時事ネタコラムのページ [利酒日記別室] 2011年4月
2011年4月10日 そこはかとない罪悪感 家族で大阪・中之島公園にお花見に行ってきました。 こんなときだからこそ、街でお金を使って、楽しんできました。 自粛ムードも度が過ぎると良いことはない。そういう認識ができつつあるかとは思いますが、 お酒を飲んで、ましてやこんなサイトを平常通りやっていると、 ほんとうにこんなことをしていていいのか?という、そこはかとない罪悪感に駆られます。 ボランティアなど偽善だと言って批難する人がいます。確かにその気持ちもわからないではありません。 まして自分の身を動かすでもなく、ただ街で少額の募金をするといった行為は、 結局、自分の中にある罪悪感を少しでもごまかそうとしているに過ぎないのかもしれません。 でも、たとえ偽善であったとしても、何もしないよりはましでしょう。 若者に奉仕活動を義務づけろ、などと日頃言っている政治家連中は、 こういうときには、自らボランティアを買って出ているのでしょうか。 もし自ら行動を起こさないなら、そんな人に政治家をやらせてはいけない。 原発安全神話を官僚とともに吹聴し、建設を推進してきた前政権党が、 現政権の対応のまずさを批判している姿は、ただ足を引っ張っているだけにしか見えない。 津波は天罰と言い放った人物が知事に再選される状況を見ていると、 こう言っては申し訳ないけれど、しょせん東京の人間は自分たちのことが第一で、 東北のことなど考えていないのかな?と批判してみたくもなります。 16年前に大震災を経験した我々関西の人間は、今各人ができることを、 細々とやってゆくしかありません。 たとえ罪悪感をごまかすためでもいいから、できるだけ募金をして、 自分のためにもお金を使って、経済活動を支えましょう。