利酒日記 kikizakenikki

2024年12月


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2024年12月1日 BLANC
CASILLERO DEL DIABLO CHARDONNAY / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2022
Casillero del Diablo Chardonnay 22 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 チリの大手 CONCHA Y TORO の カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネの2022年ヴィンテージ。

 外観は淡いレモンイエロー。
 香りはパインの甘酸っぱさにハチミツが加わったよう。濃厚ではあるが、単調さは否めない。 グラスを回すと、少し石油っぽさが出てくる。
 味はオレンジ的な丸い酸がまずあってジューシー。微かに苦味を伴う。 良く言えば陽気な味。悪く言うとややボケている。余韻もパイン的で単調。

 これまで何度も飲んできた銘柄で、大柄なキャラクターは不変ながら、時に複雑さもあるワインだと思っていたが、 今回はかなり凡庸な味わいだと感じた。
評定: C- 価格 1,408円(本体価格1,280円+消費税128円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年12月3日 ROUGE
TOPVALU BEAUJOLAIS NOUVEAU 2024
トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー 2024
VINTAGE:2024
TOPVALU Beaujolais Nouveau 2024 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LES CHAIS DE LA GRANGE 輸入者: コルドンヴェール(株)、販売者: イオントップバリュ(株)
review
 今年のヌーヴォー2本目。イオンP.B.である"TOPVALU"ブランドのものである。 ハーフのペットボトル入りで、価格は税別980円。

 外観はごく淡いルビー色で、透過性が高い。エッジはピンク。
 香りは、ラズベリーのような尖った赤果実香に、キャンディのような甘さが加わる。花束のような華やかさがある。
 味は酸が極めてシャープ。タンニンは非常に弱々しい。 厚みがなく、甘味に力もない。飲み込んだ後の余韻には赤いベリー風味が残り、華やかさもあるが、 強い酸がそれらを上回る。

 香りの華やかさはかなりのものだが、味わいがそれについてこない。スリムすぎる、鋭すぎる味。 でも、価格を考えれば、上出来と言える。
評定: B 価格 1,078円(本体価格980円+消費税98円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年12月9日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO DEVIL'S CARNAVAL SPECTACULAR CABERNET / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ デビルズ・カルナバル スペクタキュラー・カベルネ / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2022
Casillero del Diablo Devil's Carnaval Spectacular Cabernet 22 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリ、コンチャイトロの「カッシェロ・デル・ディアブロ デビルズ・カルナバル スペクタキュラー・カベルネ」という長い名前のwine。 2022年ヴィンテージだ。

 外観は透過性のある赤紫色で、エッジは薄紫。かなり若い印象の見た目。
 香りは甘草のような漢方薬っぽい香りにカシスの風味や土臭さが混じる。
 味は酸のアタックが鋭く刺す。香りに感じた土臭さがここでも強く、ジューシー感があって濃い。 パワフルなタンニンは粉っぽく感じられるほど。甘みがたっぷり感じられ、最後まで分厚い味わい。

 輸入者の貼り付けた裏ラベルに、次のような説明がある。
 「人生の素晴らしい瞬間を祝おう。人生はカーニバルである。」というコンセプトで開発された カッシェロ・デル・ディアブロ デビルズ・カルナバル。深みのある美しい紫色、凝縮した黒い果実のアロマ、しっかりした骨格を持つフルボディの赤ワインで、 ワイン愛好家からワイン未経験者まで幅広いお客様を魅了します。
 元々、通常のカッシェロ・デル・ディアブロも濃いワインだが、もっと野性的というか、悪く言うと粗暴な感じの味わいであった。 チリらしいカベルネだと言える。
評定: A 価格 1,518円(本体価格1,380円+消費税138円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年12月29日 ROUGE  
BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 2024 CUVEÉ DU CENTENAIRE / LOUIS TÊTE
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2024 キュヴェ・デュ・サントネール / ルイ・テート
VINTAGE:2024
Louis Tete Beaujolais Villages Nouveau 2024 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: LOUIS TETE 輸入者: (株)稲葉
review
 少し間が開いたが、今年のヌーヴォー3本目。今年購入したのは3本なので、これが最後である。
 LOUIS TETE という造り手のヴィラージュで、古樹を使ったもの。

 外観はしっかり深いすみれ色。エッジは薄紫色。
 香りは、花束のような華やかさに、キャンディのような甘さ。さらに蒸かし芋みたいなほっこりした甘さもある。 グラスを回すと、その甘さ華やかさが際立って、ジューシーな印象。
 口に入れた瞬間、その香りのイメージ通りの甘やかな風味が広がるものの、すぐにシャープな酸も感じられる。 それら要素が両立しており、複雑。さらにタンニンもしっかりめ。 こうした表情を順次変えるが、統一感はある。

 シャープさ、可憐さ、華やかさのバランスが良く、納得の1本。
評定: A+ 価格 3,300円(本体価格3,000円+消費税300円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計31本/当日記累計2125本
今月のワイン投資額・・・7,304円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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