものの、最後に苦味が強いので、 まとまりがある。

 まったく期待などしていなかったが、意外と見所はあった。 普段の食事で、ちょっとだけ飲みたいという時には重宝する。
評定: C+ 価格 250ml入り409円(フルボトル換算1,227円) 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2014年6月5日 CHAMPAGNE
HEIDSIECK BRUT BLUE TOP / CHAMPAGNE
エドシック・ブリュット ブルートップ / シャンパーニュ
VINTAGE: N.V.
Heidsiek Blue Top FRANCE
フランス
地方: CHAMPAGNE
シャンパーニュ
地区:
 
AOC: CHAMPAGNE
シャンパーニュ
生産者: HEIDSIECK & Co 輸入者: ヴランケン・ポメリー・ジャパン(株)
review
 当サイトは2004年6月6日から1日も休まず毎日更新を続け、 本日をもってめでたく満10年に到達。
 この節目に何を飲もうか?と思案を巡らし、 自宅の小さなセラーに眠っているピションラランド98を開けてしまおうか、 はたまたイケム99を飲んでしまおうか、バヴィヨンルージュくらいにしておこうか、 などと考えるうち、今日という日は単に私自身が10年間頑張ってきただけのことであり、 誰の何の記念日でもないから、そんなにめでたいわけじゃない。 ならば適当に安い泡ものでも買ってこようかと。
 素晴らしい政治のお陰で、下々の存在など無視するがごとき経済政策と、 更には増税というダブルパンチで、家計極めて厳しき折、贅沢なんてしていられないので、 200ml入りのシャンパーニュでお茶を濁すことにした。

 グラスに注いだ外観は、ごく淡いゴールド。泡は非常にきめ細かく、 グラスの中を小さな気泡が立ちのぼる。
 香りはシャープでややボリューム感には乏しい。 大人しい酵母臭。地味な印象。
 味はキリッとシャープな柑橘系の酸に、適度なハーブ香。 ミネラル感は今ひとつ。
 余韻は長くない。可もなく不可もなしといった中道。

 実は2008年2009年に掲載しているが、もう少し良かった印象だ。 今回のボトルはややハズレだったか。いや、価格に対して損はしていないが。
評定: C 価格 200ml入り1,393円(フルボトル換算5,224円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2014年6月7日 ROUGE
MARIE LOUISE PARISOT CABERNET SAUVIGNON / VIN DE FRANCE
マリ・ルイーズ・パリゾ カベルネ・ソーヴィニヨン / ヴァン・ド・フランス
VINTAGE: 2012
Marie Louise Parisot Cabernet 12 FRANCE
フランス
地方:
 
地区:
 
VIN DE FRANCE
ヴァン・ド・フランス
生産者: MARIE LOUISE PARISOT 輸入者: 国分(株)
review
 先日シャルドネを飲んだ、MARIE LOUISE PARISOT のベビーびん(250ml入り)。 今日は赤のカベルネを飲んでみたい。

 グラスに注いだ外観は、青みの強い、淡い紫。
 香りはインク、黒果実、ふかし芋など。
 味は平板。タンニンはしっかりめ。 ふんわり甘味が感じられる。奥深さはなく、単調。

 先日飲んだ白の シャルドネ はまだ見所があったが、こちらは凡庸。
評定: D 価格 250ml入り409円(フルボトル換算1,227円) 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2014年6月11日 ROSE
MISSION SAINT VINCENT ROSE / BORDEAUX
ミッション・サン・ヴァンサン ロゼ / ボルドー
VINTAGE: 2012
Mission St.Vincent rose 12 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: U.S.V. 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 ACボルドーのロゼにして、破格の安値。 以前、この造り手の が高C/Pだったこともあり、期待して購入。

 グラスに注いだ外観は、ごく淡い朱色。ややオレンジがかった濃いめのピンク色とも言える。
 香りは、色を見なかったらロゼとはわかりにくい、華やかさのない香り。 しかしよく嗅げば、ドライトマトやいちごなど、確かにロゼらしい香りをみつけることができる。 非常に大人しいが。
 味は苦味がグッと強く、しっかりしたタンニンも感じる。 酸が強く、更には黒果実っぽいニュアンスもあり、軽い赤にも近い。

 浮ついたところがないのは、さすがボルドー。 食事に気軽に合わせられる。
評定: B 価格 800円(本体価格741円+消費税59円) 購入店: スピード(DS)
2014年6月15日 ROUGE
CHÂTEAU CITRAN -CRU BOURGEOIS- / HAUT-MEDOC
シャトー・シトラン -クリュ・ブルジョワ- / オー・メドック
VINTAGE: 2008
Ch.Citran 08 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: HAUT-MEDOC
オー・メドック
生産者: CH. CITRAN 輸入者: (株)成城石井
review
 6月の第3日曜日は"父の日"ということで、 夕食に私の大好物である分厚いヒレステーキを妻が買ってきてくれた。
 それに合わせて開けたのが、これ。実は先日、当サイトの10年間連続無欠勤更新記録達成時に、 シャンパーニュと一緒に買ってきたものだが、結局その時には開けずじまいだったものだ。

 外観は赤みが強い深い紅。意外にも若そうに見える。もう少し熟成感があるのかと思っていたが。
 香りは、黒果実、土、皮革などがベースにあり、 芳醇で甘いバニラ香が、たっぷりと乗っている。非常に気品にあふれ、なおかつ官能的な香りである。
 味は極めてジューシー。 ボルドーでジューシーというのもおかしいが、 それくらいにピチピチ感があり、若い躍動感に満ちた味わい。
 タンニンはしっかりと力強く、それだけでは荒々しい印象を与えかねないのに、 そこにバニラの肉感的な甘さが加わると共に、それを凌駕する強さで酸が主張する。
 それぞれの要素がはっきりしているのは、まだまだこれから熟成する余地がたくさんある証なのだが、 それでもバランスを欠いていないのは、このワインのポテンシャルの高さゆえだろう。

 今回の入手価格が信じられないくらい、力強いワインであった。 倍以上の価格でもいいと思えた。売っているうちにぜひもう1本確保しておきたい。
評定: AA 価格 ハーフ1,944円(フルボトル換算3,888円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2014年6月21日 BLANC
GATO NEGRO SAUVIGNON BLANC / CENTRAL VALLEY
ガトー・ネグロ ソーヴィニヨン・ブラン / セントラル・ヴァレー
VINTAGE: 2012
Gato Negro Sauvignon Blanc 12 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: VINA SAN PEDRO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 先月、同じ造り手の赤(カベルネのハーフ)を飲んだのだが、 今度は白のソーヴィニヨン。GATO NEGRO(黒猫)という名のwine。

 外観はごく淡いイエローグリーン。
 香りはレモン、グレープフルーツなど鋭い柑橘香と、 アクリルのような化学物質的な香りが混じる。やや平板。
 味はピリッと若干炭酸のような口当たりがあるのだが、 酸は丸っこく、ジューシー。パインのような甘さ。 取り立てて突出した部分もなく、中庸な味わいで飲みやすい。

 このクラスだから、個性などは望むべくもないが、 バランスが良く、普段の食事のお供として気軽に楽しめる。 倍以上の値段でもおかしくない。
評定: A+ 価格 ハーフ300円(フルボトル換算600円) 購入店: スピード(DS)
2014年6月22日 BLANC
COSECHA CHARDONNAY / VALLE CENTRAL
コセチャ シャルドネ / ヴァレ・セントラル
VINTAGE: 2013
Tarapaca Cosecha Chardonnay 13 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: VINA TARAPACA 輸入者: リードオフジャパン(株)
review
 スーパーで買ったチリのシャルドネ。 ワンコインとはいわないが、500円プラスアルファで購入。

 外観はしっかりめのイエローグリーン。
 香りは甘いパイナップル、黄色い花など。ボリューム感があるが、やや冗長な印象。
 味はたっぷりと甘く、高い度数からくるアルコールのホットさが刺激的。 りんごのような甘酸っぱさが広がるが、ミネラル感は弱く、 平板的な味。

 特筆すべき長所はないが、バランスは悪くなく、気軽にガブ飲みできる。 これで十分。
評定: C+ 価格 543円(本体価格503円+消費税40円) 購入店: グルメシティ(スーパー)

本日までで・・・今月合計7本/今年合計41本/当日記累計1552本
今月のワイン投資額・・・5,798円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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