時事ネタコラムのページ [利酒日記別室]

2008年8月


2008年8月8日
 888


 北京オリンピックが開幕した。

 といっても、個人的にはオリンピックにほとんど興味はない。 野球ファンだから、唯一野球だけは見ようとは思っているが、 どうも「国と国とのぶつかりあい」みたいな雰囲気が苦手で、 しかも野球以外のスポーツに興味のない私としては、 それ以外の競技で積極的に応援したい選手もいない。

 日本人だから日本を応援しなきゃいけない、みたいな雰囲気が徹底的に嫌いな私は、 同様の理由で、高校野球も好きではない(野球そのものは好きだが)。
 居住地か出身地の高校を応援するのが当たり前という ようなムードが、虫酸が走るほどイヤなのだ。

 さて、今日のメインテーマは、888である。

 今回のオリンピックの開会式が、08年8月8日午後8時にあえて行われたように、 中国では8という数字は縁起の良い数字とされている。日本でも八は 昔から「末広がり」といって好まれている。

 実は私も最近、8という数字にこだわっている。

 きっかけは、昨年の8月8日に東海道新幹線に乗ったとき、 取った指定席が偶然にも8号車の8番だったこと。 それから新幹線に乗るたび8号車8番にこだわってきた。

 そして迎えた08年8月8日。今日、実は仕事で広島まで行ってきた。

 広島といえば、平和の象徴のような街。ほんとは8月6日に行くべきなのだろうが、 仕事なのでそういうわけにもいかず。
 せめてもということで、広島駅で8月8日の日付の入った入場券を買ってきた。

 帰りの新幹線、できれば8号車8番を取りたかったのだが、 空いてなかった。仕方がないので、7号車8番の席を取った。

 ちょっぴり残念だったが、まあ7もラッキーなのでヨシとした次第。


08年8月8日広島駅入場券


07年8月8日8号車8番D席


08年8月8日7号車8番D席


2008年8月24日
 ワインセラー、その後


 電源が落ちたままとなってしまった、我が家のワインセラー。

 修理を依頼しようと購入店に連絡(ヨドバシカメラ独自の5年間の延長保証を付けていたので)すると、 具体的な修理日程については、メーカー(デバイスタイル)からの連絡を待って欲しいとのことだった。
 早速翌日、メーカーから連絡があった。

 以下、サポートセンターの方と、私のやり取り。

サ 「電源が落ちたということですが、リセットは試されましたか?」

私 「リセットボタンなんて、ありましたか?」

サ 「いえ、一旦コンセントを抜いて、もう一度差してみてください」

私 「それなら何度も抜き差ししましたが・・」

サ 「抜いて30分くらい置いてから、差し込んでください」

私 「そうですか。30分以上置くんですね。やってみます」

サ 「もしそれでもダメなようでしたら、再度ご連絡ください」
 さて、言われたようにやってみると、 なんと電源が入るではないか。しばらく経ってから扉を開け、 庫内の温度を確認したら、ちゃんと冷えている。
 どうやら復活したようである。ヨカッタ、ヨカッタ。
 なんともお騒がせだったが、我が家のセラーは、 修理に出すことなく、元気を取り戻してくれた。

 これでまた心おきなく新しいワインを購入できるが、 考えてみれば1台というのはリスクが大きい。

 私は、パソコン(PC)に関しては、メインで使っているPCの中身を、 そっくりそのまま外付けハードディスク(HD)にバックアップしているだけでなく、 主要なファイルは、別のPCにも同じように保存するようにしている。 つまり、大切なファイルはまったく同じものが3ヶ所に入っている。 WEBコンテンツに関しては、サーバー上にもあるから、なんと4ヶ所にあることになる!

 PCのハードディスクがクラッシュする確率を仮に1/1,000とする (1000日くらい使うと、不具合が生じやすいため)と、 2台が同時に故障する確率は1/1,000,000。3台だと1/1,000,000,000 即ち10億分の1である(これはあくまでも数字遊びにすぎないが)。
 PCはそれぞれ、時期をずらして概ね3年毎に買い換えるように努めれば、 3台が同時に壊れる可能性は、限りなくゼロに近い。そういうリスクヘッジ方法である。

 ワインセラーだって、たった1台が壊れてしまえば、その瞬間にうろたえるしかないが、 小さいものが2台、3台とあれば、不安は限りなくゼロに近づく。

 小さいやつをもう1台、買おうかなあ・・。

 「もう1台置くスペースなんて、ウチにはありませんっ!」
 という雷が落ちる確率のほうが、極めて高い気もするが・・。


2008年8月28日
 なぜ個人攻撃をする?


 オリンピック野球日本代表がメダルを取れなかったことで、 一部で星野バッシングが起こっているようだ。また、 エラーをしたG.G.佐藤選手のことをバカにするような発言も聞かれる。
 「星野監督は日の丸に泥を塗った」などという過激な発言もあり、 野球ファンの1人として、黙っていられなくなった。

 確かに他の競技と比べて、 五輪向けの強化合宿を行ったわけではないし、 スター選手を集めただけという批判には一理ある。
 だが、職業野球人である彼らが、五輪に出場するからには 色々な制約の中で当然ベストを尽くしたはずであるし、 門外漢から「真剣さが足りない」などという無責任な罵声を浴びせられるいわれはない。

 そもそも勝負というのは、その時の運に左右される。 絶対に勝てる試合などない。 勝てなかったら国の恥などとお気楽に発言する者は、 勝負の怖さをまったくわかっていない人間だ。

 実は骨折をしていながら本塁打を打った新井選手が、ここまで症状を悪化させてしまったことについて、 「星野さんは悪くない。悪いのは自分だ」と発言した。彼こそ真のプロ。 真のアスリートである。
 大事な試合で落球してしまったG.G.佐藤選手は、 帰国後の試合で見事な守備を見せた。 少なくとも真の野球ファンなら、その彼を心から応援したくなる。

 オリンピックが「国旗を背負って」などというムードをまとっている限り、 私はオリンピックを楽しむことなどできないし、そんなところに駆りだされる選手たちのことを 本当にかわいそうだと思う。

 一番打ちひしがれているのは、戦いに敗れてしまった選手自身なのだ。
 星野監督の采配が悪かったなどと、訳知り顔で発言する人は、 真の野球ファンではない。


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