利酒日記 kikizakenikki

2018年03月


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2018年3月8日 ROUGE
CHÂTEAU BRESPAILLAN / BORDEAUX SUPÉRIEUR
シャトー・ブレスパイヤン / ボルドー・スペリュール
VINTAGE: 2008
Ch.Brespaillan 08 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX SUPERIEUR
 
生産者: CH. BRESPAILLAN 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 知人からの戴きものなので、いつ開けようか迷ったが、 ヒレステーキを食すタイミングで飲むことにした。
 2008年ヴィンテージの BORDEAUX SUPERIEUR ということで、 1000円ワインではないものの、日常酒レベルであろうかと思う。

 グラスに注いだ外観は、やや明るめのガーネット色。年数にしてはまだ若そうに見える。
 香りは、ボルドーらしい黒果実、土や皮革のニュアンス、梅やしょうゆのような酸の尖りを感じる。
 味はタンニンがしっかりとしつつ、ふわっと甘く、まろやかな酸が良いバランスをつくっている。 セパージュはわからないが、この黒っぽい柔らかさは、おそらくメルローが比率的に相当高いのでは?と思う。

 当サイトでは品質/価格比で評価をしているので、値段がわからない以上、評価もできないのだが、 おそらく2000円程度ではないかと仮定し、それならかなり優秀なので、A評価。
評定: A 価格 - 購入店: いただきもの
2018年3月18日 ROUGE
CHÂTEAU TOUR CHAPOUX / BORDEAUX SUPÉRIEUR
シャトー・トゥール・シャプー / ボルドー・スペリュール
VINTAGE: 2015
Ch.Tour Chapoux 15 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX SUPERIEUR
ボルドー・スペリュール
生産者: CH. TOUR CHAPOUX 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 千円台の BORDEAUX SUPERIEUR だから、そんなに期待は出来ないが、 エチケット(ラベル)の雰囲気に惹かれ、いわゆるジャケ買いしたもの。

 グラスに注いだ外観は、青みの強い紅色。かなり若そうである。
 香りは、見た目ほど浮ついた感じはなく、土、皮革、黒果実など、メルロー主体のボルドーらしい深みがある。
 ところが口に含んだ瞬間、印象がまた一転。やや尖った酸が先に立ち、それに続くボディ感があまりない。 尻すぼみというかかなり痩せた体格。まだ若いからか?とも思うが、タンニンに荒さがそんなにないことから、 元々非力なワインなんだろう。

 やはり千円台前半のボルドーに期待してはいけないという、良い見本。但し、 千円未満のニューワールドのカベルネなどと比べれば、それなりにエレガントさはあり、 飲み疲れもしない。
評定: C- 価格 1,393円(本体価格1,290円+消費税103円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2018年3月23日 BLANC
ESPINO CHARDONNAY / MAIPO VALLEY
エスピノ・シャルドネ / マイポ・ヴァレー
VINTAGE: 2017
Espino Chardonnay 17 CHILE
チリ
地方: MAIPO VALLEY
マイポ・ヴァレー
地区:
 
DO: MAIPO VALLEY
マイポ・ヴァレー
生産者:VINA WILLIAM FEVRE CHILE 輸入者: (株)稲葉
review
 4年ほど前に一度飲み、コストパフォーマンスが高かったことを記憶していたので、久しぶりに買ってみた。
 ブルゴーニュの William Fevre(ウィリアム・フェーヴル)が、チリで開いた Vina William Fevre Chile の シャルドネ。 まだピチピチの2017年ヴィンテージである。

 グラスに注いだ外観は、淡いイエロー。微かに細かな気泡が混じっているようにも見える。
 香りは、パインのようなトロピカルな甘さ、オレンジ的な丸い柑橘香などを感じ、繊細さよりも奔放さを感じる。
 味は甘味がたっぷりとし、伸びやかだが、やや冗長。酸は穏やかで、丸みがある。 シャルドネらしいミネラル分はあまり感じない。

 以前に飲んだ時には、もっと繊細さや気品があったように記憶しているが、 今回はニューワールドらしく、少しぼやけた味わいであった。
評定: C+ 価格 1,404円(本体価格1,300円+消費税104円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2018年3月31日 ROUGE
CHÂTEAU BASSAC / BORDEAUX
シャトー・バサック / ボルドー
VINTAGE: 2014
Ch.Bassac 14 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. BASSAC 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 ディスカウント店 やまや で購入したACボルドーのハーフ。 破格の安さなので、あまり期待をせずに臨んだ。

 グラスに注いだ外観は、深みのあるガーネット。なんだ、悪くないじゃないか、と感じる。 エッジはまだピンク色で、若そうな印象だが。
 香りは、干しぶどうのような、やや枯れたような果実香が中心で、わりと落ち着きがあるが、 ボルドーらしい複雑さ、どっしり感はない。
 口に運んでみて、やはりパワー不足であることが歴然とわかる。 梅のような酸が立ち、タンニンは柔らか。ボディ感がないというか、はっきり言ってペラペラ。 香りのしっとり感や落ち着きが、味わいにつながっていない。

 チリなどのパワフルなカベルネのほうがまし、という評価もあろう。肉料理に合わせるなら、確かにそうだ。 でも、ニューワールドにはない気品や落ち着きがあるだけでも、このような安ボルドーを飲む意味はある。
評定: D 価格 ハーフ537円(本体価格498円+消費税39円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計10本/当日記累計1812本
今月のワイン投資額・・・3,334円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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