時事ネタコラムのページ [利酒日記別室]

2010年11月


2010年11月3日
 関係者の方、教えて下さい


 最近放映されている、公文式のCMを見て、ちょっと感心した。

 CMのバックに流れている歌が、これまでの日本語から、英語に変わっているのだが、 サビの「くもん、行くもん」という部分が英訳されて、 "Come on ! It's KUMON." という歌詞になっている。

 何とはなしに聞いていると、聞き流してしまうが、 この英訳のセンスは、なかなかイイと感じた。

 コンピュータ・プロセッサのインテルがCMで使っている、 「インテル、入ってる」というフレーズがある。 あれは、米国での宣伝フレーズ "Intel Inside"の和訳だが、 英語ではこの「インテル・インサイド」のように、韻(rhyme)を踏むことが、 例えば歌の歌詞などでも多い。
 それを日本語にしたときにも韻を踏むように、 「インテル、入ってる」と訳したセンスは絶妙であった。

 今回の公文のCMも、同じようなセンスでつくられている。 いや、もしかすると和英の順番は逆で、 先に海外で "Come on ! It's KUMON." というCMが流されていて、 それを日本国内用に和訳した歌が、「くもん、行くもん」だったのかもしれない。

 もし、公文教育研究会の関係者の方がいらっしゃいましたら、 教えて頂けませんか。


<追記>
 
公文さんのサイトを覗いてみたら、 上記で私が英語の歌詞を、Come on ! It's KUMON. と書いている部分は、正しくは、Come on, it's KUMON ! であるらしい。
 歌詞もちゃんと、ここに 載っていた。


2010年11月7日
 仕方がないから、一応、書こう


 このコーナーに尖閣問題を書かないでいると、「あえて避けている」などと批判を受けそうだから今日は書くが、 そういう連中と同レベルに落ちないために、その通りあえて避けていたのだ。

 流出したビデオを見る限り、中国漁船の意図的な行動は明らかだ。 だが、それを声高に糾弾することでナショナリズムを喚起することは、低俗。 それでは何も解決しない。

 流出事件に関して、政府が公開しなかったことが悪かったと、そのことばかりを言いつのる論調もあるが、 流出させたことは明白な犯罪行為であって、それが免責されることはない。その点を忘れてはならない。

 国民の知る権利を擁護するため、政府は公開すべきであったとは思う。 しかしだからといって、内部情報を漏らす行為が許されるわけではない。

 政府の姿勢を弱腰外交と批判する論調も感心しない。居丈高に恫喝することが国の立場、権利、領土を守る こととは私は思わない。むしろ逆だ。

 いかに落ち着いた、成熟した態度を取れるか。それこそが、品格であろう。

 声の大きな拝外主義者こそ、国益を損なう元凶であることを、知るべきである。


2010年11月19日
 潔く、お辞めなさい


 政治家の失言問題が花盛りである。

 特に、柳田法務大臣の発言は重大である。 『個別の事案についてはお答えを差し控えます』、 『法と証拠に基づいて、適切にやっております』の2つがあれば、乗り切れるといった発言である。

 野党の言うように、大臣としての資質を欠いている。 もう、潔くお辞めになったら、と言いたい。

 きっと、柳田さんは非常に素直なおヒトなのだろう。支援者の前で、つい本音が出てしまった、 いい気になってしまったのだろう。

 野党自民党は、任命権者としての総理の責任も免れないと息巻いており、 自民党政権時代にはこんな無責任な大臣はいなかったなんて、石原さんあたりは言っているけれども、 自民党政権時代にも、私は法律の素人だからこれから勉強しますなんて言ってのけた法務大臣はいた。 それを忘れてもらっては困る。

 民主党は、法相を辞めさせると、他に飛び火するとして警戒しているようだが、 これを放置しておくことの方がダメージが大きいと知るべきである。

 専門能力がないことが露呈した大臣は辞めさせるべきだし、それができないと、 ますます首相のリーダーシップが問われることになる。 こんなことばかりが連日話題に上る政治状況も、情けない。



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