2017年1月1日 ROSE SPARKLING
CHANDON BRUT ROSE / AUSTRALIA
シャンドン・ブリュット・ロゼ / オーストラリア |
VINTAGE: N.V. |
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AUSTRALIA
オーストラリア
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地方:
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地区:
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AOC:
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生産者: CHANDON
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輸入者: モエ ヘネシー ディアジオ(株)
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シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンが設立したシャンドン・オーストラリアがつくっているスパークリング。
毎年、お正月には泡もの(スパークリング)を開けることにしているのだが、
今日はめでたい気分でロゼという意味合いだけでなく、夕食のカニすきに合うだろうということでのチョイスである。
MÉTHODE TRADITIONNELLE(メトード・トラディシォネル=伝統的製法)の文字があり、
シャンパーニュと同じく瓶内二次発酵を行っていることが、高らかにうたわれている。
色はややくすんだ感じのピンク。当初、泡(form)がきれいに盛り上がり、落ち着くと、
今度はグラスの中を細かい気泡(bubble)が美しく長く立ちのぼる。
グラスに鼻を近づけると、やや甘いいちごを思わせる可憐な香りがくるが、いわゆる酵母臭も、
弱いながらもちゃんと感じられる。
味はふくよかな甘味と、それを制するようなフレッシュな酸があって、さらにきめ細かい炭酸の刺激が
ピリッと引き締める。
じんわりとアミノ酸的な旨みが広がって、きれいな余韻に繋がる。
私は仕事の関係で年末年始は忙しく、毎年何処にも出かけられないので、いつも自宅で大人しく食事をしている。
しかも今年は子供が帰ってこないので、夫婦二人だけの静かなお正月。そんな食卓を美しく飾ってくれた、
非常にコストパフォーマンスの良い1本。
実は 2年前の元日に、同じシャンドンの白(Brut)を飲んでいる。シャンパーニュは高いから、
その代わりにという、まったく同じ意図での選択であった。
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評定: AA+ |
2,797円(本体価格2,590円+消費税207円) |
購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区) |
2017年1月3日 BLANC
VALDIVIESO CHARDONNAY RESERVA SINGLE VINEYARD / VALLE DE LEYDA
ヴァルディヴィエソ シャルドネ・レゼルヴァ シングル・ヴィンヤード / ヴァレ・ド・レイダ |
VINTAGE: 2013 |
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CHILE
チリ
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地方: LEYDA VALLEY
レイダ・ヴァレー
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地区:
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DO: VALLE DE LEYDA
ヴァレ・ド・レイダ
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生産者: VINA VALDIVIESO
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輸入者: (株)モトックス
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売場で試飲をさせてもらい、「ムルソーと言ったら言い過ぎかもしれませんが、
そのくらいの力強さがあります」という説明に、納得して買った1本。
外観は淡いゴールドだが、やや黄色みが強い。
香りは、はちみつ、白桃、パイン、ナッツなどを感じる。華やかで、重厚。
味は香りの印象ほど重たさはなく、酸がキリッと立っている。その後、フルーツの甘さが来て、
ナッツの香ばしさを若干感じる。テンションが高く、冗長ではない。
後味には軽い苦味とナッティな香ばしさが残る。
チリらしいふくよかさ、陽気さがあり、そこがブルゴーニュとは明らかに違うのだが、
決してぼやけた味わいではない。パワーと気品の絶妙なバランスが魅力。
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評定: A+ |
1,944円(本体価格1,800円+消費税144円) |
購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区) |
2017年1月9日 ROUGE
FRONTERA CABERNET SAUVIGNON / CONCHA Y TORO
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン / コンチャ・イ・トロ |
VINTAGE: 2015 |
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CHILE
チリ
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地方:
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地区:
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DO:
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生産者: CONCHA Y TORO
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輸入者: メルシャン(株)
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これまで何度飲み、掲載しているか分からないチリ大手 CONCHA Y TORO がつくる FRONTERA カベルネ。
2015年ヴィンテージだ。
色は赤みの強い紫で、エッジはピンク色。これまで、このワインはいかにも若そうな青っぽい色が多かったので、ちょっと意外。
香りは黒果実、漢方薬と湿布薬、タンスのような乾いた木の香り、土っぽい香りなど、なかなか深く複雑。
味は香りに感じた土風味が若干あるものの、基本的には軽やかなベリー系の味わい。
タンニンもしなやかで、甘味が強め。やや平板。
相変わらずコストパフォーマンスの高い1本。600円台でこの内容なら、何の文句があろうか。
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評定: A |
645円(本体価格598円+消費税47円) |
購入店: ダイエー(スーパー) |
2017年1月25日 ROUGE
SANTA BY SANTA CAROLINA CARMENÈRE-PETIT VERDOT / SANTA CAROLINA
サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ カルメネール・プチヴェルド / サンタ・カロリーナ |
VINTAGE: 2015 |
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CHILE
チリ
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地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
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地区:
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DO: VALLE CENTRAL
ヴァレ・セントラル
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生産者: SANTA CAROLINA
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輸入者: サントリーワインインターナショナル(株)
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まだ飲んでいないと思って買ったが、昨年4月に既に飲んでいた。
チリ大手サンタ・カロリーナがつくる SANTA シリーズの CARMENERE-PETIT VERDOT 2015年だ。
飲むのは2度目だが、せっかく飲んだので記録しておきたい。もしかしたら感想が変わるかもしれないし。
外観はかなり青みの強い濃い紫。ぶどうジュースのようだが、エッジはピンク色で、若い印象。
香りはインク、黒果実、しょうゆ、漢方薬。
味は一言でいうと、甘渋い。チョコのような甘さと、唇裏に引っかかる強いタンニン。
酸はマイルド。
決して上品な味わいではないが、そこがまさにチリらしいところ。
パワフルで、しっかりしたコクが魅力。
前回飲んだ時はC評価だったが、今回はB評価としたい。ほぼワンコインでこの内容は良いと思えたので。
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評定: B |
537円(本体価格498円+消費税39円) |
購入店: ダイエー(スーパー) |
2017年1月30日 ROUGE
CHÂTEAU LES ACACIAS / BORDEAUX
シャトー・レ・ザカシア / ボルドー |
VINTAGE: 2014 |
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FRANCE
フランス
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地方: BORDEAUX
ボルドー
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地区:
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AOC: BORDEAUX
ボルドー
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生産者: CH. LES ACACIAS
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輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)。
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過去にコストパフォーマンスの高かった記憶のある Ch.Les Acassia だが、
調べてみたら飲むのは今回が初めてのようである。記憶違いか。
グラスに注いだ外観は、こっくりと深いガーネット色。エッジはピンク色で若々しい。
香りは、ボルドーらしい黒果実、皮革のほか、スパイスも感じる。
味は香りの印象ほどタンニンは強くない。柔らかいタッチなのだが、
甘味は強くない。コクは今ひとつだが、品の良さを感じる。
典型的な安ボルドー。香りは荘厳で重みがあり、気品を感じるが、
飲むとパワー不足でその点は物足りない。だが、導入部の高級感だけで十分であり、
これ以上この価格で望むのは酷というもの。
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評定: C+ |
1,390円(本体価格1,287円+消費税103円) |
購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区) |