利酒日記 kikizakenikki

2020年05月


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2020年5月3日 BLANC
CHÂTEAU DES EYSSARDS / BERGERAC SEC
シャトー・デ・ジサール / ベルジュラック・セック
VINTAGE: 2018
Chateu de Eyssards Blanc Sec 18 FRANCE
フランス
地方: SUD-OUEST
南西地方
地区: BERGERAC
ベルジュラック
AOP: BERGERAC
ベルジュラック
生産者: CH. DES EYSSARDS 輸入者: (株)稲葉
review
 先日、赤を飲んだ 南西地方ベルジュラックのCh. des Eyssards。
 今日は、同じ造り手の白を飲みたい。

 外観は淡いイエローグリーン。
 香りは、白い花のような華やかさ、オレンジのようなやや丸い感じの柑橘香。 適度にフラワリーな印象だ。
 味は意外にも鋭く、最初にレモンのようなキュンとした酸を感じる。 続いて香りのイメージに近いオレンジっぽいジューシーな味わいが広がる。 ハーブっぽい風味もなくはないが、非常に弱い。

 ラベルに書かれているセパージュは、SAUVIGNON(ソーヴィニヨン)、SEMILLON(セミヨン)。 どちらかというとセミヨンの特徴をより多く感じたかな?と思う。
評定: C- 価格 ハーフ825円(本体価格750円+消費税75円) 購入店: パントリー新大阪店(大阪市淀川区)
2020年5月4日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO PLATINUM RESERVE CABERNET SAUVIGNON / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ プラチナム・リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2018
Casillero del Diablo Platinum Reserve Cabernet Sauvignon 18 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: RAPEL VALLEY / ゾーン:COLCHAGUA VALEY
ラペル・ヴァレー / コルチャグア・ヴァレー
DO: MARCHIGUE
マルチグエ
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
Casillero del Diablo Platinum Reserve Cabernet Sauvignon 18 Casillero del Diablo Platinum Reserve Cabernet Sauvignon 18
 黒い木目調の大仰な箱に入っている。ふた部分に磁石が仕込まれているという手の込みよう。 箱を開けると、黒地に銀文字が目立つエチケット。 名前は、プラチナム・リザーヴ。
 カッシェロ・デル・ディアブロ自体が、チリ大手コンチャ・イ・トロ社の看板商品で、 その上位ブランドであるから、相当に自信を持ってリリースしているワインに違いない。
 店頭でこのボトルを発見したとき、値段はかなり高いのだろうと想像した。5000円くらいするかな? いやもっとするかな?とすら思った。恐る恐る値段を見た。 え?えっ?・・本当なのか?・・・1,980円と書いてある。その瞬間、カゴに入れた。
 と少々大げさな入り方をしたところで、中身を紹介しよう。

 外観は非常に濃い青紫で、エッジはまだピンク色。これはかなり若い。 ヴィンテージが2018年だから当然。
 だが、香りを嗅ぐと、深い焦げ臭を伴い、プルーンのようなベリー系の香りが強く、 そこにバターみたいな脂っこさが乗っている。
 口に含むと、最初の酸のアタックが強く、やはり若い。明らかに開けるのが早かった。かなりのポテンシャルを感じる。 黒果実とバターっぽさ、桧のような木材のアロマ、ブルーベリージャムみたいな煮詰めた味。 タンニンはわりとなめらか。

 やはり、かなりの可能性を感じさせるワインで、少なくともあと3年くらい寝かせてから飲んだほうがよかったかもしれない。
 ボトルを見ただけの段階では、これってもしかしてとてつもなくお買い得だったんじゃないか?と思っていたが、 確かに2千円にしては素晴らしいものの、5千円なんていうレベルには達していない。
 だがしかし、今のこの税別イチキュッパがいつまで維持されるだろうか。 上がってしまう前に、もう1本確保しておこう。ということで、すぐさま買いに行った。 3年くらい寝かせておきたい。
評定: A 価格 2,178円(本体価格1,980円+消費税198円) 購入店: やまや南吹田店(大阪府吹田市)
2020年5月14日 ROUGE
ASSEMBLAGE ROUGE / CÔTES DE GASCOGNE
アッサンブラージュ・ルージュ / コート・ド・ガスコーニュ
VINTAGE: 2016
Assemblage Rouge 16 FRANCE
フランス
地方: SUD-OUEST
南西地方
地区:
 
IGP: COTES DE GASCOGNE
コート・ド・ガスコーニュ
生産者: FAMILLE FEZAS 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 スーパー成城石井の独自開発による アッサンブラージュ の2016年。

 外観は、濃い青紫。エッジはピンク色で若々しい。
 香りを嗅ぐと、見た目の印象から一変。黒っぽい果実香に、きのこのような土の香りが混じっている。 かなり力強い。
 口に含むと、また印象が一変。酸のアタックが非常にシャープで、ボディはスリム。 タンニンはしっかりと感じられるので、非力というよりは、若すぎる印象。 味わいのバランスを欠くが、これは時間が経てば変わってくるだろう。

 このワインは、エチケットに大きな数字が並んでいるのが特徴。 これはセパージュごとの比率で、Merlot V.V.24、Tannat 30、Cabernet Sauvignon 30、Cabernet Franc5、Merlot J.V.11。 つまり、メルロー古樹24%+タナ30%+カベルネ・ソーヴィニヨン30%+カベルネ・フラン5%、メルロー若樹11%という構成。
 価格と内容のバランスが非常に良い。大きな驚きはないが、ちょっとだけお得感があるというか。
評定: B 価格 1,309円(本体価格1,190円+消費税119円) 購入店: 成城石井梅田店(大阪市北区)
2020年5月17日 BLANC
JACOB'S CREEK CLASSIC CHARDONNAY / AUSTRALIA
ジェイコブズ・クリーク クラシック シャルドネ / オーストラリア
VINTAGE: 2018
Jacob's Creek Chardonnay 18 AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: JACOB'S CREEK 輸入者: ペルノ・リカール・ジャパン(株)
review
 オーストラリアのJACOB'S CREEK CLASSIC白の「シャルドネ」。ハーフボトルだ。

 外観は淡いイエローグリーン。
 香りは青りんごや白桃の甘さ。少しグレープフルーツのような苦さ。 グラスを回すと、パインのようなトロピカルな甘さが際立ってくる。
 口に含むと、パイン的な甘さがそのまま感じられ、そこに柑橘っぽい甘酸っぱさが寄り添う。 飲み込んだ後には、少しの渋味とともに、甘酸っぱい余韻が残る。

 いつ飲んでも安定している品質。飛び抜けた素晴らしさはないが、外さないということが、 デイリーワインとして非常に大切な要素であることが分かる。
評定: C+ 価格 ハーフ759円(本体価格690円+消費税69円) 購入店: 成城石井ホワイティうめだ店(大阪市北区)
2020年5月19日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO CABERNET SAUVIGNON RESERVA ESPECIAL / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ・エスペシアル / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2018
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon Reserva Especial 18 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: MAULE VALLEY
マウレ・ヴァレー
DO: CAUQUENES
カウケネス
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 約半年前にまったく同じものを飲んでいる。
 カッシェロ・デル・ディアブロ「レゼルヴァ・エスペシアル」カベルネ・ソーヴィニヨン2018年ヴィンテージ。

 外観は、濃い赤紫色で、縁はピンク。
 香りは、べたっと濃い黒果実に、インクのような匂いが混じり、少し土っぽさも。
 味はジューシーで非常に甘酸っぱい。プルーンのような風味+薬草、あるいは煎じ薬。 香りの印象どおり深いコクがあり、いかにもチリカベというキャラクター。

 前回飲んだ時と比べ、見た目がやや成長し、味も少しまとまりが出て来た感じ。 前回はもっと暴れた印象だった。そしてまだまだ熟成して深みが出そうな伸びしろがある。 千円台でこの安定感はすごい。
評定: A 価格 1,408円(本体価格1,280円+消費税128円) 購入店: やまや南吹田店(大阪府吹田市)
2020年5月30日 ROUGE
SIGNATURES MERLOT-CABERNET / BORDEAUX
シニャチュール メルロー・カベルネ / ボルドー
VINTAGE: 2015
Signatures 15 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: MAISON SHURÖDER & SCHŸLER 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 このワイン、飲むのは3度目である。初回が昨年2月。 2度目が昨年7月。すべて2015年ヴィンテージである。 他の年も入れれば、もっと飲んでいる。その理由は1つ。高コストパフォーマンスであることがわかっているからだ。
 さて、今回はどんな感想だろうか。 

 外観は暗い赤紫。いわゆるガーネット色だが、かなり透過性が高く、重みは感じない。
 香りはややフラワリーな印象を伴う赤果実。そこに少しバニラ香が混じる。やはり見た目の印象どおり、香りからもあまり重たさを感じない。
 味はやはり赤果実っぽいジューシー感があるが、タンニンがしっかりとまとわりつくよう。 メルローらしい柔らかさで、少しハッカのような風味をまとう。 適度なボリューム感。

 まだまだ育っていきそうな可能性を感じた。また数ヶ月後くらいに飲んでみてもいいくらい。
評定: A- 価格 1,415円(本体価格1,287円+消費税128円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)

本日までで・・・今月合計6本/今年合計35本/当日記累計1934本
今月のワイン投資額・・・7,894円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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