利酒日記 kikizakenikki

2020年10月


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2020年10月4日 BLANC
CONO SUR BICICLETA RESERVA VIOGNIER
コノ・スル ビシクレタ・レゼルヴァ ヴィオニエ
VINTAGE: 2019
Cono Sur Bicicleta Reserva Viognier 19 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: VINA CONO SUR 輸入者: (株)スマイル
review
 ネットで購入したコノスル BICICLETA 飲み比べセット。 JRE MALL に出店している リカーショップ LE COLLIER(ル・コリエ/(株)JR東日本商事)から購入。
 ここまで、カルメネールマルベックカベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワール ロゼソーヴィニヨン・ブランメルローシラーリースリングシャルドネ と飲んできたが、 今日は10本目として白の「ヴィオニエ」を。

 外観は淡いイエローグリーン。
 香りはパインやももの甘い香りがあって、とてもフルーティだが、 一方で、通常ヴィオニエ種のワインに感じることの多い花の香りはあまりない。 そう思いながらグラスを回してみると、たちまち花束のような華やかさが立ってきた。
 味はパインジュースのようなトロピカルな甘酸っぱさで、酸は丸く、少し苦味がある。 この伸びやかさは、不思議なことにシャルドネっぽい。 後味も苦味がアクセントとなって、適度に引き締まっている。

 輸入者が貼り付けた裏ラベルに書かれた味の説明は、次のとおり。
 熟したアンズ、黄桃の華やかな香りと、ボリューム感の中に控えめな酸をもつクリーミーでマイルドな口当たりのワインです。
 口当たり:辛口 適温:6℃〜10℃  合う料理:寿司、帆立貝のソテーバターソース、中華料理、クリームシチューなど
 熟したアンズの香りは感じなかった。黄桃の香りはあった。クリーミーでマイルドというのは、概ねそのとおり。 但し、全体的に上記ラベルの説明ほどの豊潤さはなく、ややシャープな感じであった。 従って、ヴィオニエに期待する妖艶さも感じられなかった。
評定: C+ 価格 12本セット11,611円(1本あたり968円相当) 購入店: リカーショップ LE COLLIER(JRE MALL
2020年10月9日 ROUGE
CHÂTEAU BARADE / BORDEAUX
シャトー・バラード / ボルドー
VINTAGE: 2016
Chateau Barade 16 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. BARADE 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 成城石井で入手した BORDEAUX。
 MERLOT - CABERNET SAUVIGNON と書かれていることから、メルロー主体と思われる。

 外観は深いガーネット色で、やや黒みが強い。エッジはほぼピンク色。
 香りはカシスのような黒果実をベースに、ハッカや墨汁みたいなスーっとした感じを伴う。 さらにコニャックのような豊潤なアルコール感がある。
 味は酸がやや丸く、しなやかなタンニンとともに優しい口当たり。 適度なコク。柔らかな甘味がある。

 値段を考えると、かなりの高コストパフォーマンス。 メルローらしさが前に出た、素直な味わいであった。
評定: A 価格 1,089円(本体価格990円+消費税99円) 購入店: 成城石井三番街店(大阪市北区)
2020年10月18日 ROUGE
CONO SUR BICICLETA RESERVA PINOT NOIR
コノ・スル ビシクレタ・レゼルヴァ ピノ・ノワール
VINTAGE: 2018
Cono Sur Bicicleta Reserva Pinot Noir 18 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: VINA CONO SUR 輸入者: (株)スマイル
review
 ネットで購入したコノスル BICICLETA 飲み比べセット。 JRE MALL に出店している リカーショップ LE COLLIER(ル・コリエ/(株)JR東日本商事)から購入。
 ここまで、カルメネールマルベックカベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワール ロゼソーヴィニヨン・ブランメルローシラーリースリングシャルドネヴィオニエ と飲んできたが、 今日は11本目として赤の「ピノ・ノワール」を。

 外観はごく淡いガーネット色で、透過性が高い。だが、ピノにしてはかなり暗い色。
 香りはいちご、ラズベリーなどの赤いベリー香に、少し血(鉄)のニュアンスがある。
 味は酸のアタックがシャープで、ボリューム感はあまりない。香りに感じたベリーっぽさも弱く、絵の具のような風味。 タンニンはとてもしなやか。

 輸入者が貼り付けた裏ラベルに書かれた味の説明は、次のとおり。
 鮮烈なチェリー、プラム、ストロベリーの香りに、トーストのニュアンスがある、複雑で豊かな味わいの赤ワインです。
 ボディ:ミディアムボディ 適温:14℃〜16℃  合う料理:地鶏のロースト、ヒレカツ、マルゲリータ、鰻の蒲焼など
 上記香りの説明は概ねその通りだが、トーストのニュアンスは感じられなかった。反面、べたっと生臭いような印象があった。 あまり複雑さは感じず、安っぽい印象であった。
評定: C- 価格 12本セット11,611円(1本あたり968円相当) 購入店: リカーショップ LE COLLIER(JRE MALL
2020年10月26日 ROUGE
CHÂTEAU MAINE-VALLET / BLAYE CÔTES DE BORDEAUX
シャトー・メイヌ・ヴァレ / ブライ・コート・ド・ボルドー
VINTAGE: 2012
Chateau Mayne-Vallet 12 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: BLAYE
ブライ
AOP: COTES DE BORDEAUX
コート・ド・ボルドー
生産者: CH. MAYNE-VALLET 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 成城石井で購入した BLAYE地区の赤。

 外観は黒みの強いガーネット色で、やや透過性がある。エッジは少しオレンジ色が入っている。
 香りはつんと酸が立ったような赤果実と黒果実香が混じり、鋭い印象。
 味は実際酸味が強く、ラズベリーのような甘酸っぱさが最初にあって、 その後もう少し穏やかな甘みがついてくる。2012年ヴィンテージということもあり、タンニンはまろやかになっている。 ボディの厚みはあまりなく、余韻はそこそこ。

 値段からすれば、十分な内容。適度なパワーで飲み疲れない。
 なお、COTES DE BORDEAUX というアペラシオンは比較的新しいようで、2009年に制定されたものらしい。 だから、私が昔勉強した頃 (べつに資格を取ろうとか思ったわけではなく、単に興味から入り、このようなサイトを運営するに至った) に買ったような古い本には載っていない。 調べてみると、PREMIERS COTES DE BLAYE、COTES DE CASTILLON、PREMIERS COTES DE BORDEAUX、BORDEAUX COTES DE FRANCS の4つをまとめてできたものとのこと。但し、旧アペラシオンが完全に消滅したわけではなく、一部存続しているので、 ややこしい。
評定: B 価格 1,309円(本体価格1,190円+消費税119円) 購入店: 成城石井三番街店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計59本/当日記累計1958本
今月のワイン投資額・・・4,334円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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