時事ネタコラムのページ [利酒日記別室]

2012年6月


2012年6月5日
 8年は長いか


 当サイトの開設は2000年7月ですが、その後、2004年6月6日からは1日も休まず、 毎日更新を続けてまいりました。その連続無欠勤更新記録が、本日をもって満8年達成と相成りました。

 まあ、手前味噌ではありますが、blog や twitter ではない通常のサイトで、 ここまで律儀に更新を続けているところは、そうないのではないか、と思うわけであります。

 この8年の歳月は、はっきり言って、あっという間でした。人は、年を取ると時間のスピードが速く感じられます。 つまりはそういうことです。3歳児にとっての1年は、これまでの人生の3分の1だけど、30歳にとっての1年は、30分の1だと、 よくそんなふうに説明されますよね。わかったようでわからない説明ですが。あ、私は30歳じゃないですけど。

 この8年、私はプライベートも仕事も大きな変化はなく、ありがたいことに病気もせず、 同じような日々を送っていますから、余計に時間が速く感じられるのでしょう。

 いつも引き合いに出すのですが、2004年には小学校2年だった一人息子が、 今は高校1年。親子の関係性はまったく変わりなく、一緒にボウリングしに行ったり、自転車でふらっと出かけたり、 甲子園に野球を見に行ったりしている。高校を卒業したら地元関西を出て東京に行きたいと言っている(親の私と逆!) ので、あと2年しかないのかと思うと、やっぱり時間は速いなと感じます。まあ、息子が浪人しないで首尾良く 進学してくれればの話だけれども。 

 誰かが言ってた話だけれど、時間が経つのを遅く感じたいのなら、常に何か新しいことに挑戦すればよい、 という。変化があると、人生は長く感じるらしい。これまでを振り返ってみても、確かにそうかもしれません。

 当サイトを見てくださる方の中には、20代、30代の方が多いと思うので、あえてジジイの人生訓を書いておくけれど、 20代までは色んな失敗の連続でいいし、30代までは色んなお試し、試行錯誤の連続でもかまわないと思います。 右往左往することはムダではなく、それが中年以降になって活きてくるし、すべてが自信につながると思うから。

 私自身も、ルーティーンの中に安住せず、何か新しいことをみつけてゆきたいと考えています。 でも、twitter や Facebook はしないよ。


2012年6月18日
 「博多へ左遷」という言い方は、失礼か


 さしここと指原莉乃サンが、過去を週刊誌に暴かれ、そのペナルティなのか何なのかわからないが、 プロデューサー秋元康氏から、博多を中心に活動するユニットHKT48への移籍を命じられ、波紋を呼んでいる。

 このニュースをめぐって、色々な意見が飛び交っている。

 「博多へ"左遷"だという表現を使う人がいるが、それは頑張っているHKT48の面々にも、 博多の人たちに対しても、失礼なのではないか」、 「いや、都落ちなんだから、左遷でいいだろ」などと。

 左遷という表現は、中央(東京)を基準にして、地方を下に見る発想だから、 九州の人に対して失礼だという気持ちはわかる。だが、 民間企業の東京本社で採用されたサラリーマンが、何かの不祥事をきっかけに福岡転勤を命じられた場合、 やはり普通に"左遷"という言葉を使うだろう。それはべつに、地方を侮蔑する意図ではなく、 サラリーマンとして本線を外れたという意味である。

 芸能の世界のアイドルとかアーティストとかは、 民間企業の勤め人とは違い、夢を実現する世界なのだから、 左遷などという言葉を使うこと自体が失礼だという見解なのだろうか。 それはちょっと違うのではないか。

 そもそも秋元氏が展開するプロジェクトは、すぐれてビジネスライクである。 あえて悪い言い方をすれば、夢を持つ若者を世に送り出すしくみの中で、 大きく儲けてやろうじゃないかということ。

 選抜総選挙なんて、その最たるもの。本当に人気投票がしたいのなら、 全国民一人一票に限定すべきなのに、金さえあれば投票権をいくらでも買えるというルールは、 資本主義にどっぷり浸かった、商魂たくましいやり方そのもの。いや、べつにそれを悪いと言うのではない。 しょせん、アイドルビジネスなのだ。それでいい。

 そういう世界の話なので、左遷とか、飛ばされたという表現も大いに結構ではないか。 それで福岡の人々をバカにしたことには、決してならない。 大企業で出世する人は、経験を積んだ後は必ず本社に戻るのだし、 それまで左遷であろうが何であろうが、地方でがんばって実績を残せばいいのだ。

 今回の"事件"で一番問題なのは、過去を週刊誌に売った元交際相手じゃないだろうか。

 指原さんが何か犯罪でも犯したかのような言われようだが、男性と交際することは違法じゃないし、 倫理的に責められることでもない。一般の若い女性ならば当たり前のことである。 ただ、プロデューサーが定めたAKBのルールを犯しただけだ。 それはたとえて言えば、発売前の製品のことを外でしゃべってはいけないとの社内規定に違反した、みたいなものじゃないか。

 社会的に決して非難されることではなくても、組織のルールに背いたら、ペナルティが与えられるのは当然。 だから、左遷なのだ。それ以上でも、以下でもない。

 「なぜ私みたいなブサイクがAKBに入れたのかわからない」というようなことを、以前告白していたが、 そういう彼女の性格が、愛される要因であることはまちがいない。

 何かの深夜番組で、ソフトクリームの機械の下で口を広げて、顔面でソフトクリームの渦を作ろうみたいな くだらないコーナーをやっていたのだが、それに躊躇なく挑戦していた彼女の姿を見た時、 芸能界でどんなことがあっても彼女は大丈夫だと、私は確信した。あのプロ根性は、すばらしい。

 左遷にめげることなく、出身地に近い福岡で頑張ってもらいたいものである。 そしていつかまたきっと、東京に帰ってくるだろう。いや、 どこに在籍していようが、余人をもって代え難い存在ならば、中央のメディアが放っておくわけがない。


2012年6月24日
 そもそも公人となる資格はありません


 消費増税に向けて造反だ何だとかまびすしいが、全国ニュースには昇ってこない話題を、昨日の新聞から。

 大阪市が民間から登用する公募区長で、8月1日付で浪速区長に就任する玉置賢司氏が昨年4月、ツイッターで、 「近頃の日本は右翼があかん政治家を殺したりせえへんようになった」などとツイートしていたと報じられた。

 また、東日本大震災後の菅直人首相(当時)の対応に憤り、「今の時代に殺す必要は無いのかもしれんけど、 菅直人は正直殴ったらなあかんと思っている。SPの人には悪いけど私の前に来たら必ず殴ります。 たとえ懲役に行くことになったとしても」などともツイートしていたらしい。

 さすが、大阪維新の会にすり寄り、選ばれるだけの人物である。 思想チェックがお好きな橋下市長に、この思想を気に入られて選ばれたのではないか、と皮肉の一つも言いたくなる。

 取材に対し、玉置氏は「公人になる前とはいえ、暴力を肯定する発言は社会人として軽率だった。 ほかの公募区長に対する市民の不信につながるなら申し訳ない」と述べたという。

 私は大阪市民ではないから関係ないけれど、維新の公募に応じて就任する区長になど、 最初から期待はしていない。しょせん、しおらしく反省してみせても、 根本思想は変わらないだろうから、このような人物を政治家にさせてはいけないと思う。

 菅前首相の震災対応が良かったなどと私も到底思わないし、擁護するつもりもないが、 菅氏を色々批判する政治家や評論家の多くは、菅氏が市民運動家上がりだというバックボーンが気にくわないので、 何をやったとしてもすべて否定するに決まっている。

 たぶんこういうローカルネタが多くの人に知られるようになっても、 維新の会支持層は、余計に喝采することだろう。自分と相容れない思想の持ち主は、 力で制圧しなければならないと考えているだろうから。

 ほんとうに恐ろしい世の中になったものである。



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