利酒日記 kikizakenikki

2023年11月


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2023年11月11日 BLANC
CHAIRMAN'S SELECTION CHARDONNAY / RENMANO
チェアマンズ セレクション シャルドネ / レンマノ
VINTAGE: 2022
CHAIRMAN'S SELECTION CHARDONNAY 22 AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: RENMANO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 気づけばこの利酒日記のページがおろそかになっていた。
 前回アップから1か月も経ってしまったが、その間wineを飲んでいなかったわけではない。 テイスティングメモだけは取ってあったが、サイトにアップするのを怠っていた。
 毎日更新することを旨としているため、まずはネタの尽きないビール系、 缶チューハイ等を網羅した ビール・発泡酒・チューハイの部屋 の方を優先させてしまいがちだからである。
 というわけで、約1か月ぶりの掲載は、オーストラリアの白。 近所のスーパーで買った格安品である。

 外観はしっかりと濃く輝くようなレモン色。
 香りは甘いトロピカルフルーツ、苦そうなグレープフルーツのような柑橘香に、 甘いバニラ香が少しだけ感じられる。
 味はパイナップルのような甘酸っぱさ。酸はシャープだが、適度にボリューム感がある。 少し苦味を伴う。余韻にもパインの甘酸っぱさ。

 この価格でこの内容ならば、申し分なし。
評定: B 価格 638円(本体価格580円+消費税58円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2023年11月12日 ROUGE
CASA SUBERCASEAUX CABERNET SAUVIGNON
カーサ・スベルカソー カベルネ・ソーヴィニヨン
VINTAGE:2022
Casa Subercaseaux Cabernet Sauvignon 22 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: VALLE CENTRAL
ヴァレ・セントラル
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 コンビニ LAWSONのオリジナル商品とみられる格安チリ CASA SUBERCASEAUX のカベルネ。
 以前はよく飲んでいたのだが、もうそれも数年前のこと。 先日、LAWSONアプリに100円引きクーポンが届いたので、久々買ってみた。

 外観は黒みが強く、やや青みも差した紫。エッジは薄紫色。いかにも若いチリカベらしい。
 香りは黒果実(カシス)に皮革も少し。インクのような匂いも強い。
 味は赤果実のような酸のアタックが強く、シャープ。 ジューシーな甘味もあるが、弱い。ボディの厚みもあまりない。 カシスっぽい余韻が残るが、長くは続かない。

 見た目の印象では、べたっと濃い味わいが想像されたが、思いのほかスリムで、 わかりやすく言うと、チリにしては酸っぱい。でも、凡庸な味にならないように、酸を立たせたのだと解釈したい。
評定: C 価格 620円(本体価格564円+消費税56円) 購入店: LAWSON(コンビニ)
2023年11月16日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2023 / LABOURÉ-ROI
ボージョレ・ヌーヴォー 2023 / ラブレ・ロワ
VINTAGE: 2021
Laboure Roi Beaujolais Nouveau 23 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LABOURE ROI 輸入者: サッポロビール(株)
review
 本日、新酒解禁日。
 今年の1本目は、これ。ラブレ・ロワ。ハーフボトル。

 外観はごく薄い青紫で、いかにも新酒らしい若々しさ。
 香りは紫の花のようなフラワリーさと、いちごのような赤い果実香が立ち、非常に華やかで甘い。
 味は非常にきれいな酸と、それを包み込む柔らかな甘さ。 さらにはタンニンもしっかりと感じられる。香りに感じた華やかさも持続。 すべての要素が良いバランスで成り立っている。 飲み込んだ後にも、華やかな甘さと可憐な酸が口に残る。

 今年は抜群に気候が良かったというわけではないようだが、それが幸いし、 新酒らしい華やかさと、ちょうどいい伸びやかさ、飲みごたえに仕上がっていると感じた。 ここ数年ではかなり良い部類に入るかも。
 それでいて価格は、恐ろしく高騰した昨年と比べ、少しましになった。
 今日の夕食のメインはエビチリで、相性は想像通りバッチリであった。
評定: A+ 価格 ハーフ1,980円(本体価格1,800円+消費税180円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2023年11月26日 ROUGE  
BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU / JOSEPH DROUHIN
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー / ジョセフ・ドルーアン
VINTAGE:2023
Joseph Drouhin Beaujolais-Villages Nouveau 2023 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS-VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: JOSEPH DROUHIN 輸入者: 三国ワイン(株)
review
 今年の新酒2本目。昨年も飲んでいる JOSEPH DROUHIN のヴィラージュ・ヌーヴォー。

 外観は深い青紫で、若そうな色。但し、薄い色ではなく、しっかり深みがある。 エッジはピンクと薄オレンジの中間くらい野の色。
 香りは赤果実の酸っぱそうな感じに、やきいものようなほっこりとした甘い匂いが加わる。 グラスを回すと、紫色の花束のような華やかさが少し出る。
 味は酸のアタックがかなりシャープで、同時にやや強めのタンニンが感じられる。 キリッとしているが、粗暴ではなく柔らかみもある。 飲み込んだ後に、香りに感じたラズベリー的赤果実の香味が残る。

 先日飲んだ LABOURE-ROI にはもっと華やかな甘さを感じたが、 こちらはヴィラージュということもあり、浮ついた感じがなく、その分華やかさもそれほどなく、 地味な味わいと感じた。造り手の違いによるものか。たった2本の飲み比べでは、真相はわからない。 
 今年は昨年よりも全般的に価格が安いと感じていたが、このワインに関しては、 昨年(2,530円)よりも若干高くなっていた。
 今日は夕食の鴨鍋に合わせたが、概ね相性は良かったものの、もう少しワインに力があったほうがよかったかもしれない。
評定: B 価格 ハーフ2,640円(本体価格2,400円+消費税240円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計28本/当日記累計2091本
今月のワイン投資額・・・5,878円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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